450SXルーキー、サバッチーがレースをリード!
450SXでホールショットは絶好調のC・ウェブ。しかし、KAWASAKIの450SXルーキー、J・サバッチーがすぐにトップに躍り出て先頭に。すぐ後ろにウェブ、K・ロクスン。マディの第5戦を制して復調するかに見えたE・トマックはスタートでC・リードに競り負けて16位と苦戦。
サバッチーは順調にトップを守ったままレースを進めましたが、すぐ後ろ1秒以内をキープし続けるウェブが何度かアタックを仕掛け、プレッシャーを与え続けます。そのすぐ後ろにはロクスンも控えている状況。
レース時間残り8分でついにウェブが仕掛け、トップに立ちます。2位以下を引き離しにかかるウェブと、サバッチーを抜いてウェブを追いかけたいロクスン。しかしサバッチーはロクスンに対しても易々と前を譲らず粘りの走り。
残り3分でついにロクスンがサバッチーをパスし、2位浮上。続けてJ・バゲットもサバッチーに襲い掛かり、すぐにパスしましたがなんと直後に前転クラッシュしてしまい、脱落。すぐ後ろに付いていたムスキャンもサバッチーを抜いて3位浮上。
ルーキーの快走にあわや、と思いましたが、ファイナルラップには安定の強さを誇るウェブ、ロクスン、ムスキャンの順。
ウェブがトップを守って今シーズン3勝目をマーク。続いてロクスン、ムスキャン。サバッチーは4位と大健闘ながら、惜しくも表彰台を逃してしまいました。ウェブがトップに立ってから、ロクスンがサバッチーを抜くまでに約5分を費やしており、結果的にサバッチーは250SX時代のライバルであるウェブを援護した形に。
トマックはスタート出遅れから6位まで追い上げポイントを大きく落とさずにレースを終えました。王者J・アンダーソンが怪我で不在のため急遽ハスクバーナファクトリー入りを果たしたD・ウィルソンは8位、ランキングも5位に浮上。しかしトップ4名が3ポイント圏内にひしめく状況、第6戦まで終わってなお混沌としており、チャンピオンの行方がまったく予想できません。
1 | K・ロクスン(HONDA) | 125pt |
---|---|---|
2 | C・ウェブ(KTM) | 124pt |
3 | E・トマック(KAWASAKI) | 123pt |
4 | M・ムスキャン(KTM) | 123pt |
5 | D・ウィルソン(HQV) | 95pt |
250SX East開幕! Westと同じくKAWASAKI優勢か
250SXは今大会からEastが開幕。スタート直前にKTMのJ・スミスがリアタイヤを交換?ギリギリまで整備するメカニックの姿がクローズアップされていました。
そんな中ホールショットを奪ったのはスーパークロス3年目となる昨年ランキング4位、KAWASAKIのA・フォークナー。チームメイトの大ベテラン、M・ダバロス、SUZUKIのA・マーティン、HONDAのC・セクストン、KTMのJ・スミスと続きます。
レース中盤、スミスがセクストン、マーティン、ダバロスを抜いて一気に2位浮上。昨年ランキング2位の走りは健在です。その直後、ダバロスがマーティンにコーナーで接触、転倒。大きく順位を落としてしまいます。フォークナーは2位争いを尻目に独走、その差は約5秒。
残り9分、セクストンがフープスで転倒を喫し、2位にスミス、3位にマーティン。ここでフォークナーのリードはさらに広がり約10秒に。4位にはYAMAHAのJ・クーパー21歳が上がってきていました。
トップはフォークナーが逃げ切り、続いてスミス。ファイナルラップ直前、クーパーのアタックでマーティンがコースアウト。クーパーが3位に浮上し、AMAスーパークロス初の表彰台を獲得。
1 | A・フォークナー(KAWASAKI) | 26pt |
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2 | J・スミス(KTM) | 23pt |
3 | J・クーパー(YAMAHA) | 21pt |
4 | C・セクストン(HONDA) | 19pt |
5 | M・オールデンバーグ(YAMAHA) | 18pt |