人気のスクーターであるPCXが、スタイリングを一新するとともに、各部をブラッシュアップした新型になりました。実は歴代PCXシリーズとは、仕事をとおして接する機会が多いという伊藤真一さんは、新型の160版をどのように評価したのでしょう?
まとめ:宮﨑健太郎/写真:南 孝幸、松川 忍
(初出:月刊『オートバイ』2025年6月号)

伊藤真一(いとうしんいち) 1966年、宮城県生まれ。1988年、国際A級に昇格と同時にHRC ワークスチームに抜擢される。以降、世界ロードレースGP(MotoGP)、全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐で長年活躍。
2025年は監督として「Astemo Pro Honda SI Racing」を率いて、全日本ロードレース選手権や鈴鹿8耐などに参戦する。

150cc時代から、PCXとは深い付き合いがありました

画像: 150cc時代から、PCXとは深い付き合いがありました

自分が所有しての話ではないのですが、実は軽二輪クラスのPCXには結構乗っています。かなり前から、タイでレーシングライダーを育成するアカデミーの仕事をさせていただいてますが、あちらへ出張したときの「足」として150cc、そして近年は160ccのPCXを使っていました。
タイのチャーン・インターナショナル・サーキットでは、アカデミーの生徒たちの走りをチェックするため、PCXで外周路をグルグル回ってます。

PCXのようなスクーターを購入する主な層は、二輪専門誌を熱心に読み込むような方たちではないと思いますが……。それなりに長く、軽二輪のPCXに付き合ってきた者としての新型PCX160のインプレッションを、皆様にお届けできればと思います。

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