4日目は姉妹誌「ゴーグル」のロケで、
NC700三兄弟で自宅と丹沢を往復しました。
その模様は最新号のゴーグルで記事になっておりますので
そちらもぜひ読んでみてください。
3台を乗り比べてみると、Xの足まわりの良さは際立っており、
高速道路、市街地、ワインディング、各ステージで
走りはもっとも安定感があり、
同行した先輩ライター陣(中村浩史さん&濱矢文夫さん)の評価も
走りだけで見るならXが最上位となりました。
ただし、Sのキビキビ感やインテグラの快適性もオリジナリティがあり、
それぞれに個性が光っていたのが印象的です。
PHOTO:富樫秀明、南 孝幸
フレームとエンジンを共通にした兄弟車なのですが、
NC700Sの収納スペースをあけるキーホールは
車体の左側面にあります。
Xは目の前だから、信号待ちでもエンジンを切って
さっと収納スペースがあけられます。
インテグラはシートをガバッと開けると収納スペースがあらわれます。
収納スペースはXとSが容量21L、インテグラが15Lです。
XとSは同じ容量のトランクスペースですが、
形状を見比べると若干違います。
開口部はSの方が広くて、深さもSの方があります。
ただしXはリッド裏のえぐりが深く(最大9.5cm)、
その分ゆったりしています。
インテグラはキャラクターから考えても、
もう少しスペースが欲しい感じです。
インテグラはDCT搭載車ですが、
これ、ボクは好きです。
ちゃんとミッションが変速していくので
加速も鋭いし、エンブレも効きます。
CVTのぼえ〜とした加速感とだいぶ違うので、
これはぜひ味わっていただきたい。
ちなみにXにもDCT搭載車が設定されており、
ホンダのメディア向け試乗会で乗ることができましたが、
Xでもイイ感じです。
NC700シリーズ3兄弟には共通の並列2気筒エンジンが搭載されていますが、
6500rpmでレブリミッターが効き、エンジンを回して乗る人は
それが少々不満という声も耳にしました。
しかしながら、早め早めにシフトチェンジすればいいだけのことなので、
ボクはあまり気になりません。
実際にボクの場合、レブリミッターが効くのは
高速道路などで追い越しをかけるときなどで
そこで、あれれって思いますけど、
慣れてしまえばその前にギアを上げるようになるので、
ノープロブレム、モーマンタイです。
でもって、DCT搭載車だと、それがありません。
当然、オートマチックに適切なギアにシフトチェンジしてくれますから
オーバーレブさせることなく走ってくれます。
「Sモード」にしておけばエンブレもしっかりかかるし、キビキビ走ります。
シフトチェンジは左手にあるボタンでアップ&ダウンできますので
それをカチャカチャ動かしながら走るのも楽しいです。
話しがあっちこっち飛びましたが、
4日目は都内から東名高速に乗って、丹沢湖を往復。
走行距離は約280kmでした。
【青木タカオ】