冬のバイクライディングでもっとも辛いのが手の冷えです。指先がかじかんでくると、クラッチやブレーキ、スロットルといった重要な操作が鈍くなり、安全なライディングに支障をきたしてしまいます。この記事では、冬用グローブの選び方から、保温性、防水性、操作性といった重要な機能について解説します。この記事を参考に、あなたにぴったりのグローブを見つけて、寒さに負けずに冬のバイクライフを楽しみましょう。

監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。

本記事は編集部が独自に制作した記事ですが、記事内のリンクから商品を購入すると、Amazon、楽天等のアフィリエイトプログラムから売上の一部がWebオートバイに還元されます

冬用グローブ選びで絶対に外せない3つのポイント

ひとえに「冬用グローブ」と言っても、その種類は多岐にわたります。高い保温性を持つもの、防水・防風機能に優れたもの、操作性を重視したもの、そして電熱機能を持つものまで、様々な製品が存在します。数ある製品の中から、自分のライディングスタイルや求める機能に最適なものを見つけることは、冬のバイクライフを快適に過ごす上で非常に重要です。

冬用グローブを選ぶ際、ただ「暖かそうだから」という理由だけで選んでしまうと、後悔することになりかねません。快適かつ安全なライディングのために、以下の3つのポイントを必ずチェックしましょう。

画像: 冬用グローブ選びで絶対に外せない3つのポイント

冬用グローブ選びで絶対に外せない3つのポイント

ポイント1:保温性

寒さから指先を守る最も重要な要素です。中綿や裏地に使用されている素材によって保温性は大きく変わります。代表的な中綿素材には、高い保温性を誇るシンサレートやプリマロフトなどがあり、これらは薄くても十分な暖かさを提供します。また、裏地にはフリースやボアなどの起毛素材が使われていることが多く、肌触りの良さも快適性に繋がります。

ポイント2:防水・防風性

冬のライディングでは、突然の雨や雪、そして冷たい風から手を守る機能も重要です。特に高速道路での走行では、冷たい風がグローブを貫通し、あっという間に指先の感覚を奪います。ゴアテックス(GORE-TEX)などの防水透湿素材は、外部からの水の侵入を防ぎつつ、グローブ内の湿気を外に逃がすため、快適性を保ちやすいです。

ポイント3:操作性

保温性を高めようと中綿を厚くすると、どうしても操作性が犠牲になりがちです。しかし、クラッチやブレーキ、スロットルの繊細な操作を妨げるグローブは、安全なライディングを損ないます。操作性を重視するなら、指先が立体裁断されているものや、手のひら部分が薄く、グリップ感が伝わりやすい設計のものがおすすめです。また、近年はスマホ対応の製品も増えており、ナビ操作などでグローブを外す手間が省けるため便利です。

【監修者の一言】
GORE-TEXなどの素材が使われた手袋であれば、防水性や防風性がしっかりと確保されており、長時間のライディングでも快適に過ごせるでしょう。ただ、操作性を無視して快適性を重視するのは避けたほうがいいでしょう。ブレーキやクラッチレバーをしっかりと握れるかどうかが大切です。安全なライディングをするためにも操作性を意識して選ぶことをおすすめします。

ライディングスタイルで選ぶ冬用グローブ

冬用グローブには、それぞれのライディングスタイルに合わせた特性があります。自分の使い方を考慮して選ぶことで、より満足度の高いものを見つけることができます。

画像: ライディングスタイルで選ぶ冬用グローブ

ライディングスタイルで選ぶ冬用グローブ

街乗り・近距離ツーリング

走行時間が比較的短い場合は、高い保温性よりも、操作性と着脱のしやすさを重視するのがおすすめです。中綿が薄めで、プロテクターが控えめなショートタイプのグローブは、出先などでグローブを外すことが多い街乗りの場合でもストレスが少ないです。防風性の高い素材を選べば、十分な暖かさを確保できます。

