今年もツインリンクもてぎでトライアル世界選手権が開催!
いよいよ一週間後に迫った、「2017 FIMトライアル世界選手権第2戦 ストライダー日本グランプリ」。今年は昨年までの4月末開催から約1ヵ月ズレ、5月27日(土)・28日(日)の2日間の開催となります。このビッグイベントに先駆け、5月20日(土)に東京・青山の「Honda ウエルカムプラザ青山」にて、「Honda トライアルファンミーティング」が開催されました。
会場には各地から大勢のトライアルファンが駆けつけ、イベント開始の30分以上前にはイベントスベースが満席状態。トークショーのゲストとして、今年で世界選手権参戦22年目を迎える藤波貴久選手(Repsol Honda Team)と、現在全日本選手権4連覇中で、日本グランプリにもスポット参戦する小川友幸選手(HRC CLUB MITANI)が登場すると、大きな拍手が沸き起こりました。
司会は両選手の先輩である、トライアルデモンストレーターの小林直樹さん。さらに、藤波選手と小川選手は同じ三重県出身の幼馴染みとあって、気心の知れた者同士のトークショーは最初から和気あいあい。絶妙な“間”といい、ツッコミの早さといい、会場には終始笑い声が絶えません。トーク自慢の直樹さんからの伝統なのかと思うのですが、日本のトライアルライダーはトークが上手な人が本当に多いのです(笑)。
当日朝9時に日本に帰国したという藤波選手。長年、世界のトップクラスで挑戦をし続けている理由を尋ねられると、「まだ自分が成長していると実感してるから。昨年は年間ランキングも(前年の5位から)再び3位になったし、(フランスGPでは)優勝もしてるので、優勝できるうちはやめられないですよね」と明かしてくれました。
続いて小川選手も、昨年は40歳にして全日本4連覇を達成し、現在は5連覇に向けて戦い続ける理由を、「僕も、まだ自分が成長していると思うからですね」とキッパリ。先週末に開催された全日本選手権・九州大会では、待ち望んだ今シーズン初優勝を遂げており、「トークショーの前に優勝できて、本当に良かった。勝ってるか勝ってないかで全然気持ちが違うんですよ」と笑顔を見せました。
ちなみに藤波選手は、日本グランプリでセクションを終えると、まず誰よりも先に小川選手の成績をチェックするそうです(笑)。その実力をよく知るだけに、気になるし怖い存在なのだとか。
デモンストレーションで、都心の空にバイクが飛ぶ!
盛り上がったトークショーの後は、屋外特設スペースでトライアルデモンストレーション走行を披露。当日は「Honda Racing 青山グランプリ 第2回ストライダー大会」が併催されており、会場にお子さんの姿がとても多かったのですが、両選手の華麗な走りと超絶テクニックに目を見開きながら、歓声をあげる姿があちこちで見られました。中には、すぐ目の前でジャックナイフで停止する姿に驚きすぎて、泣き出してしまったお子さんも。まさか、こんなに近くまでバイクが迫ってくるなんて、考えもしなかったんでしょうね(笑)。
最後は藤波選手が、「日本グランプリでは毎年、皆さんの応援にたくさんのパワーをもらっています。今年もこれだけたくさんの声援をいただいたので、必ず良い成績を残します!」と力強く宣言。藤波選手も小川選手も言っていましたが、実際の競技中に和やかに対応することはできないけれど、観戦に来てくれた皆さんの声はちゃんと聴こえているし、本当に励みになるそうですよ。
トライアル選手権の日本グランプリの前売りチケットは、現在絶賛発売中です。
皆さんの声援で、日本人選手が表彰台に登る姿を後押ししませんか?
チケット詳細はツインリンクもてぎサイトにて。