たまにサーキット、たまにツーリング、そんな使い勝手に最適かも!
ハイグリップとロングライフを両立する新タイヤとして、俄然注目の「SPORTMAX Roadsport2(スポーツマックス・ロードスポーツ2)」。webオートバイではライディングの技量も、使い方も異なる3人のメンバーが交代でレポートをお届け中です!
さて、自分の場合ストリートトリプルRにスポーツタイヤだろうが、ツーリングタイヤだろうが、新しいタイヤを装着しても、いつも通りのパターンで使用しているのですが、今回は2018年4月から大型バイクの走行が可能となった井頭モーターパーク(栃木県真岡市)のレーシングコース(全長620m)に遊びに行ってきたので、そのときの印象をお届けします。
基本は通勤走行で、1〜2カ月に1回サーキットのスポーツ走行に行くくらい、という自分のペースだと、ハイグリップタイヤだと日常の減りが気になるところ。これまで「スポーツタイヤ」「ツーリングタイヤ」と呼ばれるタイヤでも同様のバイクライフを送っていますが、まずはそんな部分が気になってしまうんですよね。なんだかんだで、大型バイク用のタイヤは前後セットで交換するとイイ金額になってしまいますからね。
さて、肝心の走った印象ですが、プロファイルの形状によるものでしょうけど、自分の感覚と曲がる感覚がちょうど良くフィットする印象。この日は、別企画でサーキット向けのハイグリップタイヤでも走行していたんですが、やはりスポーツ性を高めたタイヤは、タイヤ自身からクイックに曲げようとする意思が伝わってくるんです。その点、「SPORTMAX Roadsport2」はゆっくり走っても、頑張って走っても、ライダー自身のペースに付き合ってくれる感覚で、前モデルの「SPORTMAX Roadsport」でも定評のあったスムーズなハンドリングは健在。この安定感は格別です(ハイグリップタイヤの曲げるのが上手くなったような錯覚も嫌いじゃないのですが…)。これなら、ワインディング走行も十分楽しめそうです。
ダンロップの「C.T.T.(キャンバースラスト・チューニング・テクノロジー)」を駆使して、前後プロファイルを新設計としたことで、前後タイヤの挙動がシンクロし一体感が増しているそうなのですが、それがこの安心感の理由なのかもしれません。
肝心のタイヤの状態ですが、暑さに負けず、30分の走行枠を一生懸命走っていましたが、周囲からは「皮むき終わったの?」とか言われている有様の前後タイヤです。確かに全然荒れてない…。
そんなこんなで、幅広い用途に活用中です!
片道40kmの通勤がメインだけど、たまのサーキット遊びにも付き合ってくれる。そんなマルチな使い方をするには(ちょっと偏ってますが)、まさにピッタリです。目立った個性よりも、ロングライフや乗り心地、そして十分なグリップ力を持っている「SPORTMAX Roadsport2」は、「ちょうどイイ」タイヤとして、自分のバイクライフを支えてくれています。まだ走行距離は1200km程度ですが、このフィーリングが何kmまで続くのか、まだまだ楽しみが続きますねぇ〜。
写真/南 孝幸
ダンロップタイヤ 公式サイト