バイク用電熱グローブおすすめ10選！ 冬のライディングを快適にする革命的アイテム

監修者：岡本修（Webライター）
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。

本記事は編集部が独自に制作した記事ですが、記事内のリンクから商品を購入すると、Amazon、楽天等のアフィリエイトプログラムから売上の一部がWebオートバイに還元されます。

電熱グローブとは？

冬のバイクライディングで、ライダーが最も苦痛に感じるのは手の冷えです。指先がかじかむと、クラッチやブレーキ、スロットルといったバイクの操作が鈍くなり、安全なライディングに支障をきたします。従来の冬用グローブは、中綿や防水素材で寒さから手を守ってくれますが、外気温が極端に低い状況や、長時間の走行では、手の冷えを完全に防ぐことはさすがに困難です。

しかし、近年、電熱グローブという革新的なアイテムが登場し、多くのライダーの冬のバイクライフを劇的に変えつつあります。電熱グローブは、内蔵されたヒーターによって指先から手の甲までを直接、そして継続的に温めることで、外気温に左右されない快適なライディングを実現してくれます。これは、単なる防寒具を超えた、冬の安全装備と言えるでしょう。

今回の記事では、バイク用電熱グローブの選び方を、「電源方式」「安全性」「機能性」という3つの視点から徹底解説します。この記事を参考に、あなたの冬のバイクライフをより快適で安全にする、最適な電熱グローブを見つけてください。

なぜ電熱グローブが冬の必需品なのか

冬のライディングにおける手の冷えは、単なる不快感にとどまらず、多くの問題を引き起こします。まず、指先が冷え切ると手の感覚が鈍くなり、クラッチの半クラッチ操作やブレーキの微妙な加減が難しくなります。これは、急な状況変化に対応するライダーの判断力や操作精度を低下させ、転倒や事故のリスクを高めます。また、体が冷えると、ライディングへの集中力が途切れやすくなり、疲労も早く蓄積されてしまいます。

従来の厚手の冬用グローブは、グローブ内部に暖かさを閉じ込めることで防寒効果を発揮します。しかし、一度冷え切った手を温める効果は限定的であり、高速走行時に受ける冷たい風には、その保温性能が追いつかないことも少なくありません。また、保温性を追求するあまり中綿が厚くなると、グローブ全体のゴワつきが増し、操作性が著しく低下するというジレンマを抱えていました。

一方、電熱グローブは、ヒーターが内蔵されていることで、手の冷えを改善してくれます。ヒーターによって指先を直接温めるため、外気温が低くても手の感覚を常に正常に保つことができ、より正確な操作を可能にします。これにより、安全性が向上するだけでなく、体の芯まで冷えるつらさから解放され、冬のライディングを心から楽しむことができるようになります。

【監修者の一言】
電熱グローブは薄手のものもあり、厚手の冬用グローブを着用するよりも操作性が高いのが特徴です。商品によってバッテリーの持続力に違いはあるものの、給電タイプであればツーリング中に電源が切れることはありません。寒さが厳しい冬場でもツーリングを楽しみたい方にぴったりのアイテムといえるでしょう。

電源方式で選ぶ電熱グローブ

電熱グローブの最大の特徴は、その電源方式です。大きく分けて、バイクのバッテリーから給電するタイプと、グローブ自体にバッテリーを内蔵するタイプの二種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。あなたのライディングスタイルや用途に合わせて、最適な電源方式を選びましょう。

電源方式：車載バッテリー給電タイプ

このタイプの電熱グローブは、バイクのバッテリーから直接電源を取るため、バッテリーの容量を気にすることなく、長時間の使用が可能です。特に長距離ツーリングや、毎日の通勤でバイクを使用するライダーにおすすめです。ヒーターの出力も安定しており、常に強力な暖かさを得られます。

デメリットとしては、グローブとバイクを接続するための配線が必要になるため、着脱に手間がかかることや、車種によっては配線作業が必要になることが挙げられます。また、グローブをバイクから離れて使用することはできません。

【監修者の一言】
車載バッテリー給電タイプであれば、電源を確保できるので、長距離ツーリングにもぴったりです。ただ、バイクのバッテリーに接続しておかないと使用できないので、ツーリング先で観光するときなどは使用できないので注意が必要です。

