逃げるロクスンVS追うウェブ
ファイナルラップ最終コーナーのバトル!
K・ロクスン、C・ウェブ、E・トマック、M・ムスキャンの4台が3ポイント内にひしめき、混戦を極めている450SX。シーズン開幕前に怪我をして欠場していた昨年の250SX Eastチャンピオン、Z・オズボーンが今大会から参戦開始!
ホールショットを奪ったのはロクスン。しかしすぐにトマックが前に出てトップへ。ロクスン、ムスキャン、J・サバッチーと続き、さらにB・バゲット、J・ヒル、ウェブはスタートで出遅れ7番手。
昨年までならこのままトマックがリードを広げ、危なげなく圧勝、というレース展開が予想されましたが、なかなかロクスンとの差を広げられないトマック。さらにロクスンがコーナーでトマックをパス。抜かれたトマックもロクスンに仕掛け、序盤から見ごたえあるバトルが勃発!
ところがトマックがコーナーでスリップダウン、7位まで順位を落としてしまいます。それを抜こうとしたオズボーンがフープスでオーバースピード、暴れるリアを制御できずコーナーでオーバーラン、450SXデビューレースはリタイヤという結果に…。
一方、ここ数戦で上位陣を脅かす存在になっているもう一人の450SXルーキー、サバッチーはバゲットを抜いて一時3位に浮上! しかし、バゲットが抜き返し、更にウェブもその隙にサバッチーをパス。ロクスンの後ろにはムスキャン、バゲット、ウェブとKTM軍団が続く形に。
トップのロクスンと2番手ムスキャンの差はわずか2秒。しかしその差がなかなか縮まらないままレースは終盤へ。と、ここで追い上げてきたウェブが2位ムスキャンに襲い掛かります。
レース残り3分30秒、ウェブがムスキャンを攻略し、ロクスン追撃体制へ! 残り2分でウェブがロクスンに追いつき、今シーズン何度も目にしてきた因縁の対決が、再び。
ファイナルラップ、0.3秒差の接近戦、最終コーナーでロクスンのインに飛び込んだウェブ、立ち上がりで少し縺れたが、二人ほぼ同時にゴールゲートをくぐったように見えました。結果は0.028秒差でウェブに軍配!
2位にロクスン、3位ムスキャン、4位バゲット。サバッチーは5位に入り、ミネアポリスの4位に続いて表彰台まであと一歩。チャンピオン争いの一画、トマックは中盤で順位を落としたまま12位でチェッカー。大きくポイントを落としてしまいました。
1 | C・ウェブ(KTM) | 150pt |
---|---|---|
2 | K・ロクスン(HONDA) | 148pt |
3 | M・ムスキャン(KTM) | 144pt |
4 | E・トマック(KAWASAKI) | 134pt |
5 | D・ウィルソン(HQV) | 110pt |
抜群の安定感、フォークナーが開幕2連勝
250SX Eastは第2戦。予選トップタイムはYAMAHAのM・オールデンバーグ。
ホールショットを奪ったのはSUZUKIのK・ピータース。しかしすぐに開幕戦で勝利したA・フォークナーが前に。C・セクストン(HONDA)、J・クーパー(YAMAHA)、J・スミス(KTM)、オールデンバーグと続きます。
スミス、クーパー、セクストンが順位を入れ替えつつもピータースをパス。フォークナーは2位のセクストンに2秒差をキープしてトップを維持する展開。それを追うスミス。
レース中盤、セクストンがペースをあげてフォークナーに追いつきつつあったが、ミスを喫しスミスにパスされます。しかしそのスミスも転倒。フォークナーは2位クーパーとの差を8秒とし、そのまま余裕のトップチェッカー。最終的に2位にクーパー、3位セクストン、4位スミスという順。
1 | A・フォークナー(KAWASAKI) | 52pt |
---|---|---|
2 | J・クーパー(YAMAHA) | 44pt |
3 | J・スミス(KTM) | 42pt |
4 | C・セクストン(HONDA) | 39pt |
5 | A・マーティン(SUZUKI) | 34pt |