2009年にフルモデルチェンジを果たし、110ccのエンジンを搭載し、それまでのプレスフレームからパイプフレームに外装というスタイルに生まれ変わったスーパーカブ110シリーズ。ここでは発売から13年が経ち、進化したカスタムの形をお届けしよう。

七色のレッグシールドで見た目も気分もアゲアゲに!!

スーパーカブのアイデンティティでもあるレッグシールド。そのレッグシールドはある程度の柔軟性があり、ちょっとやそっとでは割れることがなく使い勝手がいい反面、塗装には向かず、不可能と思われてきたが、スーパーカブと同じくカスタムシーンも進化しており、ついにレッグシールドをキャンパスとし、オリジナルペイントを施したマシンが登場。

ペイントをおこなったのは千葉県にある216motoring。グラデーションに見えるように何色も何色も調色し、マスキングしては塗装、マスキングしては塗装を繰り返し、手間と時間をかけたペイントは他とは被らないオンリーワンなスーパーカブ110に仕上がった。カスタムパーツを装着するカスタムもいいが、このマシンのように車体を活かしたカスタムも面白い。

スーパーカブにエアサス!? 自由自在に車高の調整が可能に!! 

前後にエアサスを組み込んだことで着地スタイルとなった2台。エアサス以外にも上のマシンはフレークがふんだんに入れられたゴールドにオールペイントされ、ワイヤースポークホイール、カービングが入れられたレザーシートと車体側のカスタムも完璧!!

純正のグリーンのもう一台はレッグシールド、サイドカバーにラッピングを施し痛車仕様となっていた。2台共にタイヤにフェンダーが被るほど低くなっており、実際の走行時には車高がアップ。コンプレッサーも一昔前に比べるとかなり小型になり装着にも困らない(ゴールドの車体は左後ろ、痛車はメインフレーム上に装着)。

ビッグスクーターブームの時は多くの車両がエアサスを組んでいたが、まさかスーパーカブにエアサスを組んでしまうツワモノが出てくるとは驚きだ。

豊富な純正色+オリジナルカラーで遊ぶ

スーパーカブといえばグリーンかブルー、というイメージがあるかもしれないが、現在発売されるスーパーカブ110では5色がラインアップ。その他にもくまモンや天気の子、ストリート、60周年記念車などの限定モデルや過去の車両を含めると10色近いラインアップとなっている。

カスタムする際もカスタムパーツを車体色と合わせることで一体感がアップし、ユーザーの個性が表現しやすくなっている。外装がパーツになったことで、ペイントが容易になり自身で好きなカラーリングにペイントしたり、ショップでオールペイントすることで更に目立たせることも可能。その他にも当初はブルーの車体を購入したが、色違いの純正外装を用意することでイエローの車体にするなんてことも可能。

クロスカブ110、スーパーカブ110プロのカスタムも面白い!!

2013年に登場したクロスカブ。この時はスーパーカブの兄弟者ということでレッグシールドが採用されていたりしたが、2018年のフルモデルチェンジで現在と同じ外装で登場となった。スーパーカブよりも車高が高く、アクティブなイメージのクロスカブは年を重ねるごとに人気となり、一時期スーパーカブよりクロスカブを選ぶユーザーが多かったほど。

そのクロスカブでもカスタムは人気でその見た目に合わせてアップマフラーを装着してオフロード仕様にしたり、あえてロード・ストリート仕様など様々。最近ではキャリア類を装備して荷物満載のアドベンチャー仕様なんてのも人気となっている。

忘れてはいけないのがスーパーカブ、クロスカブの影に隠れて人気なカブプロ。ビジネスシーンに合わせて発売されたカブプロはスーパーカブとクロスカブを合わせたような見た目で、頑丈なキャリアを装備し前後ホイールが14インチと足つきがよく、女性ユーザーにもおすすめな1台。

スーパーカブやクロスカブの外装が流用できたり、カスタムパーツも使用できたりするので、いじり方次第ではビジネスイメージを振り払い、かっこよくすることもできる。

レポート:山ノ井敦司

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