全日本モトクロスにレディスクラスが創設されたのは2000年のこと。それから20年が経とうとしているが、まだ数えられるほどしかチャンピオンを排出していない。それというのも、初代チャンピオン鈴木沙耶が2000年から2007年まで8年連続チャンピオンを獲得し、2代目の益春菜も2008年から2011年まで4年連続チャンピオン。それから中野(邵)洋子(2012、2013、2016)、竹内優菜(2014、2017)、安原さや(2015)、畑尾樹璃(2018)、本田七海(2019)……。

「常にチャレンジャーでいろ」心に響いた監督の言葉

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「去年から走りは特に変えていないんです。ただ、去年までは良くて週に1回しか乗れなかったけど、今年は必ず週2回乗るようにしました。私はまだ車の免許を持っていないので、いろんな人に声をかけて車を出してもらって練習に行っていました。

東福寺監督には特にマシン面でのアドバイスをもらっています。自分のことを本当によくわかってくれている方なので、タイヤの選択なども的確な助言をくださり、信頼しています。特に今年の開幕戦で優勝した時には、自身の経験から「常にチャレンジャーでいろ」と助言をくださり、それが今でも心に残っていますね。

今、高校3年生なんですが、進学も就職もしません。アルバイトをしながらバイクに集中して頑張ろうと思っています。クラスはまだわかりませんが、オフシーズンにはフルサイズで練習もしていますし、IBクラスも視野に入れています。

ここオフロードヴィレッジは地元だし、3年前に初優勝したコースで、いろんな思い出があります。ここでチャンピオンを決めることができて良かったです」

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なるほど、最終戦でみせた勝ちを諦めない川井の走りの裏には、偉大なV9王者、東福寺監督の言葉があったのだ。大会終了後にはHONDAのパドックにて大々的にチャンピオン・セレモニーが行われた。繰り返しになるが、大会数が少ないとはいえ、全日本モトクロスの歴史に名を残す全戦優勝。急成長した川井麻央の器は、もしかすると連覇を成し遂げた大先輩の鈴木や益にも匹敵するのかも知れない。

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