モトクロスの国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)」が、10月3日から5日にかけて開催中。Off1.jpでは会場となるアメリカ・インディアナ州にあるアイアンマン・レースウェイで現地取材を行い、速報をお届けする

画像1: MXoN2025現地速報vol.1 チームジャパンは和やかな雰囲気でスタート

ゲートピック抽選会、日本代表は23番

画像: ゲートピック抽選会、日本代表は23番

大会1日目は予選前日ということで、車検や音量測定、プレスカンファレンスやスタート練習、パレードなどが行われた。中でも重要となるのが、ゲートピックの抽選会だ。予選のスターティンググリッドを選ぶ順番はくじ引きで決まる。国名と番号、それぞれが記された紙が入ったカプセル2つを開封していくため、どの国がいつ呼ばれるのかは開封してみないとわからない。今年は何番になるのか各国が緊張感を持って見守った。日本はカプセルが最後の2つになるまで呼ばれず、残すところ3番と23番の2択となったが、結果23番に決定した。

今回の会場となるアイアンマン・レースウェイはスタートから1コーナーにかけてイン側が狭くなる特徴もあり、中央やアウト側などからスタートしても前に出られる可能性がある。つまり、スタート位置によって有利不利があまりないコースということで、全37カ国中23番は決して悪くない順番と言える。

なお、昨年の王者であるオーストラリアは7番。開催国であり、強豪が揃うアメリカは運に恵まれず、後ろから3番目の35番となった。スタート位置による有利不利が少ないとはいえ、35番目となると選択肢が少なく、グリッド選びの厳しさは残る。この状況からアメリカはどう前に出てくるのか、注目が集まる。

MXoNの特別仕様マシン・ウエア

画像: MXoNの特別仕様マシン・ウエア

日本代表のマシンやウエアはMXoN仕様となっている。

3人ともにヘルメット・ウエア・ブーツは日の丸をモチーフにした赤と白のデザインを着用する。
また、大倉車は下田と同じヨシムラのマフラーを装備。そこに貼られたステッカーはドラゴンボール仕様。

スタート練習

午後には20分間のスタート練習が行われた。スタートゲート前にメッシュスタートが4台ほど設置され、各ライダーが順番に入れ替わりながら練習を重ねる。回数が増えるにつれ土を被ったメッシュが滑りやすくなり、後輪を滑らせ苦戦するライダーも多く見られたが、日本代表は安定感のあるスタートを重ねていた。

画像: スタート練習

なお、午前中には3人でコースの下見をし、スターティンググリッドも入念にチェックしていた。

街を一部貸し切って開催、大熱狂のチームパレード

画像: 街を一部貸し切って開催、大熱狂のチームパレード

MXoN恒例のチームパレードは、インディアナポリスの街中を一部閉鎖して行われた。最近はコース内を一周することが多かったため、ここまで規模の大きいパレードは久しぶりだという。

道路沿いに集まった観客たちのテンションは、パレードが始まる前から最高潮に達し、自国開催ということもありアメリカを応援する人々のUSAコールが響き渡った。日本代表が通る際には「Let’s Go JO!!」コールも飛び交い、その注目度の高さがうかがえた。

明日はついに予選。MXoNは予選上位1〜19位までが決勝に進出し、20〜32位はB決勝、33−37位は予選敗退というルールである。昨年は同ポイントで惜しくもB決勝進出となったため、その悔しさをここで晴らしたいところだ。

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