新たな走りの世界を広げるスポーティなフットワークをプラス!

RSのカフェレーサーテイストを演出している「主役」は、前後17インチのキャストホイールとゴールドフィニッシュの前後サス。ボリューム感あるタイヤと足回りをアクセントにして、かなり勇ましく見える。跨がっても、少し硬めに感じるタックの入ってないシートや低めのハンドルなどが、乗り手のスポーツ心を刺激する。

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ちょっと飛ばし気味でも、よく踏ん張る接地感

このシリーズのコンセプトで柱になっているもののひとつに「気負わず使いこなせる等身大の性能」というのがある。RSは言わばスポーツバージョンだが、その「柱」は先代からずっと変わっていない。

ホイールはEXの18から17インチへと小径化され、タイヤも太い。ハンドリングに関しては大きな仕様変更だ。だが、だからといって不自然に強い舵角は付かない。峠道で腰をずらし、ハンドルにしがみつこうが、リーンウィズでダラリと走ろうが、クセは一切感じない。少しだけ旋回性が強くなり、ごく自然なハンドリングを維持している。ホンダはこういうセッティングがスゴく上手い。
 

スペック的にはフレームを前下がり、尻上がりとすることでキャスターを立てたりしている。これで応答性の良さを稼いでいるのだろう。サスのバネもいくらか強めものがチョイスされていて、奥までストロークすると、EXより強い反発力を発揮するようなタイプだ。だから、ちょっと飛ばし気味で走った場合、EXに比べればコシの強い、よく踏ん張る接地感になる。しかし、極低速域から高荷重を掛けないクルージング状態などでの乗り心地は非常にいい。EXと同等の快適さ、とまではいかないが、しっとりとしていて、上質な衝撃吸収力。スポーティな走りに対する適応力が強い。

画像: ちょっと飛ばし気味でも、よく踏ん張る接地感

肩肘張らずに乗れる、等身大のスタンダードスポーツ

ただ、本格的なスポーツモデルほど高速度域に対応していないし、深いリーンアングルも持っていない。でも「許容範囲」内で走っていれば挙動は穏やか。また、ブレーキは兄弟の中でもっともタフで、酷使に強く、ABS作動寸前での制御も容易だ。

そしてこのRSは、EXとはスペック的には全く変わらないのだが、エンジンに「細工」がある。RSはFIの制御プログラムで5000回転あたりからパワーの立ち上がり方を急激にしてあり、7000回転過ぎでの伸び感も強調してある。これも、扱い手が感じるスポーツマインドの演出だ。

表現が難しいが、パワーが立ち上がるポイントよりも低い回転域でのレスポンスタッチがEXほどダイレクトではない。それでパワーバンドが際立ち、元気なフィーリングを造っているが、計測すればトルクは同じだという。全回転域でダイレクトな方が素直にも思えるが、確かにスポーティな印象だ。

RSは肩肘張らずに乗れる、等身大のスタンダードスポーツ。それにこのルックスと、ちょっと楽しめる走りのスパイスを魅力にしている。

主要諸元
全長×全幅×全高 2180×800×1100㎜
ホイールベース 1485㎜
最低地上高 130㎜
シート高 785㎜
車両重量 252㎏
エンジン形式 空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 1140㏄
ボア×ストローク 73.5×67.2㎜
圧縮比 9.5
最高出力 90PS/7500rpm
最大トルク 9.3㎏-m/5500rpm
燃料供給方式 PGM-FI
燃料タンク容量 16ℓ
キャスター角/トレール 26度/99㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式(前・後) φ310㎜ダブルディスク・ディスク
タイヤサイズ(前・後) 120/70ZR17・180/55ZR17

画像: ボリューム感のある新デザインのフランジレスタンクの採用で顔つきも一変。ホーンの搭載位置にまで開発チームはこだわり、クランプの形状変更まで行ったというこだわりぶりだ。

ボリューム感のある新デザインのフランジレスタンクの採用で顔つきも一変。ホーンの搭載位置にまで開発チームはこだわり、クランプの形状変更まで行ったというこだわりぶりだ。

