同じTech10でもだいぶ違うんです
今回一番のウリはダブルピボットモーションシステムが新しくなっており、足首の動きが柔らかくなっている点。より正確なブレーキ、シフトペダル操作が可能になっていそうですね。しかし、最新の2021モデルをじっくり観察してみると、他の部分も旧モデルからだいぶ進化していることがわかります。
まず一目でわかるのが、"バックルがカッコよくなってる!"と思って見ていたのですが、どうやらこれは見た目だけじゃなく(当たり前)、軽量化や脱着操作のしやすさなどに貢献しているとのこと。
そしてベンチレーションシステムの追加。写真右がフロント側のエアインテーク、取り込んだ風を後ろ側にあるメッシュ部(写真左)から吐き出します。2020年モデルで新しく登場したTech10 スーパーベンテッドはつま先やかかと、ソールにも工夫が見られましたが、ノーマルのTech10にもこんな進化があったんですね。
さらにソールも全然違っていた!
比べると、一目瞭然。右が2021モデルの新しいソールです。左も2019年9月に発表された2020モデルなのですが、形状が明らかに進化しています。
よりフットペグにグリップするように、そして排泥性や水捌けも考慮して再設計されたとのこと。耐久性も高くなっているとのことなので、コンパウンドも変わっていそうですね。ソール修理の際に交換できる範囲が明らかに拡大しているのもポイントです。
その他、シンプレートの表面積を減らして軽量化され、全体的にスリムに。プロテクションを犠牲にしないで軽量化を実現しているそうですよ。