長距離ツーリング・高速道路走行

長時間走行や高速道路での走行がメインの場合は、保温性と防水・防風性を最優先に考えましょう。特に冷たい風が直接当たる高速道路では、防風性の高い素材は必須です。袖口からの風の侵入を防ぐ、長めのカフ(袖)がついたガントレットタイプも有効です。電熱グローブは、極寒期でも快適なライディングを実現できるため、選択肢の一つとして非常に有力です。

【監修者の一言】
目的にあったグローブを選ぶのも大切です。街乗りや近距離のツーリングといったように、走行時間が短い場合は操作性や着脱しやすいものを選ぶのがおすすめです。また、長距離ツーリングの場合は、グローブを着脱するシーンが少ないので、着脱のしやすさよりも、快適性を重視するのがいいでしょう。

安全性を高めるプロテクター機能

冬用グローブも、安全性を確保するための重要なプロテクター機能を備えているものが多数あります。転倒時の衝撃から手や指を守るため、以下のプロテクター機能にも注目して選びましょう。

画像: 安全性を高めるプロテクター機能

安全性を高めるプロテクター機能

ナックルプロテクター

拳(ナックル)部分に内蔵されたプロテクターで、転倒時に拳を強打するのを防ぎます。ハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイプはより高いプロテクター性能があり、ソフトタイプは操作性とプロテクター機能のバランスが取れた特徴があります。

パームスライダー

手のひら部分に装着されたプラスチック製のスライダーで、転倒時に手のひらを路面に擦った際の衝撃を緩和し、滑走させることで怪我のリスクを低減します。特に転倒時に無意識に手をついてしまうことが多いライダーにとって、有効な装備です。

【監修者の一言】
グローブを選ぶときは、プロテクター機能をチェックすることが大切です。いくら暖かいグローブであっても、プロテクター機能がなければ、転倒時に怪我をしてしまうリスクが高まります。そのため、プロテクター機能が備わっているかどうか、どういったプロテクター機能がついているかをしっかりと確認しましょう。

冬用グローブのおすすめ10選

ここからは、冬にバイクに乗る際におすすめのグローブを10商品、紹介していきます。デザイン性、機能、価格などを比較して、ぜひご自身に最適なものを選んでくださいね!

RSタイチ モトアーバン ウインターグローブ RST663

RSタイチのウインターグローブです。中綿入りで高い保温性を誇りながらも、スタイリッシュなストリートモデルとしてデザインされた秋冬向けグローブ。TAICHIオリジナルの防水・透湿素材「DRYMASTER(ドライマスター)」をインサートしており、突然の雨にも対応できる全天候型仕様です。

安全性にも配慮し、甲にはハードタイプのTPUナックルプロテクター、掌にはフォームプロテクターを内蔵しています。さらに、人差し指と中指には、グローブを装着したままスマートフォンの操作が可能な「スマホタッチ」機能を搭載し、ライディングの利便性を高めている点も魅力です。

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RSタイチ ウォームライド インナーグローブ RST130

RSタイチのインナーグローブです。保温性の高い裏起毛生地を全面に使用しながらも薄く、ストレッチ性に優れた生地を採用することで、高い保温性と快適な着け心地を両立したインナーグローブです。メインのライディンググローブの下に着用することで、冷えやすい手の保温性をサポートします。

また、グローブ内部に汗や皮脂などの付着を軽減する役割も担うため、ライディンググローブを清潔に保ち、コンディションを長持ちさせる効果も期待できます。寒い時期のライディングにはもちろん、グローブのメンテナンスにも役立つアイテムです。

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デイトナ ソフトフィットレザーウインターグローブ DG-005

デイトナのウインターグローブです。フィット感、安全性、そして操作性を重視して開発された「ソフトフィットグローブ」。転倒時に最も接地しやすい手の平側には本革(ゴートスキン)を使用することで安全性を高めながらも、柔らかい質感を実現しています。

