【PR】ブリヂストンタイヤの中で人気を二分するほど支持されている、スポーツタイヤの「S22」とツーリングタイヤの「T32」。どちらも幅広いサイズを設定しているだけに、ユーザーがどちらを購入したらいいのか迷うことがあるそうだ。そこで2台のKATANAに「S22」と「T32」を装着し、特性の違いを検証してみた。

似ているようで似ていないS22とT32のタイヤ特性

ブリヂストンは、ツーリングの「T」、スポーツの「S」と、製品名にこれらのアルファベットのどちらかを使うことで、分かりやすく分類している。もちろん、長距離走行やウエット性能、快適性などを重視するならTを、もっと積極的にスポーツ走行をしたければSを選択することになる。

しかし、近年はスポーツバイクでツーリングを楽しむライダーもいれば、重量級のツアラーバイクで軽快に走りたいなど、ライダーの要求は幅広い。よってスポーツバイクにはスポーツタイヤを、ツアラーバイクにはツーリングタイヤを、などと簡単に決めつけることはできないのが現実だ。

S22はスポーツ走行もツーリングもカバーする

画像: Race、Sports、Touringにカテゴライズされたチャートでは、S22はスポーツとツーリングの間に属するマルチ性能を備え、T32はツーリング特性を重視している。


Race、Sports、Touringにカテゴライズされたチャートでは、S22はスポーツとツーリングの間に属するマルチ性能を備え、T32はツーリング特性を重視している。

画像: どんなバイクも大好きな博愛系ライター。タイヤは銘柄も大切だけど、フレッシュなのが一番!が信条。自分はワインディングが大好きなのでS22を選択するね!(ノア)

どんなバイクも大好きな博愛系ライター。タイヤは銘柄も大切だけど、フレッシュなのが一番!が信条。自分はワインディングが大好きなのでS22を選択するね!(ノア)

今回紹介するスポーツタイヤの「S22」とツーリングタイヤの「T32」は、それぞれ異なるバイクですでに試乗している。その時の印象は「どちらもスポーティな性格だな」というものだった。なぜならツーリングタイヤのT32で走るワインディングがあまりにも楽しかったからだ。

でもカテゴリーが異なるこれらのタイヤは、もっと特性の違いがあるはずだ。ならば同じバイク2台で比較試乗するしかない! と言うことで、2台のスズキKATANAにS22とT32を装着して西伊豆までロングツーリングしながら比較検証することにした。

画像: S22(右)の方が溝の比率が明らかに少ないためスポーティな印象。S22は路面に吸着するような感覚なのに対して、T32(左)は路面をなぞっていくような軽やかさが魅力。

S22(右)の方が溝の比率が明らかに少ないためスポーティな印象。S22は路面に吸着するような感覚なのに対して、T32(左)は路面をなぞっていくような軽やかさが魅力。

画像: T32(左)のリアタイヤは溝が多く、さらに溝幅の広さはS22(右)を圧倒する。T32の溝の中には初採用の「パルスグルーブ」を設けたことでウエット性能が飛躍的に向上した。

T32(左)のリアタイヤは溝が多く、さらに溝幅の広さはS22(右)を圧倒する。T32の溝の中には初採用の「パルスグルーブ」を設けたことでウエット性能が飛躍的に向上した。

画像: ヘビーウエットを長距離走るならパルスグルーブ採用のT32だが、路面を横切る雪解け水程度ならS22のウエット性能でも十分安心感があった。

ヘビーウエットを長距離走るならパルスグルーブ採用のT32だが、路面を横切る雪解け水程度ならS22のウエット性能でも十分安心感があった。

同じバイクでもタイヤ次第でハンドリングは大きく異なる

やはり同じバイクでワインディングロードを走行すると、2つのタイヤの特性は大きく違っていた。S22はその名のとおりスポーツ志向が強く、とくにフロントはその性格が顕著にあらわれている。直進時は安定しているのに、ひとたびコーナーに進入し、タイヤ側面が路面を捉え始めると、「切れ込んでいく」ような感じでグイグイと曲がっていく。しかもその時の接地感は豊富で、路面をしっかりとホールドしている感覚を与えてくれる。スポーティさの中に安心感があり、自信をもって積極的な走りが楽しめる。

さらに日陰の路側帯に雪が残っているような気温でも安定したグリップ力を披露してくれた。

画像: S22はフロントが路面をしっかりつかみ、かつ内側にカットインしてくるようなエキサイティングなハンドリングが魅力。接地感も豊富で、安心してスポーティな走りを楽しめる。

S22はフロントが路面をしっかりつかみ、かつ内側にカットインしてくるようなエキサイティングなハンドリングが魅力。接地感も豊富で、安心してスポーティな走りを楽しめる。

