PS5/Xbox用ゲームとして、映像がさらなる進化! 「耐久」モードの追加も!
「MotoGP」シリーズなど、バイクゲームでお馴染みの「Milestone」がリリースする新作ゲーム「RIDE 5」が発売中です! 歴代「RIDE」シリーズと言えば、現行モデルや懐かしのレーサーレプリカモデルなど数多くのバイクが用意され、様々なバイクのサウンドを楽しめたり、操作性の違いを体感できたりと(ゲームですが)、バイクファンにとってはレースに白熱しつつ、思い出にも浸れるゲームでした。初心者でもじっくり楽しめるのですが、セッティングの幅や登場車種のディティールの細かさなど、マニアはより深く楽しめる、沼的なバイクゲームとも言える作品だったんです。そして、なによりグラフィックのリアルさが圧倒的。

キャリアモードを選択すると、ショートドラマに続いてレースに突入! 参加すればどちらかのマシンが手に入るが、どちらを選ぶべきか…これは悩む!
その「RIDE」シリーズ最新作となる「RIDE 5」、今作はこれまでも実写と見間違えるほどだったグラフィックが更に進化を果たし、PS5、Xbox、PC用として発売されました!(パッケージ版はPS5用のみ)。
また、今回新たに追加されたのが「耐久モード」なんですが、バイクゲームで耐久ってどうなの? そんな疑問を抱えつつ、レーシングライダーの濱原颯道さんを編集部に迎え、実際に操作性やゲームのフィーリング、コースの再現性を確認してもらうべくプレイしてもらいました!
ゲーム開始早々から「リアルなブレーキングポイントだと間に合わないなぁ、セッティングかなぁ?」「フロントブレーキをギリギリまでかけて、その際にリアブレーキをかけると転倒する感触がリアルそっくり」「ちょっと足まわりのセッティング変えて良いですか」そんなコメントが飛び出したのでした。

濱原颯道
ミニバイク、全日本スーパーモトを経て、全日本ロードレースJSB1000クラスに参戦。
2021年には桜井ホンダからの参戦で、シリーズランキングはホンダ勢トップとなる2位を獲得する。
1995年1月17日生まれ。

最初は操作もオートで行なっていたものの、シフト操作やリアブレーキも自分で操作したいということで、途中からはほぼフルマニュアル状態に。

「キャリア」モードではレースを重ねることでクレジットを稼ぎながらキャリアップを狙う。

周囲のライダーのレベルや、アグレッシブさなども設定が可能。


ライダー視点モードは迫力満点。様々な視点が用意されているので、操作性を優先させるか、迫力を優先するかは悩みどころ。
新モードとなる「耐久レース」モードを楽しんでみた!
注目の「耐久レース」モードは、走行時間やスタート時間、コースも選択可能。撮影時は筑波サーキットでの24時間耐久レースを楽しんだのですが、時間の進みだけを早める設定もあるので、コンパクトに耐久レースを楽しむことも可能。また、レース中にタイヤ交換を行なったり、給油作業をする必要もある。また、耐久レースはレース中にデータ保存することもできるので、途中から再開することもできるんです。
さて、そんな耐久レースを走り終えた濱原さん、レース後には「このゲームのリアルなポイントとして感じたのは、アクセルとブレーキに関してはカチッと言うまでボタンを押し切る事がないんですよね。リアルで言えば、フルスロットルと握り切れるまでのフルブレーキになると思うので、そういった操作をすると転倒するのがリアルな点だって思いました!」とコメント。

スタートはルマン式。この段階でテンションが上がります。

筑波サーキットの最終コーナー出口。実際はナイター設備の無いコースで24時間耐久を楽しめるのはゲームならではの醍醐味。

こちらはダンロップコーナー手前。照明がまぶしいくらいです。

ピットインするとオートモードに切り替わるが、タイヤ交換する場合はコンパウンドを選択。

給油作業を行なう場合は、給油量によって作業時間も異なる。時間をかけて満タン近くまで入れるのか、最低限の量を入れて短時間で済ませるのか。状況によって冷静な判断が求められる。右上にはピットストップタイムが表示されている。
マシンごとに違う設計! 200種類以上のモデルが登場!
国産メーカーはもちろん、外国車も多数登場。ゲームの進行具合によって様々なモデルが入手できる。パワーの違いはもちろん、曲がりやすさ、サウンド、まるで本物かのような体験ができる。キャリアモードを頑張って新しいモデルを入手する喜びを、ぜひ味わってください!




35種類以上のコースが選べる!
実際に走れるコースは様々で、MotoGPが開催されるような有名サーキットはもちろん、国内のコースも全日本ロードレースが開催されるコースの多くを収録! 鈴鹿、筑波、SUGO、オートポリス、岡山。そして、どこかで見たことがあるような架空のコース「KANTO」も用意されている。
なぜかMotoGPも全日本ロードレースも開催されるモビリティリゾートもてぎは初期段階では選択不可だが、今後のアップデートで追加されるのか? 条件で解放されるのか? こちらも期待したいところ。

鈴鹿8耐でお馴染みの鈴鹿サーキットはもちろん収録。走行時間の設定もできるので、夕暮れの8耐らしい雰囲気を感じながら走ることもできる。

ヨーロッパの開発者が日本をイメージして作ったであろう「KANTO」。市街地らしいテクニカルなコースです。

おそらく関東の道であろう「KANTO」。多くのレーシングマシンが駆け抜けるシーンも絵になります!

ゲームは久々と言いながら、撮影陣を驚かせる上級者ぶりを発揮した濱原さん。数時間に渡って「RIDE 5」を満喫していました。「レース界には僕よりもっと上手な人がいっぱいいます。今回の撮影が動画じゃなくて良かった~! 何言われるか分かりませんから」とポツリ。
撮影/松川 忍