基本コンセプトは踏襲しながらよりワイルドに進化

タンクからシートのラインは従来型同様ですが、顔つきはまるで別物です。
ドイツのケルンから最新の撮り下ろし画像とともにお届けする緊急レポート、続いてはヤマハ編です。トップバッターは世界中で大絶賛された「MTワールド」の立役者、MT-09です。トレーサーやXSRと、バリエーションモデルが続々登場する中、いよいよMT本体も進化の時を迎えたわけです。
スリッパークラッチ、クイックシフターなど装備が大幅に充実!

新型でまず目を引くのが、独特の個性に磨きをかけたフロントマスク。待望のアイテムでもあったLEDヘッドライトを採用、ライトユニットのデザインは兄貴分のMT-10にも通じる「ファミリーフェイス」を構築しています。
エンジンや車体の基本構成は従来型のものを踏襲しますが、先にXSR900に採用されたスリッパークラッチがMTでも標準となり、加えてクイックシフターを新採用。今度はこちらが装備面で
兄弟車たちを一歩リードすることになりました。
あと、走りを楽しむオーナーの間でカスタムも流行っていたフロントサスペンションも、圧側調整機構の追加されたタイプにグレードアップ。言うなれば新型MT-09は「欲しいものが全て揃った」モデルに進化したわけです。

いさぎよく切り落とされたショートテールが印象的。ナンバーステーはリアフェンダーと一体に。
欧州はもとより、日本でも大ヒット中のモデルだけに、この新型もいち早い導入を望みたいところです。現段階ではプレスリリースのみで主要諸元はまだ未発表ですが、本誌の次号・12月号では詳細情報も合わせてお届けしますので、MTファンの皆様、ご期待ください!
2017 Yamaha MT-09
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