ファクトリーチームに所属し、それらのサポート体制が整っているライダーはほんの一握り。ほとんどのライダーはプライベーターと呼ばれ、資金繰りに苦労しながら戦っています。全日本モトクロス選手権IA2クラスに出場し、念願のチャンピオンを目指して戦う小川孝平選手もその一人。
「支えてくれる人たちのため、お金を理由に夢を諦めたくない」
小川選手はこの度「自分に合ったパーツの購入資金に充てたい」と、自らクラウドファンディングを立ち上げました。幼い頃からモトクロスにすべてを捧げ、全日本チャンピオンまであと一歩というところまで来ていながら、お金が原因でその夢が潰えてしまう無念は想像に難くありません。
初めまして、小川孝平です。長野県松本市在住のモトクロスライダーです。
私は、5歳でモトクロスを始め、ライダーとしての挑戦は、2019年で20年目になります。2011年にモトクロス国際A級昇格し、現在は全日本モトクロス選手権IA2クラス(国際A級250ccクラス)参戦し、グリーンクラブ ピュアテックレーシングに所属しながらチャンピオンを目指し活動しています。
しかし「モトクロス」は日本ではまだマイナーな競技で、今までスポンサー以外のバイクパーツ費や遠征費など自費で行ってまいりました。満足のいく環境でチャンピオンを目指すには、多くの資金が必要になってまいります。
今シーズンに向けて、準備費用を自費でほとんどをまかなう予定ですが、今回のクラウドファンディングでは、一部(バイクのパーツ購入)を皆様に支援していただきたく思っています。
それを力に結果を残し、トップチームに所属していなくても、チャンピオンを取れるということを証明したいと思っています。
これまでも、サポートしてくださっている皆さまの応援を力に戦ってきました。本当にありがとうございます。
2019年も全日本モトクロス選手権に参戦します。みなさんと一緒に表彰台を目指したいと思っております。ご支援のほどよろしくお願いいたします。
2016年IA2ランキング4位、2017年3位、2018年3位と、念願のチャンピオンまであと一歩というところまで登りつめました。しかし2018年はレース前のセッティングを煮詰めることが十分にできず、満足する走りができなかったと言います。
「一度きりの人生、やる前から無理だと決めつけず
挑戦できることはすべて挑戦したい」
8年間取れなかった"チャンピオン"を今年こそは
究極的なところでは自分がどうなりたいのかという部分に目標を設定していますが、モトクロスをもっと一般の方々に知っていただき、面白く、楽しいスポーツだと知ってほしいと思っております。
多くのことを与えてくれたモトクロスに恩返ししたいというのもまた嘘偽りない気持ちです。特に日本におけるモトクロスの評価を上げたいと思っています。
"どうやって?" その問いに対する明確な答えはまだ持ち合わせていませんが、ヒントはいろんなところに転がっていると思います。挑戦、失敗を繰り返していけば答えに近づけるはずです。
そういった意味ではこのプロジェクトもその挑戦の一つです。最悪、私の人生で答えを得られなくても、私の経験からなにかを掴んだ人が代わりに見つけてくれる可能性もある。一度きりの人生、やる前から無理だと決めつけず挑戦できることはすべて挑戦したいと思います。
ですが、これだけのことをたった一人で成し遂げようとするのはあまりに無謀で現実的ではありません。このプロジェクトを立ち上げたのは金銭面的な問題が理由ですが、これをきっかけに少しでも私のやりたいことに共感し、一緒に闘ってくださるような良縁に一つでも多く恵まれることを願っています。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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