サーキットの楽しさを味わえるオーナーズミーティング
今年のゴールデンウィークも、各地でさまざまなバイクイベントが開催されていました。そんな中、4月29日(土)袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された、『R3/R25 オーナーズサーキットミーティング』の模様をお届けしましょう!
ヤマハの人気軽排気量ロードスポーツモデル、R3とR25を対象としたこちらのイベント。R3/R25のカスタム車両展示や、MotoGPマシンのYZR-M1にまたがっての撮影会、R25ワンメイクレース観戦など、誰でも参加できるフリーイベントも充実していましたが、何といっても目玉は、R3/R25オーナー限定で開催されたサーキット初心者向けの体験走行会です。この日は事前申し込みを行なったオーナーの中から、抽選で選ばれたラッキーな約50名の参加者がサーキット走行を楽しみました。
イベントはまず、R3/R25オーナー以外も自由に参加できるサーキット走行講習会(座学)でスタート。多数のサーキット走行会を主催するプロレーシングチーム「WITH ME」代表の丸山浩さんが講師を務め、スポーツ走行のコツや、速く走るための理論をわかりやすく説明してくれました。
「スポーツバイクとしての扱い方を身につければ、もっとR3やR25の走りが楽しくなる」という言葉に、丸山さんのライディング理論を試したくてウズウズしてしまった方も多いのでは?(笑)
そしていよいよ、A〜Dまで4グループに分かれてのサーキット体験走行会が始まりです。各グループ2周ずつのウォームアップ走行でコースを下見したあと、約10分ずつのサーキットを楽しみました。先導ライダー・スイーパーに導かれ、追い越し禁止など、ライダーの安全を配慮された走行だけに、「全開の走り」とは違うかもしれませんが、革ツナギではなく、普段のライディングウエア(もちろん長袖ジャケット・長ズボン着用のこと)でサーキットを走れる機会なんて滅多にないこと! 貴重な体験を、参加者のみなさんは存分に楽しんでいた様子です。
その後はR25ワンメイクレースを観戦。やはり、自分の愛車と同じバイクのレースとなると、普通のレース観戦とは違う目線になるようで、皆さん熱心に見入っていました。
R3&R25は若いライダーたちにも大人気!
このイベントには男女問わず、幅広い世代のライダーが参加されていましたが、車輌本来の完成度はもちろん、やはり普通二輪免許でも乗れる気軽さが影響するのか、若い世代の参加者が数多く見受けられたように思います。そこで、サーキット走行に参加されたオーナーさんにお話を伺ってみました。
右)まぁたろさん(18歳)
左)しゅうとさん(20歳)
前日深夜12時に出発し、静岡から駆けつけたというおふたり。2人ともこうしたミーティングに参加することも、サーキット走行も初めてだったそうです。
「今年1月に1月に普通二輪免許を取って、取ったその日にR25を買いました(笑)。R25は出た時から気になってて、選んだ理由はカッコ良かったから。黒を選んだのも見た目が1番いいなと思ったからです。周りにはバイク友達も多くて、普段は峠に走りに行くことが多いけど、初めてのサーキット走行も面白かったです!」(まぁたろさん)
「なんとなく取りたくなって、バイクの免許を取ったのは18歳だったんですけど、僕が乗り始めたことでお母さんがバイクに乗り始めました(笑)。R25を買ったのは2年くらい前で、結構出てすぐの頃でしたね。通勤や通学に使える250のスポーツバイクが欲しくて、それなりにいろいろ調べたんですけど、R25が1番いいなと思って。サーキットは初めてで、普段の感覚とはちょっと違うのが新鮮でした」(しゅうとさん)
将来的には大型二輪免許も取って、「YZF-R6に乗りたい」と口を揃えていたふたりでした。
村木勇祐さん(26歳)
もともとレースを観るのが好きで、R25のカラーリングもモビスターヤマハをちょっとイメージさせる色を選んだと語る村木さん。
「去年の12月にR25を買いました。以前は'89年式のFZR250に乗ってたんですけど、これがすごく良く回るけど、全然走らないバイクで(笑)。就職する時に一度バイクは降りたんですけど、やっぱりまた乗りたくなってR25を買ったんです。乗ってて楽しいし、思った以上に上も回るし、取り回しもラク。今日は初めてのサーキットですごく楽しかったけど、もっと飛ばしたくなりました(笑)。これから自分でもサーキットに走りに行きたいと思ったし、お金さえあればレースにも挑戦してみたい。もちろん大型免許も取って、いつかR6とかR1にステップアップしていけたらいいですね」
6月4日、YZF-RオーナーはSUGOに集結せよ!
そして! 来る6月4日は宮城県・スポーツランドSUGOにて、すべてのYZF-Rオーナーを対象とした『YZF-Rオーナーズミーティング』が開催が決定しています。対象車種は、YZF-R1 / R7 / R6 / R3 / R25 /R15/ R125、YZF1000R / 750R / 750SP / 600R (国内外問わず)。また、ヤマハファン・YZF-Rファンであれば誰でも入場可能です。
参加費は無料ですが、事前エントリーが必要。
エントリーの締め切りは5月31日(水)となっており、参加エントリーが駐輪スペースを大きく上回る場合は、エントリー受付が早期終了する場合もあるそうなので、気になるYZF-Rオーナーは、下記専用サイトにて早めにエントリーしましょう!