電源方式：充電式バッテリー内蔵タイプ

グローブ自体に充電式バッテリーを内蔵しているため、配線の手間がなく、グローブ単体で自由に持ち運べる点が大きなメリットです。バイクを降りた後も防寒具として使用できるため、休憩中や観光中に手が冷えるのを防げます。通勤や近距離のライディング、またはバイクから離れて歩き回ることが多い場合におすすめです。

ただし、バッテリーの駆動時間に限りがあるため、長時間のライディングでは途中でバッテリーが切れてしまう可能性があることや、バッテリーの充電を常に気にする必要がある点がデメリットです。バッテリー容量や温度設定によって駆動時間が変動するため、製品選びの際にはスペックをよく確認しましょう。

【監修者の一言】
充電式バッテリー内蔵タイプであれば、あらかじめ充電しておくことで、いつでもどこでも使用できるのが特徴です。商品によって使用できる時間に違いがあることから、できるだけバッテリー容量が大きいものを選ぶといいでしょう。

安全性と機能性で選ぶ電熱グローブ

電熱グローブは、ただ暖かいだけでなく、ライダーの安全と快適性を高めるための様々な機能が搭載されています。これらの機能を理解し、自分のライディングに最適なものを選びましょう。

温度調整機能

多くの電熱グローブには、温度調整機能が搭載されています。気温や走行状況に合わせて、手元のコントローラーやボタンで簡単に温度を調整できるため、常に最適な暖かさを保てます。高温、中温、低温といった複数の段階で調整できるものが一般的で、細かく調整できる製品ほど、より快適なライディングが可能です。

防水・防風性能

どんなに暖かくても、雨や風が侵入しては意味がありません。防水・防風性能に優れた素材が使用されているか、ゴアテックス（GORE-TEX）やドライマスターなどの防水透湿フィルムが内蔵されているかを確認しましょう。これにより、グローブ内への水の侵入を防ぎ、汗による蒸れを外に逃がすことで、悪天候でも手の内部をドライで快適な状態に保てます。

【監修者の一言】
電熱グローブを選ぶときは、防風機能が備わったものを選びましょう。電熱グローブで手を温められたとしても、冷たい風があたると寒く感じてしまいます。防風性能が高い電熱グローブであれば、冷たい風があたっても寒くにくくなるでしょう。

操作性

冬用グローブに共通する課題ですが、電熱グローブもその構造上、どうしても厚みが増し、操作性が犠牲になりがちです。しかし、クラッチやブレーキ、スロットルの繊細な操作は安全なライディングに不可欠です。操作性を重視するなら、指先が立体裁断されているものや、手のひら部分が薄く、グリップ感が伝わりやすい設計のものがおすすめです。また、近年はスマートフォン対応の製品も多く、寒い中グローブを外すことなくナビやスマホの操作ができるため、利便性が非常に高いです。

プロテクション機能

転倒時の衝撃から手や指を守るためのプロテクター機能も重要です。ナックルプロテクターやパームスライダーといった装備がついているか確認しましょう。電熱機能だけでなく、冬用グローブとしての基本的な安全性能がしっかり備わっている製品を選ぶことが大切です。

RSタイチ RST656 e-HEAT グローブ BLACK

RSタイチのe-HEAT グローブです。 発熱ユニット「e-HEAT」を搭載した電熱グローブで、充電式バッテリーにより、寒い季節のライダーの手元を効率的に温めます。グローブ表面は防水透湿素材を使用し、雨天時や湿気の多い状況でも浸水を防ぎ、グローブ内を快適に保ちます。

3段階の温度調節機能とバッテリー残量インジケーターを備えたスイッチ操作により、直感的な操作が可能です。手の甲側にはカーボンプロテクターを内蔵しており、安全性を高めています。指先はスマホタッチ機能に対応しており、グローブを装着したままナビなどの操作ができる高い利便性も魅力です。

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南海部品 SDG-5004 Heat Assist System 電熱グローブ4

南海部品（ナンカイ／NANKAI）のHeat Assist System 電熱グローブ4です。 電源にUSBモバイルバッテリー（別売） を使用する、手軽に使える電熱グローブです。手の甲から指先にかけて発熱ユニットを配置し、冷えやすい指先を効率的に温めます。 温度調節は3段階で可能であり、スイッチ一つで簡単に操作できます。

表地には防風・撥水性の高い素材を使用し、裏地には暖かさを閉じ込める起毛素材を採用。タッチパネル対応機能も備えており、コストパフォーマンスと基本性能に優れたエントリーモデルの電熱グローブです。

