細部の処理と社外のパーツにも工夫を巡らせる

オーナー・小倉さんが2005年型K5を購入後、翌2006年のヨシムラ8耐車(渡辺 篤/加賀山就臣/青木宣篤)の仕様で仕立てたというGSX-R1000。作業はブライトロジックで行われていると聞けば、一気にこの形になったか……と思いそうだが、小倉さんはブレーキまわりから手を付け、その後、排気系や足まわりへと、カスタム化を何年もかけて徐々に進めていったとのこと。もちろん、そんな進め方もカスタムの楽しみだと、カスタムファンなら誰もが理解しているはずだ。作業を行った箇所ひとつひとつの変化を知っていく。そうした楽しみにも、GSX-Rシリーズは向いていると思える。

画像: 細部の処理と社外のパーツにも工夫を巡らせる

そのような経過を経て車体がひと通り仕上がって、最後の仕上げとして外装を換装してこの姿になった。ただ、仕上げでの苦労点はいくつかあって、ひとつはカウル。せっかくのレプリカ、穴を開けたくないからとウインカー等の処理を工夫した。フロントはカウルサイド前端(JOMOロゴの前の縁の部分)に超薄型タイプを貼り付けるようにマウントし、リヤはナンバーホルダーサイドマウントタイプを使うことでスマートに解決している。

もうひとつはヨシムラマフラー。入手を考えたときには現役から少し時間が経ち、販売終了品となっていた。何とか手に入れたい……と考えた末にオークションウォッチなど行い、この1本をやっと見つけたという。これで当初の予定をコンプリートすることができるに至った。

仕上がりは見ての通りのストレートなレプリカ。走ってもよし、見てもよし。GSX-Rというモデルの醍醐味は存分に楽しまれているようだ。

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Detailed Description 詳細説明

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カラーリングは'06年ヨシムラ8耐車をライダーネームや#12Tのゼッケンも合わせて再現している。ミラーはカウル内側のステー部からマジカルレーシング・レーサーレプリカミラーを出し、左右マスターシリンダーはともにブレンボ・ラジアルビレットに換装される。

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耐久レーススタイルのキャップを持ち、左右にヨシムラ文字のレリーフが浮き出る燃料タンクは、その通りにヨシムラ製アルミ(耐久タイプ)だ。

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シートカウルはフロントカウルとともにクレバーウルフ製耐久カウルでドライカーボン製。ナンバーホルダー横にコンパクトなウインカーが収まる。

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エンジンおよびアルミツインスパーのフレームはノーマル。左右にブライトロジック・カーボンガードを装着する。スライダーも加えた。

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フロントフォークはGSX-R1000K5純正でインナースプリングをオーリンズに変更。フロントフェンダーもカウリング同様にカーボンだ。フロントブレーキはブレンボ・CNC P4 30/34キャリパー+サンスター・プレミアムレーシングディスクの組み合わせ。

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リヤショックはオーリンズでK5純正のスイングアームにはスタンドフックを追加。リヤブレーキはブレンボCNC P2 34キャリパー+サンスター・プレミアムレーシングディスク。ホイールはマグネシウム合金鍛造のMAGTAN JB3で3.50-17/6.00-17サイズを履く。

取材協力:ブライトロジック

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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