で、月刊オートバイはというと、
こちらの印刷機(輪転機というそうです)でオフセット印刷しています。

しかし動いてない

このように、輪転機という印刷機は印刷だけでなく、印刷しながら折りや断裁ができ、素早いスピードで製本までしてしまう。
3万部以上本を印刷するときに使われ、品質も安定するそうです。
ところが残念なことに、月刊オートバイは印刷をしていない時期だったらしく印刷工程は見られませんでした…。
また、動いているこちらの印刷機ですが、

こちらでも4色、つまりフルカラーの印刷が行われていました。

すごくなんとなくですが、オフセット印刷ってこんな感じ!
上の写真の印刷機をそれぞれ下から覗いて見てみると…

まだ印刷されてない状態から

まずはCMYKの”K(クロ)”

”K(クロ)”に”C(シアン)”のインクが載る

さらに”M(マゼンタ)”

最後に”Y(イエロー)”を載せます。
こうして見ると、本当に印刷ってCMYKなんだ!と実感しますね。(*^v^*)
さて、次は食堂です。
雨宮さん曰く、

だそうです!
いくつもある工場の中でもナンバーワンとか!
でも私たちの行ったときはやってませんでした…。
やってたからって食べる時間はありませんが(笑)、見てみたかったなあ!
そのあとは週刊少年ジャンプや様々な単行本などの見学をさせていただきました。

発売前のものばかり印刷されているので詳しくは書けませんが…。
そして、でっっっっっっっかい倉庫に行くと、ロールがたくさんです。

天井が見えない!
何個ロールがあるのかな〜?
こちらの倉庫、震度7でも耐えるよう作られているそうです。
というのも、2011年の大震災のときはロールが落ちてきたり、外壁を破ったり、大変だったそうです。
結局とび職の方々に頼り、復旧したとのこと。
共同印刷のみなさんはというと、無事だったそうです。

どうにもならなくて、とび職の方々にお願いしたそうです。
また、下着のイメージの強い「グンゼ」の印刷機があったり…。

超でかいスキャナーがあったり!

なんとA0(841×1189ミリ)まで対応。
コンビニだとA3(210×297ミリ)までです。
袋とじも印刷してたり!

中のカードはここで作業する人がランダムで入れていきます。
カタログなんて届け先のお客様の嗜好を反映して中身がそれぞれ違ったりもするんですって。
しかも仕分けや発送も(!)ここで自動でしてしまうそうです。
で、どうしても出てくるのは廃棄してしまう紙ですが、

こんなにある!!
このように加工、というのか、粉にしてしまいます。

これは「紙粉(しふん)」と言って、下水処理場で使われるそうです。
しかもそこで結構人気なんですって!

紙の粉、紙粉は古紙再生には利用できないので、ブロック状に固めて下水処理に役立てるようにしています。
東京都内の下水処理場で活躍中♪
ということで見学も終わり。
なんと時間も押していたそうですが、(みんなキョロキョロしてたから笑)
共同印刷の雨宮さん、終始ニコニコで対応していただきありがとうございました!
このあと、印刷所の方々とオートバイ編集部が飲むとのことで、私もついていってみました!

焼肉のあと印刷所の方々も一緒にカラオケへ。
印刷所の方も「本当にカラオケ行くの〜?」とびっくりしてました笑
ちなみに寺崎はカラオケに一緒に行ったことのある編集部はオートバイ編集部だけです。
楽しい編集部、好きです笑
現在インターネットのおかげで印刷所に足を運ぶことは少なってきたそうですが、印刷所と出版社って深いつながりがあるんですね。
なのでいちばんびっくりしたことは印刷所と出版社って近い存在なんだなということです。
印刷所は奥付に載っていますが、こうして実際に会うことがあるんだと驚きました。
(初めて印刷所の方々とお会いしたので…世間知らずですみません)

そして印刷所を見学すると、締め切りはきちんと守ろうと思いました…。
こうして会ってしまうと、カツカツのときに共同印刷の方の顔が浮かんできそうです。

この共同印刷の見学のお話をブログにまとめるの遅くてすみませんでした……。
それにしても、私はイラストレーターなのでほとんど自宅でお仕事しているので、こうやって外のことを知ることはなかなかないので新鮮でした。
雑誌を作るにあたって、人と人のつながりって大切なんだな〜と実感た次第です。
しかし印刷のスピードって速いんですね!
どの写真も(コンパクトカメラだからというのもあるのでしょうが)どう頑張ってもぶれてしまいました。(^^;)
一回の見学だとわからないことがわからないし、せっかくなので…、
今度機会があれば、やっぱり月刊オートバイの印刷されているところが見てみたいなと思いました。
共同印刷のみなさま、丸一日ありがとうございました!