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カエディア サーモストリート KDR-MX-GL7W

カエディア（Kaedear）の電熱グローブ「サーモストリート」です。 最高65℃まで発熱するカーボンナノチューブヒーターを搭載し、手の甲から指先まで広範囲を効率的に温める電熱グローブです。電源には7.4V/2200mAhの高性能バッテリーを使用し、3段階の温度調節が可能です。

グローブ表面は防風・撥水性能を持ち、冬の走行風や急な雨にも対応します。さらに、転倒時に衝撃から手を守るカーボンナックルプロテクターと、親指と人差し指にタッチパネル対応素材を採用。安全性と利便性を両立した、ストリートユースに最適なモデルです。

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山城 ID-203 HEAT3 ブラック BLACK

山城（yamashiro）のアイディール（IDEAL）電熱グローブです。 発熱ユニットを搭載した電熱グローブで、低温から高温まで3段階の温度調節機能を備え、走行中の手元の冷えを効率的に解消します。素材には、高い防水・防湿性能を誇るオリジナル防水透湿フィルムを内蔵しており、雨や雪の日も快適性を維持します。

操作部にはグローブを装着したまま操作できるタッチパネル対応レザーを採用しており、スマホやナビの操作が可能です。また、安全性を考慮し、手の甲にはナックルプロテクターを装備。コストパフォーマンスに優れ、エントリーモデルとして最適な電熱グローブです。

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コミネ EK-201 プロテクトエレクトリックグローブ12V

コミネ（KOMINE）のプロテクトエレクトリックグローブ12V（EK-201）です。 バイクの車載12Vバッテリーから直接電源を取るタイプの高性能電熱グローブで、安定したハイパワーな暖かさを提供します。発熱エリアは、手の甲から指先、そして手のひらまで広範囲に配置されており、効率的に手を温めます。

3段階の温度調節機能を備え、スイッチ一つで操作可能です。安全性にも配慮し、拳部分にはカーボンプロテクター、指にはプロテクターを装備。透湿防水仕様であり、雨や雪の日でも快適に使用でき、操作性を考慮したレザーとテキスタイルのハイブリッド素材を採用した本格的なウインターグローブです。

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ヒートマスター ヒートインナーグローブ

ヒートマスター（HeatMaster）のヒートインナーグローブ「ヒートマスターライト」です。 1秒発熱という急速な昇温性能を持つ電熱インナーグローブで、既存のグローブの下に着用して使用します。軽量かつ薄手設計であるため、操作性を損なうことなく、指先まで効率的に温めます。

電源は12V車載バッテリー、または別売りのバッテリーハーネスやモバイルバッテリーからも供給可能で、使用シーンに合わせた電源選びが可能です。シンプルなスイッチ操作で温度調節ができ、極寒期のライディングにおいて、高い操作性と暖かさを両立させたいライダーに最適なアイテムです。

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ケミモト 電熱グローブ usb給電・残量表示 KM8010

KEMIMOTO（ケミモト）の電熱グローブ（KM8010）です。 電源にUSB給電式を採用しており、市販のモバイルバッテリー（別売） を利用できる利便性の高い電熱グローブです。グローブ本体にバッテリー残量表示機能が搭載されているため、充電のタイミングを把握しやすくなっています。

発熱ユニットは、手の甲から指先にかけて広く配置され、効率的に手を温めます。3段階の温度調節機能を備えており、手元のスイッチで簡単に操作可能です。素材は防水・防風仕様であり、冬のライディングで実用性と使い勝手を求めるライダーに適したモデルです。

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HAMOMER 電熱グローブ 7.4V急速昇温 5000mAhバッテリー付き

HAMOMERの電熱グローブです。 電源に7.4V/5000mAhの大容量バッテリーを使用し、急速昇温機能により素早く手を温めます。発熱エリアは、手の甲と指全体をカバーしており、冷えやすい指先を効率的に保温します。 3段階の温度調節機能を備えており、最大約7時間の連続使用が可能です。

グローブ表面は防水・防風素材で作られており、雪や雨にも対応します。さらに、親指と人差し指はタッチパネルに対応しているため、グローブを装着したままスマートフォン操作が可能です。冬のバイクライディングやアウトドアに最適な高機能モデルです。

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ThxToms 電熱グローブ

ThxTomsの電熱グローブです。 薄手設計ながら効率的な発熱ユニットを搭載したヒーターグローブで、男女兼用で使用できます。電源は2500mAhの充電式バッテリーを使用し、手元のスイッチで3段階の温度調節が可能です。

