2025年5月1日、国土交通省による特定小型原動機付自転車の保安基準適合性確認制度「性能等確認制度」合格モデル一覧が更新され、モービルジャパンの三輪電動スクーター「TK3A」が追加された。この特定小型原付は幅広シートやフロントとリアにバスケットを備えるなど、機能性・利便性の高さを特徴とするモデルだ。
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2025年5月9日に公開されたものを一部編集し転載しています。

歩道モードだとシニアカー、車道モードならスクーターとして使えるマルチロールEV

モービルジャパンが販売する3輪EVバイク「TK3A」は、定格出力300Wのモーターを搭載した座席付きの小型スクーター。16歳以上が免許不要で乗れる特定小型原付であるため、老若男女問わず、たとえば免許返納後の移動手段としての活躍も見込まれる。

同じくモービルジャパンが取り扱う「TK3E」とは兄弟車種にあたり、その違いはシート位置の前後調整ができること、跳ね上げ可能な肘掛けを搭載していること、取り外し可能なバッテリーを搭載していることなどいくつかある。

画像: 右が今回、性能等確認制度に追加された「TK3A」。左はその兄弟車種の「TK3E」で、3輪という共通点はあるものの、フレームワークからデザインまで大きく異なる。

右が今回、性能等確認制度に追加された「TK3A」。左はその兄弟車種の「TK3E」で、3輪という共通点はあるものの、フレームワークからデザインまで大きく異なる。

車体の前後に荷物を入れられる車体固定式のバスケットを装備しており、買い物をした際に荷物を入れられる。

ちなみに兄弟車種「TK3E」では、フロントバスケットを取り外して買い物カゴとしても利用できるようになっているため、買い物時に荷物を移し替えるのが面倒だという人は「TK3E」も魅力的な選択肢と言えそうだ。

気になる航続距離は50km、登坂性能も12度(兄弟車種「TK3E」は10度)と必要十分なスペックを確保しており、充電も家庭用100Vコンセントで行える。しかも取り外し可能なバッテリーの採用で屋内での充電に対応しているので、駐車スペースにコンセントがない場合でも利用できるのは嬉しいポイントである。

画像: バッテリーは車載のまま、または取り外しての充電の両方に対応している。

バッテリーは車載のまま、または取り外しての充電の両方に対応している。

またバック(リバース)走行機能や、車道走行モード(18km/h)と歩道走行モード(6km/h)も搭載しているため、純粋な移動手段として見ると歩道しか走行できないシニアカーよりも運用の幅が広い。ちなみに車体価格が21万5600円と、シニアカーの相場より若干リーズナブルなこともメリットだ。

画像: 肘掛けは折りたたみ式で大きく、兄弟車種「TK3E」よりもしっかりとしている。

肘掛けは折りたたみ式で大きく、兄弟車種「TK3E」よりもしっかりとしている。

ただし特定小型原付は、16歳以上が免許不要で誰でも利用可能ということもあり、導入の賛否が分かれるセンシティブな車両区分である。ユーザーは交通ルールを知り、遵守した上で移動の選択肢のひとつとして活用してほしい。

【主要諸元 TK3A】

全長×全幅×全高1240×590×1050mm
重量37kg
ブレーキディスクブレーキ(前輪)
ドラムブレーキ(後輪)
歩道走行モード対応あり
バッテリーリチウムイオン(48V・12Ah)
モーター定格出力300W
航続距離50km
充電時間6〜8時間
タイヤサイズ12.5インチ
本体価格21万5600円

国土交通省の認定を得た安心モデルはこちらから検索可能

画像: smart-mobility.jp
smart-mobility.jp

This article is a sponsored article by
''.