2022年9月26日(土)、2022 FIMフラットトラック世界選手権第3戦がチェコにて開催されました。大森選手は惜しくも表彰台は逃したものの、最後尾から表彰台獲得目前まで迫る勢いを見せました

最後尾から怒涛の追い上げ

2022 FIMフラットトラック世界選手権第3戦
日程:2022年9月24日(土)
開催地:パルドゥビツェ(チェコ共和国)

第3戦が行われたのはチェコ共和国のパルドゥビツェにある391mのオーバルコース。土の粒が大きく、グリップがかなり効く土質のため、スタートやコーナーの立ち上がりでいかにスピードを乗せて前に進むかが重要なポイントとなりました。なお、大森選手が今回のコースを走るのは2回目。前回は同大会に初参戦した2020年で、当時は9位という結果に終わりました。あれから3年。更なる結果を残すべく、まずは予選に挑みました。

画像1: 最後尾から怒涛の追い上げ

5分間の練習走行を2本走った後、4ヒートの予選がスタート。 大森選手は1ヒート目を2位で終えると、バイクのセッティングを変更。しかし、変更したことによって本調子を出せず、2ヒート目4位、3ヒート目1位、4ヒート目4位、総合11位という結果になりました。

なお、フラットトラック世界選手権は予選総合10位までが決勝へ進むことができます。11位〜20位は敗者復活戦へ進み、上位2名が決勝へ。予選で11位となった大森選手は敗者復活戦に臨むと、1位通過を果たし、見事決勝へコマを進めます。

画像2: 最後尾から怒涛の追い上げ

決勝レースは2列目の内側3番目からスタート。大森選手は1コーナーで転倒したライダーを避けたことでタイムロス。最下位からの追い上げを強いられる展開となりました。11番手で1周目を終えると、2周目で9番手、3周目で7番手、4周目で6番手と怒涛の追い上げを見せます。さらに8周目で5番手に上がり、9周目で4番手へ。3位を走るセバスチャン・ジャンピエール選手に迫る勢いを見せるも、゙4位でフィニッシュを果たしました。惜しくも表彰台は逃しましたが、最後尾から表彰台に手が届く位置まで追い上げるその速さから、確実にレベルアップしていることを感じます。

大森雅俊コメント
「今回、散水後にレースが行われるスケジュールを踏まえ、濡れた路面でも上手くマシンをコントロールできるよう心がけました。予選では、1ヒート目の走行後にもう少しマシンに伸びが欲しいと感じ、スプロケットのサイズを変更。しかし、変更したことで立ち上がりのスピードが乗せられなくなってしまい、結果コーナリングスピードが落ちるかたちとなってしまいました。 決勝レースは予選と異なり、自分の走れるラインがよく見えて、積極的にプッシュする事ができました。最後は3番手にタイヤ1個分ほど届かず、表彰台を逃してしまい非常に悔しいですが、この悔しさを糧に次戦に向けて準備を行っていきたいと思います。今回の決勝のようなプッシュができるレースを予選からしっかりできるように気を引き締めていきます。 現在のランキングは4位なので、これ以上ランキングを落とさないよう、残り2戦を戦い抜きます!」

次戦は10月1日(土)にハンガリーで開催。目の前に見えた表彰台を次戦は獲得することができるのか、注目です。

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