2021年9月25・26日に開催されたモトクロス・オブ・ネイションズ。今年はイタリアのマントヴァで行われた。1年越しの開催は土砂降りの雷雨により多発した転倒やクラッシュ、ペナルティなど、波乱の展開続出。たった1ポイントが勝敗を分ける鍵となった。
画像: アントニオ・カイローリ(Team Italy)

アントニオ・カイローリ(Team Italy)

Race1ではチームイタリアのエース、アントニオ・カイローリとチームオランダのグレン・コールデンホフがスタート直後にクラッシュという波乱の幕開け。次のRace2ではチームオランダのジェフリー・ハーリングスが速さを見せつけ、下位を大きく引き離す展開となった。

画像: ジェフリー・ハーリングス(Team Netherlands)

ジェフリー・ハーリングス(Team Netherlands)

画像: マッティア・ガダニーニ(Team Italy)

マッティア・ガダニーニ(Team Italy)

Race3では好スタートを切ったチームイタリアのルピーノがクラッシュ。追い上げを見せたが、コースをショートカットしたとしてペナルティを受け、7位から10プラスの17位まで下がる結果となった。最後の最後にチームイタリアに波乱の風が吹いたものの、1人のミスをチームでカバーしあうのが団体戦であり、ネイションズの面白さである。

31ヶ国が参加した今大会、結果は1位イタリア(37pts)、2位オランダ(38pts)、3位イギリス(39pts)と、なんと1ポイント差ずつの超接戦。毎レース安定して上位に入ったチームプレーがイタリアを優勝へ導いた。

画像: 2021モトクロス・オブ・ネイションズ、わずか1ポイント差でイタリアが制す

また、今大会で活躍を見せたのがハーリングスである。Race2ではスタートから2位につけ、1位に浮上。2位のスイスとの差を49秒も開いて優勝した。Race3では、スタートは出遅れるものの序盤から最速ラップを出し1位へ浮上。そのままゴールし、自身初、ネイションズでの2度の優勝を飾った。

来年の開催地はアメリカのRedBud。今大会の参戦を見送った下田丈を抱える日本、そしてチームアメリカにも注目が集まるだろう。

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