誰でも楽しめる初心者クラス「ランド」を新設!
岩手県の大自然を舞台にライディングを楽しめる伝統のイベント、それが「出光イーハトーブトライアル大会」。基本は岩手の大自然を活かしたコースを、トライアルマシンで克服していくイベントで、多くのライダーに支持されていることもあり、毎年出場者の募集と同時に定員に達してしまうほどの人気ぶりを誇っている。
原点となった英連邦スコットランドで開催される世界最大規模の「スコティッシュ6日間トライアル=SSDT」と同様に、トライアル大会と言っても、セクションを走るだけの内容ではなく、公道や林道など長距離を移動して次のセクションを目指すような冒険的な要素もふんだんに盛り込まれている。自然の中で技術、体力、判断力を試すようなコース設定が大きな特徴となっており、「競技」+「ツーリング」+「地域イベント」という、他に無い三位一体イベントなのだ。しかも、現在はホンダやヤマハと言った国内二輪メーカーもイベントを盛り上げるべく尽力しているという。
そんな「出光イーハトーブトライアル大会」だが、ナンバー付きのトライアル車を所有することも難しくなっている昨今の状況も踏まえ、第50回大会となる今回からトライアル車以外でも参加できる初心者向けのカテゴリー「ランド」が新設された(※大会自体は2日間だが、ランドは29日のみの開催)。今回はトライアル経験は皆無、オフロード経験も浅いオートバイ女子部の平嶋夏海さんと、黒江こはるさんが「ランド」クラスに参加してきた。

全日本トライアルの最高峰クラスIAスーパーに参戦する野崎史高選手(Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA)と記念撮影させていただきました!

会場内には50周年を記念する展示物も。
多くのライダーが楽しめる初心者クラス「ランド」って?
「出光イーハトーブトライアル大会」の本大会に参加するのは自信が無い、イーハトーブは行ってみたいけどトライアル車をもっていない。そんなライダーでも岩手の大自然を体感できる新コンテンツとして誕生したのが「ランド」。
往路・復路に複数個所設けられたビューポイントで休憩や撮影などができるし、「チャレンジポイント」と呼ばれる採点を行なわない簡易的なセクションも楽しめるクラスなのだ。
「ランド」は原付モデルも楽しめるクラスということで、今回は平嶋さんがホンダのCT125・ハンターカブで、黒江さんがホンダの新基準原付であるクロスカブ110Liteで大会に参加。他にもヤマハのWR125Rなどが最適なクラスとなっている。参加者のほとんどはトランポにバイクを積んで現地を訪れていたが、125ccクラスのモデルならミニバンへの積載もしやすいので、参加へのハードルはちょっと低くなりそうだ。また、近隣のライダーなら自走での参加もおススメだ!

ハンターカブとクロスカブで「ランド」クラスに挑む2人。ライダーの装備品も街乗りやツーリングと同じです。

風車のすぐ近くを走るようなコースも用意されていた。軽量コンパクトな車両なら、どんな道でも気軽に走れます!
移動が楽しい! 大自然ツーリング!
奥中山高原の東エリアを中心に走行距離おおよそ150km、公道3割、林道7割程度という設定の「ランド」のコースは、傾斜や路面状況など、あくまで初心者に合わせてコースを設定しているので安心して走ることができる。途中滑って転倒するような場面があっても、低速走行が多いのでダメージがほとんど無いのも嬉しいポイントだろう。走行時間に関しても朝から夕方までたっぷり走れるので、参加ライダーたちの満足感も特別だったようだ。
また、ルートの途中には地元のボランティアの方による差し入れコーナーなども用意され、地域密着、地元に愛されていることが実感できる場面も。
50周年を迎え、次の50年に向けて走り出した「出光イーハトーブトライアル大会」。乗り慣れたバイクで大自然を全身で味わうことができる貴重なイベントだけに、トライアル車がなくても、高いライディングスキルが無くても楽しめる「ランド」クラスの登場は大歓迎。一度走ったら癖になること確実。来年の開催を楽しみに待ちましょう!

タイヤが滑ることにも慣れて、すっかりリラックスモード。山道はどこまでも続きます。

交差点などには方向指示の表示があるので、ルートに困ることは皆無。

舗装路での移動も多い。クラスに関わらずセクション間は公道を使用するので、参加車両はナンバー付きがマストとなっています。

休憩の際にオフィシャルの皆さんと談笑中。乗り方や、空気圧についてアドバイスをいただきました。

さっそくエアゲージを借りて空気圧調整を始める平嶋さん。

山の中を走ったり、砂利の路面を走ったり、アドベンチャーな気分を楽しんできました!

スキー場のゲレンデを利用した「ランド」のセクション。2人とも一気に登り切ってクリア!

「ランド」のブリーフィング終了後に、大会会長の成田匠さんと一緒に記念撮影!

平嶋夏海・左(ホンダ CT125・ハンターカブ)
「初心者にとって簡単すぎず、難しすぎず、本当に良いバランスでコースが組まれていたなって思いました! 景色が良いところを走れて、とても気持ちよかったです。走り終えたときの達成感もすごいです」
黒江こはる・右(ホンダ クロスカブ110Lite)
「草の上、土の上、砂利の上っていうのがほぼ初めてで不安だったんですけど、楽しく走れて楽しかったです。途中で転倒もしちゃいましたけど、ゆっくり転んだだけなので、人もバイクも無事で良かったです! 今回の走行を通じて、なんか1個スキルアップしたっていう感覚があります! あと、私たちは間に合わなかったけど、休憩所で地元の方が提供してくださるケーキ食べたかったです」
動画で「出光イーハトーブトライアル大会」のランドクラスを観る!
初心者クラスを新設! 50周年の「出光イーハトーブトライアル大会」にオートバイ女子部が初参加してきた!
youtu.be当日お会いした参加者のみなさんです!







写真/関野 温


