暖かくなってくると、ツーリングがどれだけ楽しくて、気持ちいいかを身に染みて感じてます! でもそれは、冬に乗ったからこそ感じられた事で、暖かい空気がすごく不思議なパワーに感じられました。
不思議といえば、冬のツーリングで吹雪の中走った時に、雪が流れ星に見えた時はホントにびっくりして、すごく印象的。流れ星が自分に降ってくる、ディズニーランドのスペースマウンテンに乗ってるような気分(笑)。ホントに不思議でした。
また、年中乗る事で自然の良さだったり、素晴らしさも感じたんですけど、人の優しさにもたくさん触れましたよ。
プライベートだけでなく、1人で取材に行く事も多いから、自撮りをしていると「バイクと撮ってあげようか?」と声をかけてくれる人がいたり、「この辺りはこれがいいよー」と立ち寄りスポットを教えてくれる人も!
じつは1年前、まだ長距離を走るのに慣れていない頃、1人でツーリングの取材をしに行って、迷子になった事があります。インカムのナビにまだ不慣れな時で、「細い道に行け」という表示が出たのに、それがイヤでナビを無視して走ってたら迷子になったんです。今思うと、なぜそんな事をしたんだろうと思うんだけど、とりあえず自分の感覚を信じて、看板を見ながら進んで行って、途中不安になって止まり、迷っていたところで、まさかの立ちゴケ。かなりショックだったんです。でも、もっとショックだったのが、その日は朝早くからツーリングに出て、取材もしてだったので、自分が思ってるより体力がなくなっていて、もうヘトヘトだったこと。だからこそ、立ちゴケもしてしまったのかもしれないんです、もうバイクを起こす力も残っていなくて…。帰るために頑張ってバイクを起こそうとしてたんですが、なかなか難しい。ホントに悔しかったです。
そんな時! 通りかかった方が、「大丈夫ですか?」と起こすのを手伝ってくれて、道も途中まで一緒だからって、わかりやすい所まで案内して下さったのです! ホントにどうなってしまうのかと思っていたのに、神様のような方がいたおかげで、無事に帰る事ができました。
その方は、「昔、バイクに乗っていた」と言っていて、やっぱりバイク乗りの方は優しい方が多いんだなとも感じました。
こんな風に、いろいろ失敗もしたんで、今はバイクに乗る時は『迷わない! 計画的に! 無理をしない!』をモットーにして走ってます(笑)。
PHOTO:梅本まどか