全日本モトクロス選手権のレポートも今年ラストとなる。最後はIBクラスでチャンピオンを決めた福村鎌。第3戦までで3ヒートに優勝し、ランキング2位に14ポイント差をつけたポイントリーダー、福村はヒート1、ヒート2ともに流石に緊張したようだ。

ヒート1、チャンピオンがかかって固い走りになってしまったのか、福村はスタート直後で転倒。ほぼビリからの追い上げレースに。年間チャンピオンがかかった大事なレースだったが、さすがの走りで最終ラップに7位まで順位をあげたところでチェッカー。ライバルはというと、ランキング3位の米田海斗が優勝。そしてランキング2位の阿久根芳仁は、なんと4周目に多重クラッシュに巻き込まれて復帰に時間がかかってしまい、29位でノーポイントという結果に。ここで米田がランキング2位に浮上した。

IBはヒート1だけ土曜日に、ヒート2は日曜日に行われるスケジュール。チャンピオンを決められず、モヤモヤした気持ちで迎えた翌日……。

画像1: 「IAルーキーイヤーで表彰台を狙いたい」手作りのチャンピオンTシャツ姿が眩しい、IB福村鎌

やはりスタートで出遅れてしまった福村だったが、1周目をなんとか9番手で通過。しかし、4周目にエンストで18番手まで順位を下げてしまう。

画像2: 「IAルーキーイヤーで表彰台を狙いたい」手作りのチャンピオンTシャツ姿が眩しい、IB福村鎌

しかしそこからも冷静に一台一台パスして順位を上げていき、ラスト4周くらいで5番手に浮上。チャンピオンが見える位置にきてもスロットルは緩めず、4位まで追い上げたところでチェッカー。福村が2020全日本モトクロスIBクラスチャンピオンを決めた。

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