※この記事はウェブサイトHondaGOバイクラボで2026年2月19日に公開されたものを一部抜粋し転載しています。
まとめ:宮﨑健太郎/写真:南 孝幸
(初出:月刊『オートバイ』2025年1月号)
伊藤真一(いとうしんいち) 1966年、宮城県生まれ。1988年、国際A級に昇格と同時にHARC ワークスチームに抜擢される。以降、世界ロードレースGP(MotoGP)、全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐で長年活躍。2026年は監督として「Astemo Pro HondaSIRacing」を率いて、全日本ロードレース選手権や鈴鹿8耐などに参戦する。
高性能車開発現場でも活躍する純正オイルの実力の高さ!

2025年シーズンが始まる前に、4月から日本市場のホンダ純正オイルの名前が「ULTRA」から「Pro Honda」に変わるので、プロモーションの一環として一緒にやりませんか? と打診を受けました。そしてチーム名が「Astemo Pro Honda Racing」に変わったわけですが、単なるプロモーションとして……だけではなく、レースに使用するオイルをPro Hondaさんから提供していただきました。ST1000とST600の両クラスの車両には、Pro Hondaさんの最高級低フリクションオイルである「RACING」を入れています。
オイルへのこだわり? そうですね、趣味のバイクやクルマの話ですと、オイルによってエンジンのフィーリングが激変することがあるので、自分に合うフィーリングの製品を探して使っていますね。一方レーシングマシンのオイルに関しては、耐久性や高速の伸びなどの性能が大事ですけれど、オイルの違いによる湿式クラッチの滑り方もじつはすごく重要です。場合によってはバックトルクリミッターのスプリングを変えないといけないときもあります。
ホンダの純正オイルといえば、自分が若いときからいつも目にしていたULTRAのイメージが強いです。スーパーカブや空冷のCBに、最もベーシックなグレードのG1を入れたり……。でもあまりにも身近にあったものなので、どれだけホンダ純正オイルがすごいものなのか、今思うと若いころはわかっていなかったですね。


