2025年8月5日、Luupが三輪電動スクーター「Unimo(ユニモ)」のコンセプトモデルを発表した。アイシンと共同開発のモデルで、GKダイナミックス協力のもと、誰でも乗れるユニバーサルな車両として設計されている。
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2025年8月7日に公開されたものを一部編集し転載しています。

\記事を読む前に知っておきたい!/
【関連記事】特定小型原付について詳しく解説

「誰でも安心して移動できるインフラ」を目指したLuupの取り組み

Luupは「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」というミッションの実現に向け、年齢・性別を問わず幅広い人々が利用できる交通手段の開発に取り組んでいる。

現在は電動アシスト自転車と電動キックボードのシェアリングサービスを提供し、2025年秋以降にはサドルを備えた電動シートボードも導入予定だ。同社のポートは21都道府県/62市区町村で展開されてその数は1万4500以上にのぼり、そしてアプリダウンロード数は450万を超えている。

画像: 現在は、電動アシスト自転車と電動キックボードの2タイプのモビリティを提供している。

現在は、電動アシスト自転車と電動キックボードの2タイプのモビリティを提供している。

これまでは、主に20〜50代までのユーザーが利用してきたが、社会課題の解決に資するマイクロモビリティは、高齢者も含めてさらに幅広い年齢が使えるべきだという考えから、今回のユニバーサル車両「Unimo(ユニモ)」の開発につながったのだという。

2026年度の実証を目指して開発中のユニバーサルカー

ユニモは、特定小型原動機付自転車(特定小型原付)として設計されており、16歳以上が運転免許不要で利用可能だ。車道通行時の制限速度は20km/h、普通自転車が通行可能な歩道や路側帯などでは6km/hで走行することができる。

同車両には、車速やハンドル角などの情報に基づいて車体の傾斜角を制御することで、幅の狭い三輪車であっても高い走行安定性を実現できる、アイシンの「リーンアシスト制御」技術が搭載されている。三輪構造の安定性と二輪構造の走行能力を両立させることにより、幅広い世代が安心して利用できる仕様を実現。また、利用者に合わせて、最高速度や走行補助機能をパーソナライズできるカスタム機能も備えるという。

画像: アイシンのリーンアシスト制御技術により、安定した走行を実現している。

アイシンのリーンアシスト制御技術により、安定した走行を実現している。

さらに、LUUPの既存ポートに停車可能なサイズに抑えること、IoTモジュールを搭載することにより、スマートフォンアプリやサーバーからさまざまな操作・制御が可能なことなど、LUUPのサービスに適した独自仕様も盛り込まれている。

なお、ユニモは大阪・関西万博の「スマートモビリティ万博」の一環として実施される「ロボットエクスペリエンス」にて、一般向けにも公開予定だ。展示場所は会場内「ロボット&モビリティステーション」で、2025年8月25日から31日にかけて実機が展示される。

2026年度中をめどに複数地域で実証実験を行い、シェアリングサービスへの本格導入を検討していく方針だという。

【主要諸元 Unimo(ユニモ)】
全長×全幅×全高  :1300×595×1200mm
重量       :60kg
耐荷重      :120kg
歩道走行モード対応:あり
タイヤサイズ   :前12インチ/後10インチ

This article is a sponsored article by
''.