DUCATIが開発を続けてきたモトクロスマシン「Desmo450 MX」が、3月17日に開催されたイタリアモトクロス選手権第1戦にてレースデビューを果たしました。大会ではライダーのアレッサンドロ・ルピーノが練習走行と予選でベストタイムを記録し、ヒート1で優勝を獲得。完全新開発のマシンでの初参戦ということで注目を浴びる中、見事勝利を収めました。一方、ヒート2ではスタートで出遅れ、追い上げ7位でフィニッシュ。総合2位と好調なシーズンスタートを切りました。
ドゥカティモーターホールディングスCEO コメント（編集部訳）
「3月17日、ドゥカティの歴史に新たな1ページが刻まれました。アレッサンドロ・ルピーノとチームは、ドゥカティ史上初のモトクロスレースにもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。フリープラクティスでのベストタイムの記録、ポールポジションの獲得、そして第1ヒートでの勝利は、まさに期待に応えるデビュー戦となりました。この結果により、来年提供するマシンを開発するための基礎となる、多くの情報を得ることができました」
アレッサンドロ・ルピーノ コメント（編集部訳）
「本当に夢のような2日間だった！ ドゥカティスタになった気分は、本当に特別な気持ちです。このプロジェクトに携わったすべての人たちに祝福を送りたいです。彼らは短期間で、多くの可能性を秘めた素晴らしいバイクを作り上げてくれました。Desmo450 MXの初ポールポジション獲得・初ヒート優勝という歴史の1ページをともに刻むことができました。残念ながら、ヒート2はスタートでミスしてしまい、挽回することができませんでした。でも開発チームにとって、2つの全く異なるデータを手に入れたと思っています」
イタリアモトクロス選手権、次戦は4月27〜28日に開催予定。彼らのマシン開発、そしてレースでの今後の活躍に注目です。