グローブ表面は防水・滑り止め加工が施されており、雨や雪の日でも安心して操作できます。また、親指と人差し指はタッチスクリーンに対応しているため、グローブを装着したままスマートフォン操作が可能です。ライディングだけでなく、釣りやスキーなど、様々な冬のアウトドアシーンでの手の冷えを解消する汎用性の高いアイテムです。

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MTK Furdo 電熱ヒーターグローブ Furdo SMHG01

MTKの電熱ヒーターグローブ「Furdo」です。 電源に7.4Vのハイパワーバッテリーを使用し、高い発熱能力を持つ電熱グローブです。特筆すべき機能として、一時的に急速加熱するブーストモードを搭載しており、素早く手を温めることができます。

温度調節は3段階で可能で、直感的な操作が可能です。グローブ表面は防風・防水素材を使用し、雪や雨にも対応します。さらに、指先にはタッチパネル対応素材を採用しているため、グローブを外さずにスマートフォンの操作が可能です。バイク、作業、アウトドアなど、幅広いシーンで使える男女兼用の高機能モデルです。

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電熱グローブ使用上のTIPS

電熱グローブを安全かつ快適に使うためには、いくつかの注意点があります。これらを守ることで、製品の性能を最大限に引き出し、長く愛用することができます。

ポイント1：サイズ選び

電熱グローブは、指先のヒーターがしっかりと指に触れていることで効果を発揮します。そのため、大きすぎるサイズは選ばず、自分の手にしっかりとフィットするものを選びましょう。試着する際は、実際にバイクに乗る姿勢でハンドルを握ってみて、指の曲げ伸ばしがスムーズにできるか、また、手の甲や指先が突っ張らないかを確認することが重要です。

ポイント2：バッテリーの管理

充電式バッテリー内蔵タイプの場合、使用前には必ずバッテリーを満充電にしておきましょう。また、バッテリーは寒さに弱いため、特に低温環境では性能が低下することがあります。長期間使用しない場合は、バッテリーを外して保管し、定期的に充電することでバッテリーの劣化を防ぐことができます。

ポイント3：配線の確認

車載バッテリー給電タイプの場合、配線が走行中に邪魔になったり、他のパーツに絡まったりしないように、しっかりと固定しましょう。断線がないか、接続部分に緩みがないかなどを定期的に確認することも重要です。配線が露出していると雨水が侵入する原因にもなるため、防水対策も考慮しましょう。

ポイント4：正しい手入れと保管

電熱グローブも、長く快適に使うためには適切なメンテナンスが不可欠です。洗濯表示に従い、バッテリーや配線を外してから手洗いするのが基本です。特に電熱線が入っているため、洗濯機での洗濯は避けるのが賢明です。使用後は、しっかりと乾燥させてから保管しましょう。濡れたまま放置すると、カビや電熱線の故障に繋がる可能性があります。

【監修者の一言】
電熱グローブは、給電タイプおよびバッテリー内蔵タイプに関わらず、電気を使用します。使用方法を誤ると、ショートしてしまう可能性があるので注意が必要です。電熱グローブを使用するときは、できるだけ水に濡れないようにしましょう。

ポイント5：電熱グローブと従来のグローブの使い分け

電熱グローブは非常に便利ですが、全ての状況で最適とは限りません。例えば、短時間の走行や、気温があまり低くない日であれば、従来の冬用グローブでも十分な場合があります。電熱グローブのバッテリー残量を気にしたり、配線の着脱を煩わしく感じたりすることもあるでしょう。そのため、シーンに応じてグローブを使い分けることで、より快適なバイクライフを送ることができます。

まとめ：電熱グローブで、冬のライディングを最高の体験に

バイク用電熱グローブは、冬の寒さからライダーの手を解放し、ライディングの快適性と安全性を飛躍的に向上させるアイテムです。従来のグローブでは味わえなかった、指先まで温かい快適なライディングは、冬のバイクライフをより豊かで楽しいものに変えてくれるでしょう。

この記事で解説した「電源方式」「安全性」「機能性」といった選び方のポイントや、使用上の注意点を参考に、あなたにぴったりの電熱グローブを見つけてください。

電熱グローブを手に、寒さを気にすることなく、冬の澄んだ空気の中を走る最高のライディング体験を存分に楽しみましょう。

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