ヤマハは電動トライアルバイク「TY-E」を、2018年3月23日~25日に開催された東京モーターサイクルショー2018で世界初公開しました。
黒山健一選手による「TY-E」デモンストレーション
当日はヤマハブースでの展示の他に、野外ステージでは黒山健一選手によるデモンストレーションも行われました。
軽快なモーター音を響かせながら走り回り、その運動性能の高さも披露しました。
ヤマハの電動トライアルバイク「TY-E」とは
ヤマハの電動トライアルバイク「TY-E」は、ヤマハの“Evolving R&D(エボルビング R&D)”活動から生まれた先行的な開発車両です。
“Evolving R&D”活動は、研究開発統括部にて行われる業務時間の5%を利用し、個人の裁量のもと、イノベーション創出のために従来の枠にとらわれない自発的・自律的な活動ができる機会を提供する活動です。
この活動の中で、EV開発の課題である「コンポーネントの高出力小型軽量化」「意のままに操れる運転のし易さ」を克服すべく、競技用トライアルモデルに着目し、開発に取り組んだとのことです。
ヤマハの電動トライアルバイク「TY-E」の主な特徴
1)力強い低速トルクと伸びやかな加速を両立し高い走破性を実現する高回転型の小型高出力モーターの搭載
2)極低速から高速域まで優れたレスポンス、パワーフィーリングを実現するモーター制御技術
3)優れたトラクション性能を実現する電動モーターと最適化されたフライホイール、瞬発力とコントロール性を確保するメカニカルクラッチなどを搭載したパワーユニット
4)新設計した小型高出力電池パックなどの高出力・小型軽量のコンポーネント
5)最適な剛性と電池格納スペースを確保しながら軽量化を突き詰めたCFRPモノコックフレーム
6)ダイナミックなライダーアクションを妨げない限界まで突き詰めたスリムなスタイリング