スポーツ庁は12月15日、令和7年度の「スポーツ功労者顕彰」の受賞者としてバイク冒険家の風間深志氏を選出したことを発表しました。この顕彰は長年にわたりスポーツの向上・発展に顕著な功績を残した人物に贈られるもので、モーターサイクルスポーツ分野においては、これまでに平忠彦氏(ロードレース)、東福寺保雄氏(モトクロス)、成田省造氏(トライアル)らが選出されています。

風間氏は1982年に日本人として初めてパリ・ダカールラリーに参戦し完走。その後は冒険家として、オートバイで世界の極限地域に挑戦する活動を本格化させ、1985年にエベレストの6,005m地点に到達してバイクによる世界最高高度記録を樹立。1987年には北極点、1992年には南極点にバイクで到達し、いずれも人類初の快挙を達成してきました。
近年では、日本最大級のツーリングイベント「SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」を創設。ライダー同士の交流だけでなく、地域振興や復興支援にもつながるイベントとして発展を続けています。また、日本一周ツーリングやOff1.jpで現在連載中のモンゴルツーリングなど、今もなお積極的にバイクを楽しんでいます。
顕彰式は12月17日(水)に開催予定で、公益財団法人日本プロスポーツ協会が主催する「第55回 内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞授与式典」と併せて行われ、文部科学大臣より顕彰が授与されます。



