目の前に情報が表示される、まさに未来の体験!
新時代のディスプレイ内蔵ヘルメット。それがSHOEIのオプティクソン。
専用ナビアプリによるルート案内や、電話の発着信など、ヘッドアップディスプレイ(HUD)と呼ばれるプレート(コンバイナ)に情報を表示する仕組みを搭載した、まさに新世代のヘルメットとも言える逸品なんです。機能を有効活用すれば、これまでのライディング風景を一変させる可能性も。
ナビゲーション情報表示イメージ
・目的地到達推定時刻
・経由地到着時刻
・交差点名称
・次の案内通知
・目的地残距離
・経由地残距離
・電話発着信
・時計
そんな注目ヘルメットを、今回着用してフィーリングをチェックするのはオートバイ女子部のRuriko。実際の走行も含め、しっかりチェックしてきました!

カラーは写真のマットブラックのほか、ルミナスホワイトもラインアップする。

こちらが実際に情報が表示されるディスプレイ(コンバイナ)。周囲の明るさに応じて輝度を自動調整してくれるほか、クリアシールド、スモークシールドの種類に応じて任意で輝度を調整することもできる。

コンバイナのサイズや位置は、ライディングへの影響を最小限にすべく設計されている。

インカムのように見えるボタンは、オプティクソンに組み込まれた「スイッチモジュール」。音量調整や、Bluetooth接続したスマホの一部操作ができる。

奥に見えるのは内蔵スピーカー。後付け感の無い、自然な仕上がり。

別売り品となる専用品のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー「OPTICSON バッテリー」。専用のバッテリーコードやACアダプターは本体に付属している。
ヘルメットのフィッティングは不可欠!
情報が目の前に表示されるオプティクソンは、その機能を十分に発揮するためにもヘルメットのフィッティングは不可欠。目とディスプレイの距離も大事だし、見えやすい角度も大切。一度決めたポジションが変わらないことも重要だし…そのため、購入時はSHOEI Personal Fitting System(P.F.S.)を利用し、内装を適切に調整する必要があるんです。
今年6月末から日本全国13店舗でオプティクソンの取り扱いが始まりましたので、まずは公式サイトで取り扱い店舗を探してみてくださいね。
さて、現在オプティクソンのサイズ設定はM/L/XLの3種類。Rurikoは普段Sサイズのヘルメットを着用しているので、今回は内装調整でジャストフィットに調整してもらいました。

専用の計測器具で頭部を計測。まずは前後から。

そして、左右の幅も計測。人の頭部サイズは様々なので、前後は「S」なのに左右は「L」とか、ノーマルサイズがジャストフィットになるとは限らないんです。

こちらのパッドを追加してサイズを合わせました。

計測後はフィッティング用のパッドを追加し、顔がヘルメットの中心になるように調整。実際にヘルメットを着用してからは、目とディスプレイの位置を合わせ、情報の見え方を確認します。

HUD(ヘッドアップディスプレイ)モジュールとスマホをBluetoothで接続し、音の聞こえ方をチェック。その後、有料のバイク専用ナビアプリである、NAVITIMEの『ツーリングサポーター』をインストール。同アプリの「プレミアムコース(月額 1,000円、年額 9,800円 ※税込)」に登録するとナビ機能が使えるようになります。

スイッチモジュールの操作確認を行ない、フィッティング完了です!
走ってみなきゃ分からない! 実際にハヤブサで走ってみました!(Ruriko)

「ヘッドアップディスプレイにナビが表示されるって、どうなんだろう?」と思っていましたが、走行中は遠くを見ているのでディスプレイ(コンバイナ)は全く気にならず、音声で聞こえる案内を聞いて視点をディスプレイの方にやや手前に移すと、何メートル先矢印マークが表示されています。視点をずらすことで情報が得られる方法が上手だな〜と思いました。
私は普段スマホをナビにしてバイクに乗っているんですけど、ツーリングの途中に雨や炎天下になってスマホが使えなくなり、困る事が多々あります。旅の途中でルート案内が使えなくなるのは、割と致命傷なので。ですが、オプティクソンならスマホは防水のバッグやポケットに入れた状態で情報を得ることができますから、そういった事を心配しなくて良いので頼りになります!
ちょっと気になった点としては、バッテリーとヘルメットを繋ぐ配線の見た目部分がスマートになったらもっと嬉しいな!と思いました。これからの進化にも期待です!

今回は試せませんでしたが、気温が低い日など、コンバイナが曇っても情報は投影されるそうです。

見た目をほどコンバイナの存在は気にならなかったというRuriko。とはいえ、角度を変えて収納することも可能です。

Ruriko
昨年4月にハヤブサを購入して以来、ひたすら日本全国をツーリングし続け、年末までに走った走行距離は約3万km。現在は4万kmを目指してツーリング中。
独特の呟きトークを楽しめるYouTubeチャンネルでは、旅の模様や、車両のインプレッションなどを多数公開しています。
写真/松川 忍 取材協力/SHOEI
SHOEI OPTICSON(オプティクソン)
税込価格/本体137,500円、バッテリー11,000円
カラー/マットブラック、ルミナスホワイト
サイズ/M、L、XL
SHOEI Gallery各店と一部SHOEI TECHNICAL SHOPにて限定販売