Moto3クラスの尾野選手がトップタイム!
こんばんは。今年もMotoGP日本グランプリに取材に来ております。オートバイ女子部の齋藤ハルコです。
さてさて見事な晴天の中、土曜日の予選も無事に終了。気になる我らが岡田忠之監督率いるチームの予選結果ですが、Moto2クラス参戦チーム「IDEMITSU Honda Team Asia」は、#30 中上貴晶選手が7番手、#14 ラタパーク ウィライロー選手が25番手。Moto3クラス参戦チーム「HONDA TEAM ASIA」は、#76 尾野弘樹選手が1番手(ただし、FP1でのスロー走行により決勝は3グリッドペナルティ)、#89 カイルール イダム パウイ選手が22番手という結果になりました。
見事に予選トップタイムを叩きだしたMoto3の尾野選手、残念ながら決勝は4番グリッドからのスタートになりますが、予選トップを獲得したライダーとしてプレスカンファレンスに出席。MotoGPクラスの予選トップ3であるロッシ、マルケス、ロレンソ、Moto2クラスの予選トップのザルコと並んで壇上に上る姿に、すでに感動してしまった私です(笑)。
予選トップという結果を「素直に嬉しい」と喜んでいた尾野選手は、英語での質疑応答にも流暢に答えており、決勝をセカンドローからスタートする気持ちは?という質問にも、「1番グリッドからのスタートより、むしろリラックスできる」とユーモアを交えて回答。
また、記者会見の会場では、ロレンソに「いい走りだったね」と、ロッシにも「1番手は初めてだよね? 良かったね」と、声を掛けられたそうです。
「アベレージには自信があるので、明日はいいレースができると思う(中上)」
一方、Moto2クラスの中上選手は、FP3、予選ともに7番手と少々苦戦気味。インタビューでは、「望んだ結果にはならなかった。トップ争いをしたかったけれど、周りのライダーも予想以上に速くて、自分もコンマ8秒くらい自己ベストを更新したけれども、それでも追いつかなかった」と予選を振り返りました。
しかし、明日の決勝については自信があるとのこと。急激に気温が上がってしまった場合はフロントタイヤに若干の不安がある、と冷静に分析しながらも、「レースペースでは予選トップのライダーたちと遜色ないタイムだし、アベレージタイムには自信があるので、明日はいいレースができると思う。表彰台に日の丸を掲げたい」と力強く語っていました。
また、「30」のフラッグをサーキットのあちこちで見かけたり、中上選手を応援する声の大きさを、今年はとても強く実感しているそうですよ。実際、中上選手がピットから現れると、あっという間にサインや写真をリクエストするファンに囲まれてしまい、移動するのも困難なほどの盛り上がりになっていました。
チームにとって母国レースとなる日本グランプリ。明日の決勝では、きっと両選手とも見事な走りをしてくれるに違いありません! ワックワクするぞ〜〜!!