YZ65の発表から、このモデルの発売は想像に難くなかったものの、日本のミニモトクロスがモデルチェンジされずに久しいこの2010年代に、ついに強力な戦闘力をもつ85ccがお目見え。北米発表で4599ドルで登場だ。

画像: キッズ、レディス待望の最新85モデル、価格は驚きの抑えめ…

どこまでを新しくするか

フルモデルチェンンジ、と言う肩書きをあえて打ち出さず、しかしYZ65のローンチイヤーに合わせてフレームやサスペンションをアップデート。

エンジンも、「All-New YPVS Two-Stroke」と打ち出し、当然排気バルブだけでなくクランクケースやインテーク、チャンバー、ミッションに手を入れてきた形だ。待望の排気デバイスYPVSを手に入れたことで戦闘力の底上げに注力。

(国内リリースにともない追記)
YPVSはエンジン回転数に応じて排気ポートのバルブが作動し、中〜高回転域でのトルクの谷をなくす機構。2ストローク小排気量独特の扱いにくいさを解消している。また、樹脂製リードバルブや新採用のスペーサーによりレスポンスも向上。

画像1: どこまでを新しくするか
画像2: どこまでを新しくするか

65同様の、スイングアームを踏襲。フルサイズモデルと同様のスペックだ。

画像3: どこまでを新しくするか

サスペンションは、フロントが36mm径へアップグレード。リアも含めてフルアジャスタブル化。

(国内リリースにともない追記)
特殊加工したワンピース構造のアウターチューブを採用し、セッティングを最適化している。

国産4メーカーでぬきんでた装備、スペックは、高らかに日本車の性能を海外へ向けて発信するもの。価格も欧州メーカーとほぼ並ぶものになったが、そのプレミアなパワー感は、比類無きものになったと言えるはず。

画像4: どこまでを新しくするか

(国内リリースにともない追記)
発売日は2018年8月28日、価格はYZ85が¥460,000(税抜)、YZ85LWが¥470,000(税抜)となっている。

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