2023年3月24日から26日の3日間、東京ビッグサイトにて「第50回 東京モーターサイクルショー」が開催された。この記事では、ハイエンドな高機能パーツを開発販売するアクティブが立ち上げた新ブランド「153ガレージ」について紹介する。
文・写真:山口銀次郎
画像: あえて高性能ではなく、そこそこの機能で車両の雰囲気にあったパーツを! ACTIVEの新ブランド「153ガレージ」とは?【東京モーターサイクルショー2023 レポート】

デモ車を見て漏れ出す「カッコイイ」の声が答え

ブースにて撮影していると、訪れる方が次々と素直で溢れ出るかのようなトーンで「カッコイイ〜」と。このブランドの狙いどころにフォーカスがあっている証拠だろう、ファインダー越しにもニヤついてしまった。
新たなブランド「153ガレージ」について、アクティブ・企画/広報部の松田弘樹氏に伺ってみた。

──153ガレージとは?

「153ガレージの153とは、アクティブ本社前の国道153線から由来しています。今までのアクティブ製品からエッセンスを変えています。アクティブといえば、機能美や機能優先の高機能パーツを追いかけ開発販売を行ってまいりましたが、各車両メーカーから販売されるネオクラシックモデルに合わせ、『そそこそこ走れば良いじゃん』『その代わりデザインも入れて』『乗って楽しいものにしようよ』と、それらをパーツで表現出来ないかなと思って立ち上げたブランドです」

──ネオクラシックモデルのカスタムの方向性は?

「第一弾として、GB350Sをベースにネオクラシックの雰囲気をそのままに、カフェレーサー仕様にしようとパーツを開発しました」

画像: デモ車を見て漏れ出す「カッコイイ」の声が答え

今までのアクティブではあり得ないパーツ

──ベースモデルの素性を熟知しているのが見てとれました。

「カフェレーサーの雰囲気を出すために、シングルシートカバーを製作しました。こちらは、ノーマルのシートにボルトオンで取り付け可能な仕組みになっているので、機能性高めるという観点では今までのアクティブでは立ち上がらなかったパーツになりますね。ですが、このスタイルを造り上げるには必要な部品となります」

画像: バックステップは、一体感が得られる1ポジション設定で、あえてマルチポジションを採用していない。シンプルなデザインだが機能美に凄みを感じさせる。

バックステップは、一体感が得られる1ポジション設定で、あえてマルチポジションを採用していない。シンプルなデザインだが機能美に凄みを感じさせる。

画像: ハンドルポストを持たない硬派な印象を与えるアルミ削り出しのトップブリッジと、セパレートハンドルの組み合わせの「セパレートハンドル&トップブリッジキット」。

ハンドルポストを持たない硬派な印象を与えるアルミ削り出しのトップブリッジと、セパレートハンドルの組み合わせの「セパレートハンドル&トップブリッジキット」。

シンプルなモデファイにプラス、高いクオリティ

──ひと目でカスタムされていると認識できるのに、主張しすぎていませんね。

「今までは、ひとつのパーツでもいくつもの機能を持つ、例えばバックステップではステップバーのポジション変更が可能なマルチポジョン機能があるのですが、153ガレージパーツでは1ポジションでシンプルな仕上がりになっています」

──シンプルですが効果絶大ですね!

「ブランドロゴも雰囲気のあるモノにしており、フェンダーやショックなども従来からあるモノをモデファイして装着しています」

画像: ゲイルスピード製キャリパーとホイールも、ネオクラシックの雰囲気にアジャストさせる。

ゲイルスピード製キャリパーとホイールも、ネオクラシックの雰囲気にアジャストさせる。

絶大な効果が見込めるパーツも投入!

──カスタムしたパートを目立たせたいというのが心情というものでは……?

「違和感なくカフェレーサーに仕上げるためには、高性能パーツのゲイルスピード製ホイールも雰囲気に合ったデザインとカラーをチョイスしています。第一弾はGB350Sでしたが、第二弾としてZ650RSも同コンセプトで用意しました」

国道153号線沿線に佇むバックヤードガレージから、どんなネオクラシックカスタムが誕生するのか、今後の展開も楽しみでならない。

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