※この記事はウェブサイト「HondaGO バイクラボ」で2024年9月23日に公開されたものを一部抜粋し転載しています。
文:宮﨑健太郎/写真:南 孝幸
(初出:月刊『オートバイ』2024年9月号)
JSB1000用との最大の違いは…装着するタイヤ!?

●伊藤真一(いとうしんいち)
1966年、宮城県生まれ。1988年ジュニアから国際A級に昇格と同時にHRCワークスチームに抜擢される。以降、WGP500クラスの参戦や、全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐で長年活躍。2024年も監督として「Astemo HondaDreamSIRacing」を率いてJSB1000クラス、ST1000クラスなどに参戦! 当研究所の主席研究員。
●野左根航汰(のざねこうた)
2010年より全日本ロードレースフル参戦を開始。2017年にYAMAHA FACTORY RACING TEAMに加入し、2020年にはJSB1000のタイトルを獲得。2021~2023年はスーパーバイク世界選手権とMoto2に参戦。今年からはAstemo Honda Dream SI Racingに加入し、JSB1000や鈴鹿8耐を戦う。
●Ruriko(ルリコ)
2020年よりオートバイ女子部メンバーとして活躍。インスタグラムとYouTubeで盛りだくさんのバイク情報を、彼女の独特の視点から発信中!

野左根:レース以外でCBRに乗るのはある意味、今回が初めてですね。ライディングポジションは、比較的JSB1000で乗っている車両に近いので違和感はなかったです。ただ、このバイクで正チェンジというのは、すごく違和感がありました(苦笑)。いつも逆チェンジしか乗ってないので…。幸いシフトミスすることはありませんでした。
伊藤:従来型に比べると新型は、ハンドルの高さが上がって少し手前に来て、ステップの位置が少し低くなってますね。旧型よりもライディングポジションが乗り手に優しくなっているので、乗りやすくなっています。公道メインで乗りたい方にも良い変更となっているので、みなさんぜひ買ってください!(笑)
野左根:市販車のままで乗ってみても不満はなかったですね。溝付きの公道用タイヤでサーキットを走るのも初めてでした。コーナーの立ち上がりでスロットルを開けると結構滑るので、JSB1000用のタイヤみたいにもっとグリップして欲しいなと思いましたが、その他に不満はありませんでした。