画像: ドンと張り出した左右2本出しのメッキマフラーが目立つリアビュー。エンジンやタンクと比較して、シート回りが意外なほどスリムなことが分かる。

ドンと張り出した左右2本出しのメッキマフラーが目立つリアビュー。エンジンやタンクと比較して、シート回りが意外なほどスリムなことが分かる。

画像: タンクやサイドカバーなどスタイリングはCB1100EXと基本的に変わらないRSだが、17インチと小径化され同時にキャストに変更された前後ホイールとやや前傾したディメンションによって、意外なほどに印象が異なって見える。

タンクやサイドカバーなどスタイリングはCB1100EXと基本的に変わらないRSだが、17インチと小径化され同時にキャストに変更された前後ホイールとやや前傾したディメンションによって、意外なほどに印象が異なって見える。

注目ポイント

画像: 空冷直4エンジンは、CB1300の水冷直4の腰下をベースに開発された従来モデルのCB1100と基本的に同じものだが吸排気系をリファイン。クラッチレバーの操作を軽くしシフトダウン時の後輪のホッピングを抑えるアシスト&スリッパークラッチも新採用。

空冷直4エンジンは、CB1300の水冷直4の腰下をベースに開発された従来モデルのCB1100と基本的に同じものだが吸排気系をリファイン。クラッチレバーの操作を軽くしシフトダウン時の後輪のホッピングを抑えるアシスト&スリッパークラッチも新採用。

画像: CB1100RSのスイングアームは、軽量なアルミ製。ツインショックのリアダンパーユニットは、リザーバータンク付の分離加圧式倒立ダンパーが装着される。

CB1100RSのスイングアームは、軽量なアルミ製。ツインショックのリアダンパーユニットは、リザーバータンク付の分離加圧式倒立ダンパーが装着される。

画像: 前後ホイール径はEXの18インチに対してRSは17インチ。フロントフォークはショーワ製のSDBVで、ボトムケースはラジアルマウントキャリパー装着のためRS専用の2ピース構造を採用。

前後ホイール径はEXの18インチに対してRSは17インチ。フロントフォークはショーワ製のSDBVで、ボトムケースはラジアルマウントキャリパー装着のためRS専用の2ピース構造を採用。

画像: ピギーバック式のリアショックはショーワ製。CB1300SFなどと同タイプの外観で、下部にはダイヤル式の伸び側調整機構が備わる。

ピギーバック式のリアショックはショーワ製。CB1300SFなどと同タイプの外観で、下部にはダイヤル式の伸び側調整機構が備わる。

画像: 中央に多機能液晶パネルを配置したアナログ2連メーターは従来モデルから受け継ぐ。インジケーター部にメッキ仕上げのカバーを追加、メーターケースは黒い塗装仕上げ。

中央に多機能液晶パネルを配置したアナログ2連メーターは従来モデルから受け継ぐ。インジケーター部にメッキ仕上げのカバーを追加、メーターケースは黒い塗装仕上げ。

画像: ハンドメイド風の仕上がりが美しい、フランジレスタンクはEXと同じ形状だが、RSは水転写デカールによるグラフィックを追加。クリアコート仕上げの際にデカールの段差をなくす工夫が施されている。

ハンドメイド風の仕上がりが美しい、フランジレスタンクはEXと同じ形状だが、RSは水転写デカールによるグラフィックを追加。クリアコート仕上げの際にデカールの段差をなくす工夫が施されている。

画像: EXと同様のクッションの厚いデザインだが、RSでは見た目にを軽快にするために前後タテ基調のワディングが施された表皮に変更。

EXと同様のクッションの厚いデザインだが、RSでは見た目にを軽快にするために前後タテ基調のワディングが施された表皮に変更。

画像: このRSには「Eパッケージ」は設定されず、グリップヒーターとETC車載器は標準装備となる。グリップヒーターは温度を5段階に調整可能だ。

このRSには「Eパッケージ」は設定されず、グリップヒーターとETC車載器は標準装備となる。グリップヒーターは温度を5段階に調整可能だ。

RIDING POSITION(身長:176㎝ 体重:68㎏)

シート自体が硬く感じるからかもしれないが、微妙な感覚の違いでEXよりシート高は高く感じる。低めのハンドルだが、上体を少しだけ低く構えた感覚は昔のカスタムカフェっぽく、今のSSに通じるようなガチガチのホールド感などを求めたものではない。

画像1: RIDING  POSITION(身長:176㎝ 体重:68㎏)
画像2: RIDING  POSITION(身長:176㎝ 体重:68㎏)

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