防寒性能については、高機能中綿素材「シンサレート」と防風防水透湿フィルムを内蔵しており、暖かさと快適性を両立。さらに、グローブを装着したままスマートフォンの操作が可能な「スマホタッチ対応」であるため、冬場のライディングにおける利便性も兼ね備えた、バランスの取れたモデルです。

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デイトナ AWスポーツロンググローブ HBG-068

デイトナのウインターグローブです。ロング丈を採用することでスポーツグローブらしい見た目と高い防寒性を両立したモデル。安全性に配慮し、各所にプロテクターを装備するとともに、多面に本革(やぎ革)を使用しています。

さらに、カーボン製ナックルプロテクターはフローティング構造、指また部にはストレッチ素材を採用することで、ウインターグローブにありがちな操作性の悪さを軽減し、長時間のライディングでも握力の低下を防ぎます。中間層には防水防風フィルムも内蔵されており、高い機能性を持ったスポーティなグローブです。

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Kaedear プロテクターウィンターグローブ

Kaedear(カエディア)のウインターグローブです。一般的な冬用グローブの欠点を補う柔軟性に優れた設計が特徴で、握力への負担を軽減し、長時間の使用でも疲れにくい快適なライディングをサポートします。素材面では、薄く軽量ながら高い保温性を発揮する3Mシンサレート中綿を採用。防水・透湿性にはHIPORAまたはFAN-TEX防水素材(※モデルによる)を使用し、内部の湿気を排出しつつ雨の侵入を防ぎます。

また、適所にゴートスキン(山羊革)やカーボンプロテクター(モデルによる)を採用することで保護性能を高めつつ、全指または人差し指と親指がスマホタッチスクリーンに対応しているため、利便性にも優れています。

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KOMINE プロテクトウインターグローブ GK-846

KOMINE(コミネ)のウインターグローブです。アドベンチャーバイクにもマッチするデザインのロングタイプのウインターグローブで、透湿防水仕様、中綿入りで高い保温性を備えています。安全性では、拳にプラスチック製ナックルガード、掌にはカーボンスライダーを装備。また、手の平には耐久性の高いゴートレザー(山羊革)を使用し、転倒時の摩耗に対応しています。

さらに、握りやすい立体パターンや、夜間被視認性を高めるリフレクター、そしてグローブを装着したまま操作が可能なスマートフォン操作機能を搭載するなど、冬場の快適なライディングをサポートする機能が充実したモデルです。

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KOMINE ウインターグローブカルタゴ GK-801

KOMINE(コミネ)のウインターグローブです。部分的に伸縮スパンデックス生地を使用し、運動性を損なわない設計で暖かさを追求したウインターグローブです。中綿入りで保温性を高めるとともに、中間層に透湿防水素材を使用することで、冬場の走行における冷たい風や多少の雨に対応します。

安全面では、拳にはソフトタイプのプロテクターを内蔵。さらに、人差し指の先端にはSMART Tipが搭載されており、グローブを装着したままスマートフォンの操作が可能であるため、利便性も高いモデルです。

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IDEAL ウインターグローブ ID-102 STRATA

IDEAL(アイディール)のウインターグローブです。暖かさと操作性の両立を目指して開発されたミドル丈のウインターグローブです。安全性では、ナックル部と小指球(手のひらの付け根)に軽量で強靭なカーボンプロテクターを採用しています。

防寒性能の核となる中綿には、世界で初めて保温性・防水性・防風性を兼ね備えたデュポン社の高機能中綿「コンフォマックス(ComfortMax)」を採用。さらに、IDEAL独自の「SKIN FIT縫製」パターンにより、高いフィット感とバイク操作時の運動性を確保している点も大きな特徴です。

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IRON JIA'S バイクグローブ

IRON JIA'S(アイアンジアス)のバイクグローブです。主に春夏秋用(メッシュモデル)と冬用(ウインター・電熱モデル)のラインナップがあり、高いコストパフォーマンスと機能性の両立が特徴です。多くのモデルで、転倒時の衝撃を軽減するハードプロテクター(ナックルガードなど)や、高い操作性のための滑り止め素材が採用されています。

