YZF-Rシリーズの一員として、YZF-R125と同様に注目されているのがインド生産のYZF-R15。排気量アップが生む余裕と伸びやかな車体の組み合わせは、日本の道にもピッタリのはず。モーターサイクルショー2023で展示された期待の1台をじっくり見てみよう。
まとめ:オートバイ編集部

ヤマハ「YZF-R15」の特徴

画像: YAMAHA YZF-R15 総排気量:155cc エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ単気筒 シート高:815mm 車両重量:141kg 発売時期・価格は未定 ※諸元はインド仕様

YAMAHA YZF-R15

総排気量:155cc
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ単気筒
シート高:815mm
車両重量:141kg

発売時期・価格は未定
※諸元はインド仕様

排気量アップ分の余裕がパフォーマンスに活きる

125ccクラスにヤマハのYZF-R125が投入されると聞いて、YZF-R15は? と思った人も多いのではないだろうか。ヤマハはR125とともに、R15の国内導入も発表。魅力的な選択肢がさらに広がることとなった。

先にインド向けとして発表されていたこのR15だが、基本的にはR125とシャシー関係は共通。エンジンは可変バルブタイミング機構・VVAを搭載する155ccとなるが、サイズはほぼ同じだ。

ちなみにインド仕様のパワーは18.4PS、乾燥重量141kg。R125より余裕が増していることは確実で、その分扱いやすさも増していることに期待したい。インド仕様にはクイックシフターを標準装備する上級グレードの「R15M」が存在するが、今回国内で公開されたのはスタンダードのみ。R15Mの登場にも期待したいところだ。

ヤマハ「YZF-R15」各部装備・ディテール解説

画像: 今回公開された車両はスタンダードの「レーシングブルー」。インドではほかにも「メタリックレッド」と「ダークナイト」がラインアップされる。

今回公開された車両はスタンダードの「レーシングブルー」。インドではほかにも「メタリックレッド」と「ダークナイト」がラインアップされる。

画像: 車体やボディサイズはR125とほぼ同じ。250ccクラスより軽量・コンパクトなので、軽快なフットワークも期待できそうだ。

車体やボディサイズはR125とほぼ同じ。250ccクラスより軽量・コンパクトなので、軽快なフットワークも期待できそうだ。

画像: R125用ユニットのボアを6mm拡大した155ccエンジン。トラクションコントロールやアシスト&スリッパークラッチも備える。

R125用ユニットのボアを6mm拡大した155ccエンジン。トラクションコントロールやアシスト&スリッパークラッチも備える。

画像: フロントの足まわりの装備はR125と共通となっており、Φ37mm倒立フォーク、Φ282mmディスク、BYBRE製キャリパーを標準装備する。

フロントの足まわりの装備はR125と共通となっており、Φ37mm倒立フォーク、Φ282mmディスク、BYBRE製キャリパーを標準装備する。

画像: アルミ製スイングアームに細身なスポークを採用する軽量ホイールなどはR125と共通の仕様。装着タイヤはIRCのロードウィナー。

アルミ製スイングアームに細身なスポークを採用する軽量ホイールなどはR125と共通の仕様。装着タイヤはIRCのロードウィナー。

画像: YZF-Rシリーズの象徴でもあるM字ダクトにマウントされるプロジェクターLEDヘッドライト。R7以降採用されている、Rシリーズの「顔」だ。

YZF-Rシリーズの象徴でもあるM字ダクトにマウントされるプロジェクターLEDヘッドライト。R7以降採用されている、Rシリーズの「顔」だ。

画像: 軽量化のための肉抜きが施されたトップブリッジがレーシーなイメージを強調。ハンドル位置は想像より低くなく、前傾はさほどきつくない。

軽量化のための肉抜きが施されたトップブリッジがレーシーなイメージを強調。ハンドル位置は想像より低くなく、前傾はさほどきつくない。

画像: 液晶デジタルメーターはモノクロタイプ。インド仕様では専用アプリ「Yコネクトアップ」を介したスマホ連携も可能だが、国内仕様はいかに。

液晶デジタルメーターはモノクロタイプ。インド仕様では専用アプリ「Yコネクトアップ」を介したスマホ連携も可能だが、国内仕様はいかに。

画像: ホールド性の高い、広い座面のシートだが、意外に肉厚でロングランも苦にならないタイプ。タンデムシートは小ぶりなものを装着。

ホールド性の高い、広い座面のシートだが、意外に肉厚でロングランも苦にならないタイプ。タンデムシートは小ぶりなものを装着。

画像: ウイング状テールカウル、縦型LEDテールランプはYZF-Rシリーズのデザイントレンドを汲んだデザイン。ウインカーは電球タイプ。

ウイング状テールカウル、縦型LEDテールランプはYZF-Rシリーズのデザイントレンドを汲んだデザイン。ウインカーは電球タイプ。

ヤマハ「YZF-R15」主なスペック

※諸元はインド仕様

全長×全幅×全高1990×725×1135mm
ホイールベース1325mm
最低地上高170mm
シート高815mm
車両重量141kg
エンジン形式水冷4ストOHC4バルブ単気筒
総排気量155cc
ボア×ストローク58.0×58.7mm
圧縮比11.6
最高出力18.4PS/10000rpm
最大トルク1.4kgf・m/7500rpm
燃料供給方式FI
燃料タンク容量11L
変速機形式6速リターン
ブレーキ形式(前・後)Φ282mmディスク・Φ220mmディスク
タイヤサイズ(前・後)100/80-17・140/70R17

まとめ:オートバイ編集部

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