伊藤真一 PRESENTS ロングラン研究所 NX400 E-Clutch 編 ゲスト:全日本モトクロスライダー 大倉由揮

今回のロングランはホンダCRF450Rを駆り、全日本モトクロス選手権で活躍する大倉由揮さんをゲストに招いてお送りいたします。取り上げるのは6月18日に発売された、Eクラッチを新たに採用したクロスオーバーモデルのNX400 E-Clutch。全日本王者による貴重なインプレッションを、ご一読ください!
※この記事はウェブサイト「HondaGO バイクラボ」で2026年10月15日に公開されたものを一部抜粋し転載しています。
まとめ:宮﨑健太郎/写真:南 孝幸
(初出:月刊『オートバイ』2026年9月号)

乗りやすい…とにかく めちゃくちゃ乗りやすいです!

画像: 乗りやすい…とにかく めちゃくちゃ乗りやすいです!

(大倉さんプロフィール)
大倉 由揮(おおくら ゆうき)
1998年、大阪府大東市出身。2003年、5歳のときにモトクロスを始め、2016年には全日本選手権IBオープンでチャンピオン獲得。2017年から2021年はIA2クラスを戦い、2022年にヤマハからホンダに乗り換え、最高峰IA1クラスにステップアップ。2025年、昇格4年目にしてIA1タイトルを獲得。今年度もHonda Dream Racing Bellsに所属し、IA1連覇に挑む。

タイヤが4つ付いてるみたい!その安定感の高さに驚嘆

画像: タイヤが4つ付いてるみたい!その安定感の高さに驚嘆

中型(普二輪)免許は、18歳になってすぐに取りました。試験場で取ったのですが、4回目で合格だったかな? 今27歳なので、だいぶ前のことになりますね…。大型免許も取りたいのですが、なかなか行く時間が作れないです。大型免許の取得は、今年の目標にしたいです。あ、もちろん、全日本モトクロス選手権IA1クラスタイトル防衛が一番の目標です!

近場への足として125㏄のスクーターは所有していますが、乗る時間がないこともあって街乗り用のバイクは持っていません。ですから今回の撮影で、公道をバイクで走るのはかなり久しぶりになります…。編集部を出発してまず首都高に入りましたが、バイクで高速道路走るのは人生初体験でした(苦笑)。最初は怖かったですが、だんだん慣れて楽しくなりました。ただ、オフロード用ヘルメットのバイザーへの空気抵抗がすごくて、頭がかなりブレてしまいました。この黒白基調のヘルメットは、普段レースで使用しているものです。

NXに乗るのはもちろん初めてですが、とても乗りやすいですね。当たり前ですが、モトクロスで乗っているCRF450Rとは全然違う乗り物です。旋回性を重視するモトクロス用マシンは、コーナーで倒し込むとパタンと車体が寝ます。寝かし込むとそのまま倒れて行ってしまいますが、NXは倒してみてもその後安定して起き上がってきます。とにかく安定感がすごくて、タイヤが4つ付いているみたいな? これならば全く転ぶ気がしないくらいでした。モトクロス用マシンよりもある意味ダルな特性といえますが、そんなにめっちゃ重いという感じはないです。

アスファルトの上をバイクで走ること自体かなり久しぶりですが、モトクロス用マシンとは異なる、街乗り用バイクならではの特性が楽しかったです。フロントブレーキがダブルディスクのバイクはモトクロスでは基本ないですけど、そんなに違和感はなかったですね。

オンロードとオフロードそれぞれ求められる要素の違い

画像: オンロードとオフロードそれぞれ求められる要素の違い

モトクロス用マシンと公道用オンロードバイクでは、ブレーキングの感覚は全く違います。アスファルトの上では、モトクロスほどリアブレーキ使わないですね。免許の最初の試験で40㎞/hから急制動をしたとき、モトクロスの感覚でブレーキペダルを踏んだらリアをロックさせて、タイヤから白煙を上げてしまいました。それまでアスファルトの上を走った経験がなかったので…(苦笑)。

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