世界的に多くの熱心なファンを持つBMWのアドベンチャーマシンR 1250 GSが10月3〜7日にドイツのケルンで開催された国際モーターサイクルショーINTERMOTOで初お目見えされました。これまでGSの最高排気量モデルR 1200 GSに比べ排気量が85cc(1169cc→1254cc)アップしただけでなく、新技術のシフトカムテクノロジーを搭載したニューエンジンを積んでいます。
エンジン回転数に応じてバルブタイミングが変わる
GSの代名詞とも言える大きく左右に張り出したツインシリンダーボクサーエンジン。今回搭載された新技術シフトカムテクノロジーは、回転数に応じて使用するカムを変更することで吸気側のバルブタイミングとバルブリフト量を変化させます。これによって低回転時はトルクフルな、高回転時はパワフルなエンジン特性を得ることができるのです。
これによってこれまでより低い6250rpmで最大トルク143Nm(18Nm向上)を実現。最高出力は136馬力(11馬力向上)しています。
ラリーシートやプロテクターを標準装備したHP MotorSport、他
今回発表されたR 1250 GSのカラーは全部で4種類。特にオフロード性能を高めたスタイルHPにはラジエータープロテクター、フレームプロテクション、ゴールドクロススポークホイール、ラリーシート、ラリーフロントガラなどが採用されています。その他にもLEDヘッドライトや6.5インチフルカラーTFT液晶モニターなどを装備。
同時に発表されたR 1250 RTにも同型エンジンが搭載されており、オプションでライディングモードの切り替えやダイナミックトラクションコントロール、ABSプロ、ヒルスタートコントロールプロ、ダイナミックブレーキアシスタントなどを選択することができます。