「Ridepiece KB-S350」の一般販売を開始した。同製品はアニメ「マクロス」シリーズや「アクエリオン」シリーズなどを手がけた河森正治氏とのコラボモデルとして、17万5000円で販売される。
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2025年8月20日に公開されたものを一部編集し転載しています。

デザインと機能性を両立した電動キックボード

プレシードジャパンが展開する「AVIOT(アビオット)」ブランドは、2018年に誕生した日本発のオーディオブランド。日本人が最も心地良いと感じる周波数帯域に特化した音質「Japan Tuned」へのこだわりに加え、アニメキャラやアーティスト、VTuberなどとのコラボモデルも数多く手がけることで、幅広い支持層を得ている。

2023年からは、オーディオ製品だけでなく、エレクトロニクスのトータルブランドとなるべく再スタートを切り、2024年には河森正治氏とタッグを組んで次世代のモビリティプロダクト開発プロジェクト『AVIOT Ridepiece Project』を発表していた。

画像: 『マクロスF』キャラクターデザインなどを担当し、河森正治氏とタッグを組んできた江端里沙氏によるキービジュアル。

『マクロスF』キャラクターデザインなどを担当し、河森正治氏とタッグを組んできた江端里沙氏によるキービジュアル。

今回、一般販売が開始された「Ridepiece KB-S350」は、同プロジェクトの第一弾モデル。16歳以上が運転免許不要で乗れる特定小型原付の電動キックボードで、国土交通省の車両保安基準審査制度「性能等確認制度」にて適合認定を受けているため、安心して利用可能だ。

走行性能はモーター定格出力350W、最大登坂性能14%、最大航続距離40kmと特定小型原付としては標準的だが、河森氏によるデザインと日常使いでの実用性を高次元で両立している点が同製品の強みと言えるだろう。

画像: 折りたたみ時にはフロントカウル部分がグリップとして機能する。

折りたたみ時にはフロントカウル部分がグリップとして機能する。

フロントカウル部分はグリップと一体化しており、車体折りたたみ時にはここをつかみ、車体を引っ張って移動することができる。

また、車体後部にあるスタンド部分は「3Wayヴァリアブルスタンド」として設計されている。走行時には小型バッグなどを固定できるツーリングキャリアとして機能し、1段階動かすとリアホイールを持ち上げて車体を立てたまま駐輪できるようになり、しかもリアホイールが接地しないことで、走行できない=盗難防止になるという優れものだ。さらにもう1段階動かすと、縦置き用のバーティカルスタンドになるため、玄関内など駐輪スペースが十分でない場合もそのまま保管できるようになるという。

画像: 3段階で変形させることにより、一つのスタンドを3パターンの用途に使えるユニークな設計を採用している。

3段階で変形させることにより、一つのスタンドを3パターンの用途に使えるユニークな設計を採用している。

河森正治氏のデザインワークスにおいてキーワードとなる“3段変形”の要素が、日常生活の中での実用性と両立させる形でうまく機体設計に反映されていると言えるのではないか。

そのほかにも、スロットルを一定時間押すことで自動走行が可能なオートクルーズ機能や、デザイン性と快適性を両立したデュアルコイルサスペンションを後輪に搭載するなど、ふだん使いに便利なモビリティに仕上げられていることも嬉しいポイントである。

画像: デュアルコイルサスペンションを後輪と車体の間に搭載。

デュアルコイルサスペンションを後輪と車体の間に搭載。

AVIOTは、オーディオビジュアル製品の枠を超えた革新的なエレクトロニクスブランドとして、今後も顧客の理想を具現化する製品を提供していくとしている。今回の「KB-S350」は、デザイン性と実用性を追求した電動キックボードとして注目を集めそうだ。

【主要諸元 AVIOT Ridepiece KB-S350】
全長×全幅×全高     :1120×545×1130mm
(折りたたみ時)     :1120×545×414mm
重量          :18.85kg
耐荷重         :100kg
ブレーキ        :ドラムブレーキ(前輪)・ディスクブレーキ(後輪)
歩道走行モード対応   :あり
バッテリー       :リチウムイオン(36V・10.4Ah)
モーター        :350W
航続距離        :35km~40km
充電時間        :4時間
タイヤサイズ      :8.5インチ
防水性能        :IP54
本体価格        :17万5000円

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