公道での楽しさを優先して進化!

ダンロップの「α-13」はスーパースポーツモデルや、スーパーネイキッドユーザーの指名買い対象になっている大人気タイヤ。峠道が楽しくなる軽快でシャープなハンドリングとサーキットランでも充分なドライグリップを併せ持ち、発売から4年近く経った現在でも、スポーツタイヤとしてのポテンシャルは依然としてトップレベルにある。

今回紹介する「α-14」は製品名が示唆しているようにα13の後継モデル。ただし、プロダクションレース対応の「α13-SP」は「α14-SP」とはならず、そのまま継続販売される。つまりサーキットでのパフォーマンスは「α13-SP」に任せ、公道での楽しさを優先して進化させたのが「α-14」ということだ。

画像: 公道での楽しさを優先して進化!

特出しているのは衝撃吸収性の良さ!

ダンロップ主催の試乗会に同じモデルが2台ずつ用意され、それぞれに「α-13」と「α-14」を装着して筑波サーキット(コース2000)と、筑波山のタイトな峠道、サーキットから筑波山までの市街地という3ステージで乗り換えながら走るスケジュールになっていたのも、その自信の現れだろう。

サーキットではMT−09、グラディウス400、YZF−R1の3車種に試乗したが、「α-14」は車両メーカー指定空気圧で、「α-13」は若干低めの設定とされていた。どちらもオートバイのカテゴリーに対する相性の良し悪しはまったく感じられず、OEMタイヤだと言われても素直に納得できるフィーリングだが、「α-14」で特出しているのが衝撃吸収性の高さ。路面の荒れた部分をフルバンクに近い状態で通過しても車体が揺すられる量が少なく、ラインの乱れが最小限で済む。対して「α-13」は若干ソリッドな感触で、荒れた路面を通過する際の車体の動きをあらかじめ予想していないと不安を感じることがある。サーキットで感じた最も大きな違いはこれだ。

絶対的なグリップも上がっているそうだが、従来モデルでも充分過ぎるグリップを持っているので、その差は感じ取りにくい。それよりもブレーキングを終えてバンクさせていく際の初期旋回が強く、バンクさせるタイミングが少し遅れてもフロントからグイグイ曲がって想定ラインを外しにくいことが印象的。「α-13」よりフロントのプロファイルが尖っていることや、バンクしているときのタイヤ剛性が高められたことが効いているのだろう。グリップ限界を超えたときの過渡特性も穏やかで、サーキットライディングを安心して楽しめる。

画像: ヤマハのフラッグシップモデルであるYZF-R1でも試乗し体感した。走行中はグリップの不足を感じるよりも、初期旋回の強さの方が、より印象的だった。

ヤマハのフラッグシップモデルであるYZF-R1でも試乗し体感した。走行中はグリップの不足を感じるよりも、初期旋回の強さの方が、より印象的だった。

画像1: 特出しているのは衝撃吸収性の良さ!
画像2: 特出しているのは衝撃吸収性の良さ!

公道で実感する乗り心地の良さ!

ただ、僕がサーキットでのパフォーマンス向上以上に評価したいのは公道での乗り心地の良さ。市街地と峠道はGSX−R1000に試乗したが、手首から肩までに伝わってくる衝撃とリアの突き上げが減り、スーパースポーツモデルの硬質さが影を潜めて優しい乗り心地になる。その違いは前後サスペンションのイニシャルを抜いてダンピングも弱めてあるのではないかと疑ったほどだ。

峠道では「α-14」の初期旋回力と接地感の高さ、衝撃吸収性の良さという3つの要素が効果的に現れる。意図的な操作をしなくてもフロントからスッと向きが変わり、バンク中にギャップを通過した時の安定感も高く、前後タイヤのグリップ状態も感じ取りやすいので、突然スリップダウンするような不安感がない。

それでいてライフも向上しているというから、スポーツ性と快適性、経済性のバランスは言うことなし。サーキット指向タイヤのデリケートさに馴染めないライダー、ツーリングタイヤのスポーツ性能に物足りなさを感じていたライダーに強く推奨する。

画像: スズキGSX-R1000に従来モデルの a-13と、新作の a-14を装着し比較試乗。ストリートからワインディングまでを走った。

スズキGSX-R1000に従来モデルの a-13と、新作の a-14を装着し比較試乗。ストリートからワインディングまでを走った。

DUNLOP SPORTMAX α-14 サイズ表

ビッグバイクから250ccクラスまで、幅広いスポーツモデルに対応。従来モデルと比較して、グリップ性能が大幅にアップしているほか、ライフ性能も向上。一般路での性能を維持しながらサーキット走行性能も進化を果たしている。

画像1: DUNLOP SPORTMAX α-14 サイズ表

SPORTMAX α-14 Z
 
FRONT
130/70ZR16MC(61W)
110/70ZR17MC(54W)
120/60ZR17MC(55W)
120/70ZR17MC(58W)
110/80ZR18MC(58W)
 
REAR
150/60ZR17MC(66W)
150/70ZR17MC(69W)
160/60ZR17MC(69W)
170/60ZR17MC(72W)
180/55ZR17MC(73W)
190/50ZR17MC(73W)
190/55ZR17MC(75W)
200/55ZR17MC(78W)
150/70ZR18MC(70W)
160/60ZR18MC(70W)
 
SPORTMAX α-14 H

FRONT
110/70R17MC 54H
120/60R17MC 55H
120/70R17MC 58H
 
REAR
140/60R17MC 63H
140/70R17MC 66H
150/60R17MC 66H
160/60R17MC 69H
140/60R18MC 64H
150/60R18MC 67H

画像2: DUNLOP SPORTMAX α-14 サイズ表
画像3: DUNLOP SPORTMAX α-14 サイズ表
画像: 試乗会場には、YZF-R1、GSX-R1000などのリッタースーパースポーツから、MT-09、グラディウス、CBR400R、YZF-R25などなど、様々なカテゴリーのモデルが用意されていた。

試乗会場には、YZF-R1、GSX-R1000などのリッタースーパースポーツから、MT-09、グラディウス、CBR400R、YZF-R25などなど、様々なカテゴリーのモデルが用意されていた。

撮影/柴田直行

問い合わせ先

ダンロップ タイヤお客様相談室
☎.0120-39-2788(開設時間:月〜金 9:00〜12:00、※祝祭日は除く)

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