画像1: 同じバイクでもタイヤ次第でハンドリングは大きく異なる

対するT32はS22よりもサラリとした印象で、S22のフロントが鋭角に曲がっていくのに対し、T32は前後輪が揃ってバンクしていくような、自然なハンドリング。

でもワインディングで積極的な走りをするとS22にも勝るに劣らないほどグイグイと曲がっていくので「ホントにツーリングタイヤなの?」と疑ってしまう。これは先代モデルに比べリアタイヤの接地面積が13%も向上したことが間違いなく貢献してる。さらに雪解け水が路面を横切る場面でも優れたウエット性能を発揮してくれ、まったく怖さを感じることはなかった。これならS22とT32で、どちらを選択するか悩んでしまうユーザーが多いのも納得してしまう。

たとえばお盆休みに3泊4日のロングツーリングを計画していて、日程はずらせない! 雨が降っても計画したルートは必ず走破する!という人や、タンデムや重積載が多く穏やかで疲れない走りを求めるなら、気軽で安定感のあるT32が良いだろう。

画像: 高速道路移動が多いなら、耐摩耗性に優れるT32が最適だろう。ICの出入口にある大きなコーナーも極スムーズにトレースできてストレスがない。

高速道路移動が多いなら、耐摩耗性に優れるT32が最適だろう。ICの出入口にある大きなコーナーも極スムーズにトレースできてストレスがない。

画像2: 同じバイクでもタイヤ次第でハンドリングは大きく異なる

一方で日帰りツーリングがメインで、短い時間で目いっぱいバイクの楽しさを味わいたい! そしてたまにはサーキット走行もしたい! ということならS22のアグレッシブなハンドリングは、かなり魅力的だ。

どちらにせよS22、またはT32を選択してもマシンが持つポテンシャルを最大限に引き出してくれるはずだ。

タイヤ選びで迷ったら販売店のスタッフに躊躇なく相談してみてください

「S22」と「T32」で悩む方は多いですね。そんなときは「サーキットやワインディングを積極的に走りたい」と言った方には「S22」を、「ロングツーリングやタンデム、荷物を沢山載せて走る機会が多い」という方には、T32を推奨しています。実際ハンドリングもけっこう違うんですよ。多くのバイク用品店にはブリヂストンの講習を受けたスタッフがたくさんいますので、タイヤ選びで迷ったときは相談してください。

画像: ブリヂストンモーターサイクルタイヤ株式会社 販売企画課 長田和人 氏

ブリヂストンモーターサイクルタイヤ株式会社
販売企画課 長田和人 氏

BRIDGESTONE BATTLAX HYPER SPORT “S22”スペック表

ブリヂストン バトラックス ハイパースポーツS22

ワインディングロードからサーキット走行まで、幅広い用途で最大限の性能を発揮するスポーツタイヤ。優れたライフ性能とウエット性能も兼ね備えている。

画像: ブリヂストン バトラックス ハイパースポーツS22

FRONT
120/70ZR17 ■2万5520円
※110/70R17 ■1万9470円
REAR
160/60ZR17 ■3万4210円
180/55ZR17 ■3万7620円
180/60ZR17 ■3万9380円
190/50ZR17 ■3万8500円
190/55ZR17 ■3万9380円
200/55ZR17 ■4万1800円
※140/70R17 ■2万4750円
※150/60R17 ■2万5740円
※Hレンジ

S22は250クラスのサイズも設定。価格はメーカー希望小売価格。

BRIDGESTONE BATTLAX SPORT TOURING “T32”スペック表

ブリヂストン バトラックス スポーツツーリングT32

天候や路面に左右されず常に安定した走りが楽しめるツーリングタイヤ。新開発されたパルスグルーブの採用で驚異的なウエット性能を実現した。

画像1: ブリヂストン バトラックス スポーツツーリングT32

FRONT
110/70ZR17 ■2万1450円
120/60ZR17 ■1万9800円
120/70ZR17 ■2万4640円
110/80R18 ■2万4310円
110/80ZR18 ■2万6400円
120/70ZR18 ■2万5520円
110/80R19 ■2万6730円
120/70ZR19 ■2万4310円
※120/70ZR17 ■2万5300円
※120/70ZR18 ■2万6400円
REAR
150/70ZR17 ■3万1900円
160/60ZR17 ■3万1790円
160/70ZR17 ■3万3770円
170/60ZR17 ■3万4870円
180/55ZR17 ■3万6300円
190/50ZR17 ■3万6960円
190/55ZR17 ■3万7730円
140/70R18 ■2万8270円
160/60ZR18 ■3万6520円
※170/60ZR17 ■3万5860円
※180/55ZR17 ■3万7290円
※190/55ZR17 ■3万8060円
※重量車用GTスペック

T32は17インチに加え18インチサイズも充実。また、価格はメーカー希望小売価格。

画像2: ブリヂストン バトラックス スポーツツーリングT32

ブリヂストン 公式サイト

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