KTMは欧州で、2026年モデルのモトクロスラインアップを発表しました。同時期に、同社のマッティグホーフェンの工場が再稼働したこともリリースされており、復活を明確にアピールしています

画像: KTM Production Restart – Behind the Scenes in Mattighofen | KTM www.youtube.com

KTM Production Restart – Behind the Scenes in Mattighofen | KTM

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2026 KTM SX モトクロスラインアップ

2026年モデルのKTM SXモトクロスラインアップは、フルサイズモデル6車種とミニサイクル4車種の合計10車種。ヘッド・オブ・モトクロス・デベロップメントのマンフレッド・エドリンガー氏が「フルサイズモデルは現行世代の4年目にあたる」と強調しており、現行世代の熟成段階に入っています。オフロードモデルは各社4年サイクルでフルモデルチェンジするのが常であるため、このコメントは2027年モデルでのビッグチェンジを示唆するものとも受け取れることでしょう。

画像1: 2026 KTM SX モトクロスラインアップ

2026年モデルのフルサイズKTM SXおよびSX-F(KTM 125 SX、250 SX、300 SX、250 SX-F、350 SX-F、450 SX-F)における主な変更点は以下の通りです。

  • グラフィックとカラーリングの刷新: 最も目立つ変更点として、活力に満ちたオレンジのカラーリングが刷新され、タンクスポイラーとフォークガードにパープルが採用されました。フレームはパウダーコーティングされたブラックで、シートもブラックに統一されています。
  • ラジエータークロージャーの改良: すべてのKTM SXモデルにおいて、ラジエータークロージャーがより標準化され、アクセスしやすくなるよう微調整が施されました。
  • フューエルインジェクション保護キャップの追加: フューエルインインジェクション搭載モデル(4ストローク全車および2ストロークの250 SX、300 SX)では、フューエルリンクのクイックロックシステムに新しい保護キャップが追加され、耐久性が向上し、メンテナンス性も改善されています。
  • 2ストロークモデルの配線ハーネスの最適化: 2ストロークKTM SXモデルでは、配線ハーネスのルーティングと固定ポイントの調整が改善され、悪条件下での耐候性が向上しています。
  • FIM騒音規制への対応: 市場によっては、2025年1月1日から施行されるFIMの新しい騒音デシベル制限(旧114dBから111dBへ引き下げ)に準拠するための初期騒音デシベル制限オプションが設定されています。

若年層ライダー向けのKTM Sportminicycle(KTM 50 SX、KTM 50 SX FACTORY EDITION、KTM 65 SX、KTM 85 SX)にも、以下のような細部の改良が見られます。

  • WP XACT AERフロントフォークの刷新(KTM 50 SX、KTM 65 SX): KTM 50 SXとKTM 65 SXには、新しいWP XACT AERフロントフォークが採用され、エアカートリッジとシーリングコンセプトが改良され、ダンピング、コントロール性、全体的なパフォーマンスが向上しています。
  • ラジエータークロージャーの改良(全Sportminicycle): フルサイズモデルと同様に、ラジエータークロージャーが標準化され、アクセスしやすくなるよう微調整されました。
  • トリプルクランプの共通化(KTM 50 SX、KTM 65 SX、KTM 85 SX): KTM 50 SX、KTM 65 SX、KTM 85 SXのトリプルクランプは、フルサイズKTM SXと同じ17mmレンチサイズとクローズドスクリューナット形式を採用し、泥や水の侵入に対するバリアを強化しています。
  • スロットルケーブルアセンブリの改良(全Sportminicycle): スロットルケーブルアセンブリは、新しい安定化キャップにより、ねじれや変形が起こりにくくなっています。
  • KTM 65 SXクラッチの耐久性向上: KTM 65 SXでは、クラッチ固定システムが全面的に見直され、プレコーティングとトルク締め付けの強化により、耐久性が向上しています。
  • 2ストロークSportminicycleのエキゾースト周りの改良: 新しいレーザーカットのエキゾーストフランジガスケットが信頼性を高め、シリンダーから出るエキゾーストバルブのベンチレーションも、信頼性向上のために再設計されています。
  • KTM 85 SXリアブレーキレバーの調整機能追加: KTM 85 SXには、ブレーキチップの長さを2段階で調整できる新しいリアブレーキレバーが装備され、成長期の異なる体格のライダーへの対応力が向上しています。
  • KTM 50 SXギアボックスの耐久性向上: 2026年モデルのKTM 50 SXでは、ギアボックスの堅牢性と全体的な耐久性を高めるために、いくつかの改良が加えられています。トランスミッションシャフトは寸法が広くなった新開発品となり、いくつかのコンポーネントが強化されています。
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