特に冬用モデルでは、3Mシンサレート中綿や裏起毛、防水・防風素材を採用し、電熱モデルではカーボンナノチューブによる急速加熱やUSB/バッテリーの2way給電に対応する高機能な製品も展開しています。全モデルでタッチパネル対応(人差し指・親指など)となっており、実用性にも優れています。

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EAXGO アウトドアグローブ

EAXGOのアウトドアグローブです。「薄くて、暖かい」を特徴とする3M社の高機能な断熱素材「3Mシンサレート(Thinsulate)」を中綿に採用しており、同じ厚さのポリエステル綿と比較して約1.5~2倍の保温力を持つ、高い防寒性能が魅力です。内側には裏起毛素材を使用しているため、肌触りが良く、優れた保温効果を発揮します。

また、表面には撥水加工が施されており、小雨や雪の日にも対応可能です。さらに、グローブを装着したままスマートフォンの操作が可能なスマホ対応**機能も搭載しており、サイクルやスポーツ、バイクなど様々な冬のアクティビティで快適に使用できるモデルです。

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冬用グローブを快適に使うためのTIPS

冬用グローブは、正しく選び、正しく使うことで、その性能を最大限に引き出すことができます。

画像: 冬用グローブを快適に使うためのTIPS

冬用グローブを快適に使うためのTIPS

インナーグローブの活用

冬用グローブ単体では、特に気温が低い日や長距離走行で指先が冷えてしまうことがあります。そのような時には、薄手のインナーグローブを併用するのがおすすめです。シルクやウールなどの吸湿発熱素材を使ったインナーグローブは、グローブ内の湿気を吸って熱に変え、指先を常に暖かく保つ効果があります。また、インナーグローブを着用することで、グローブの着脱がスムーズになり、汗や皮脂汚れをグローブ内装に直接付着させるのを防ぐ効果も期待できます。

【監修者の一言】
寒さが厳しい冬シーズンにツーリングするときは、インナーグローブの着用がおすすめです。吸湿発熱素材が使われたものや、電熱機能があるインナーグローブを使用すれば、快適なライディングを楽しめるでしょう。

電熱グローブという選択肢

近年の冬用グローブのトレンドとして、電熱グローブの進化が挙げられます。バッテリーを内蔵し、ヒーターによって指先全体を温める電熱グローブは、極寒の冬でも手の冷えを完全に解決してくれる画期的なアイテムです。ツーリングなどで長時間バイクに乗る方や、特に冷え症で指先が冷たくなりやすい方には、非常に有効な選択肢となります。ただし、バッテリーの充電や、車種によっては配線作業が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

メンテナンスと保管方法

冬用グローブも、長く快適に使うためには適切なメンテナンスが不可欠です。使用後は、汗や湿気を放置せず、風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。特にレザーグローブは、水に濡れたまま放置すると硬化やひび割れの原因となります。専用のレザークリーナーで汚れを落とし、レザートリートメントで油分を補給することで、革のしなやかさを保つことができます。シーズンオフには、しっかりと手入れをしてから、湿気の少ない場所で保管しましょう。

まとめ:冬のライディングは、暖かく安全な手元から

冬のライディングは、寒さとの戦いでもあります。しかし、適切な冬用グローブを選ぶことで、その戦いは格段に楽になり、冬ならではの澄んだ空気の中を走る楽しさを存分に味わうことができます。

この記事で解説した「保温性」「防水・防風性」「操作性」といった選び方のポイントや、冬のライディングを快適にするためのTIPSを参考に、あなたの冬のバイクライフを支える最高のパートナーを見つけてください。

安全で快適な手元が、最高のライディング体験へと繋がります。さあ、最高の冬用グローブを手に、寒さに負けない、熱いバイクライフを送りましょう。

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