これまで、IAランキング上位を重視したライダーチョイスをおこなってきた日本だが、今季は一転。AMAにフル参戦中で好成績を残す冨田俊樹を筆頭に、IA2でタイトル争いを演じている古賀太基、昨年までUSAでモトクロス活動をしていた横山遥輝の3名が日本代表として選ばれた今回。会場は、AMAでも著名なミシガン州レッドバッド。
PHOTO/DAISUKE KIMURA
![画像: ネクスト世代で挑んだMXoN、日本はB決勝まで進出](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/10/09/18fd7fcce5bc705d0c64ef9c1d837350883d4d17_xlarge.jpg)
予選の難しさ
![画像1: 予選の難しさ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/10/09/2cb0bed4d2554af9376653d0aa82cb1e67c8cf58_xlarge.jpg)
予選ヒート、もっとも気を吐いたのはMXGPクラスで450ccを任せられた古賀だった。A・カイローリ、K・ロクスンなど並み居るスターが並ぶ中で、堂々の12位。その後ろには、R・ゴンカルベスやC・クーパーが並ぶ。MX2では、横山が24位。オープンで富田が19位と検討するものの、予選通過及ばずだった。
![画像2: 予選の難しさ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/10/09/8eeb0afd2856b5a84fd41ff6dfc02cf7dd4c1b58_xlarge.jpg)
![画像3: 予選の難しさ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/10/09/a0189e0e2d95e3e3c5432adb33782882f7ec2f85_xlarge.jpg)
ネイションズでは、このあと20位以下の国が順位を競うB決勝が行われるが、このB決勝は敗者復活の意も兼ねており、1位の国が決勝に舞い戻る。このB決勝は、富田5位、古賀6位、横山12位の結果。日本はポイントで惜しくも3位。結果、ネイションズとして残したリザルトは22位に。
フランスの時代が色濃く
![画像: フランスの時代が色濃く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/10/09/8de3b675f13d03c09a13b48f1e8093eedf4e743a_xlarge.jpg)
ここ何年か言われているのは、アメリカのモトクロスシーンが昔ほどの強さを持っていないこと。逆に、フランスはこの大会で5連覇を決めることができている。エンデューロにおいても昨年はフランスが優勝しており、いまやオフロード強豪国はフランスだということになるだろう。
G・ポーリン、D・フィランデス、J・ティクシエといった布陣で臨んだフランスだが、たとえばイタリアのA・カイローリ、オランダのJ・ハーリングス、G・コールデンホフら飛び抜けたリザルトを持つライダーがいない。アメリカは、E・トマック、J・バルシア、A・プレッシンジャーとスターライダーを送り込んだにも関わらず、6位と低迷している。
求められているものは、何か。ネクスト世代の日本が、新しいなにかを得て、また来年も世界へ飛び出していくことを、願ってやまない。