ワインディングもそこそこ楽しめる

東京西部のツーリングのメッカ「奥多摩周遊道路」。
東京都西多摩郡奥多摩町から檜原村に至る延長19.7kmのワインディングロードで、いわゆる走り屋にも人気のスポットです。今日は、その奥多摩周遊道路の檜原村側の入口にほど近い温泉施設「数馬の湯」まで行って来ました。

画像1: ワインディングもそこそこ楽しめる

風呂に入りがてらワインディングでどれくらい楽しめるかをチェック。
女房の実家が檜原村にあるので、帰りに寄って解禁になったばかりの鮎をもらい、「今晩は鮎の塩焼きで一杯!」という寸法です。
ワインディング適性をチェックするなら奥多摩周遊道路をぜんぶ走るのがいちばんなんだけど、
実は昨年12月に一部区間の片側が二輪車通行止めとなり、奥多摩側から檜原側に抜けられなくなってしまった。理由はバイクの死亡事故の多発。ここ、救急車が到着するまでに1時間以上かかるエリアで、同じ道を戻って病院に向かうから、収容されるまで2時間以上かかることもザラ。
事故が続くとさらに遅くなる。
一応、緊急を要する場合に備えて近くにヘリポートも用意されているんだけど、毎週末同じようなことが繰り返されれば確かに行政側もたまったもんじゃないよね。
残念だし不便な規制だけど「ライダー自身の身から出たサビ」かなぁ…ただ、バイクがバイクなだけに「風呂」までの約20kmのワインディングで素性は十分わかった。
結論から言うと、このハイネックスタイルからは想像つかないほど「フツー」に走る。フロントタイヤが大きくホイールベースも長いから、バイクなりに走るとラインが膨らみがちになるので、小さなコーナーではバイクが出口に向くまで寝かす意識を忘れちゃいけない。

おまけにちょっとペースを上げるとすぐにステップガリガリ。そういった意味では狭い峠道をスマートに走るにはそれなりのテクニックが必要になる。ただ、ステップ擦りっ放しの状態でも安定感が高く、不安を感じさせない。
途中、前を走る元気なネイキッドを追いかけたんだけど、コーナー進入から旋回中はどうしても離されるものの、アクセルのツキが穏やかで早めに開けることができ、その後の加速も結構早いので、思ったほど遅れなかった。これまでミッションのことに何度か触れたけど、2速が超ワイドで20km/hから120km/hぐらいまでカバーできる。あれこれ試してみたけど、2速ホールドのままブレーキとアクセルワークだけで走った方がスムーズで速かった。
それから、これは市街地や首都高でも感じたことだけど、他のチョッパースタイルのカスタムモデルと同様に、フロントブレーキの食い付き感がイマイチ。

画像2: ワインディングもそこそこ楽しめる

その代わりリアブレーキがしっかり効くから、制動時やスピードコントロールではリアを積極的に使う意識を持った方がいいね。
帰りに女房の実家に寄ったところ、今年は鮎が不漁で解禁初日に1匹釣れただけとのこと。
ザンネン!
●本日の走行距離:96.3km(一般道。約50%がワインディング)
■燃費:17.9km/L(96.3km/5.37L)

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