2021年春にリニューアルされたSUZUKI Hayabusa向けのアフターマーケットホイールに、新たなチョイスが加わった。マジカルレーシングが正規輸入販売する南アフリカ発、BST製社ラビッドテックがそれ。長年に渡って積み上げたカーボン製品に関わるノウハウがフィードバックされた同品の詳細と、日本国内ではカーボン/FRP製品のトップブランドとして知られるマジカルの、豊富なハヤブサ向け製品ラインナップを合わせて紹介しよう。
※本企画はHeritage&Legends 2022年12月号に掲載されたものです。

カーボンホイールは今や主力チューニングパーツだ

マジカルレーシングの創業は1978年と、現在のアフターマーケットパーツメーカーの中でも屈指の老舗。起業当初はFRP製外装の製造販売が中心だったが、カスタムシーンでカーボンパーツが着目された’90年代には他に先駆け数多くの車種向けを開発して、トップメーカーに躍り出た。

そんな同社の手で2009年に日本国内に紹介されたのが、南アフリカ・BST(Black Stone TeKの略)製カーボンホイール。そんなBSTによる現在のスポーツバイク向け主力製品が、ここに紹介の『ラビッドテック』だ。同品のアフターマーケット向けの発売は2019年に遡り、すでにそれ以前の2017年にはドゥカティ1299スーパーレッジェーラにも同デザインのホイールが純正採用されるなど実績も十分。そして今秋にはいよいよ、冒頭の現行ハヤブサ用もマジカルレーシングが国内販売をスタートしたのだ。

画像: カーボンホイールは今や主力チューニングパーツだ

注目はなんといってもフロント:2.75㎏/リヤ:3.2㎏(ともに参考値)という軽量性。デバイスによる制御が進んだ現代のバイクでは、かつてのように動力系チューニングによるハイパワー化カスタムは難しい。一方で、バネ下軽量化による運動性向上はもちろん、車体全体の軽量化(パワーウェイトレシオ低減)にも資するカーボンホイールは、今や重要なチューニングパーツになっている。

ハヤブサ用サイズは純正ホイール同等のF:3.50-17/R:6.00-17。気になるプライスはF:25万8500円、R:34万1000円。別売品となるスプロケットキャリアは2万7500円だ。ハヤブサのパフォーマンスをもう一歩、ブラッシュアップしたい向きは、後述のマジカル製カーボンパーツ群と合わせての活用こそが理想への近道になるだろう。

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ドゥカティやMVアグスタも純正採用した信頼の高品質!

画像1: ドゥカティやMVアグスタも純正採用した信頼の高品質!

BST RAPID TEK
サイズ:F:3.50-17・R:6.00-17 
セット価格 :62万7000円[単体価格:F:25万8500円/R:34万1000円]
スプロケットキャリア(別売):2万7500円

ラピッドテック・カーボンホイールは、2017年にドゥカティの1299スーパーレッジェーラ用として純正納入されたのを皮切りに、最新ではスーパーレッジェーラV4やストリートファイターV4 SPにも採用。MVアグスタも2019年モデルのブルターレ1000セリエ・オロやF4クラウディオに純正装着するなど、すでに多くの実績を残したモデル。アフターマーケットでも、その2019年から本格展開がスタートしている、信頼のカーボンホイールなのだ。

画像2: ドゥカティやMVアグスタも純正採用した信頼の高品質!
画像3: ドゥカティやMVアグスタも純正採用した信頼の高品質!
画像4: ドゥカティやMVアグスタも純正採用した信頼の高品質!

ラピッドテックの細部を見る。ホイール本体はスポーク部まで、ドライカーボンによる中空モノコック構造で、リヤはハブダンパー部までが一体成形。アタッチメント類はアルミビレットでブラックアルマイトが施される。同品は均質で作られる他のカーボンホイールと違い、重量の大半がハブ部に集中(リム部は超軽量だ)。結果、ハンドリングに影響するジャイロ効果も起き難いことも特長。JWL規格適合品で車検に対応。製品はマジカルでシリアルナンバーが管理され、同社扱い品は2年間の製品保証が受けられる。

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機能とドレスアップ性が見事に融合した老舗マジカルのストリート・ボディワーク

こちらはマジカルレーシングが、ストリート・ボディワークとして一挙にリリースしたHayabusa向けパーツ群。手堅くまとめられた、人気定番のカーボントリムスクリーンや前後フェンダーなどはもちろん、積極的な新気導入でフレームやブレーキまわりの熱溜まりを解消する新作フレームガードやキャリパーダクトにも注目したい。すべてを揃えてカーボン・パッケージを奢るもよし、気になるパーツからチョイスするもよし。ライダーのニーズに応えるカーボンパーツの充実のラインナップこそが、老舗カーボン/FRPメーカーが織りなす真骨頂といえる。

フレームガード[平織りカーボン:5万9400円/綾織りカーボン:6万500円]画像1: 超軽量&最新! ハヤブサ・オーナーは BSTカーボンホイール RAPID TEKに注目!【Heritage&Legends】

画像: 機能とドレスアップ性が見事に融合した老舗マジカルのストリート・ボディワーク

ヒールガード[平織りカーボン:2万3100円/綾織りカーボン:2万4200円]画像2: 超軽量&最新! ハヤブサ・オーナーは BSTカーボンホイール RAPID TEKに注目!【Heritage&Legends】

キャリパークーリングダクト[FRP:3万3000円/平織りカーボン:4万4000円/綾織りカーボン:4万5100円]
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フロントフェンダー[FRP:3万800円/平織りカーボン:3万9600円/綾織りカーボン:4万700円]
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メーターカバー[平織りカーボン:2万4200円/綾織りカーボン:2万5300円]
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カーボントリムスクリーン
平織りカーボン[クリア]:3万6300円/平織りカーボン[スモーク]:3万7400円/平織りカーボン[スーパーコート]:5万600円
綾織りカーボン[クリア]:3万7400円/綾織りカーボン[スモーク]:3万8500円/綾織りカーン[スーパーコート]:5万1700円
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フェンダーレスキット[FRP:2万900円/平織りカーボン:2万5300円/綾織りカーボン:2万6400円]
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タンクエンド(中空モノコック構造)[FRP:1万7600円・平織りカーボン:2万8600円・綾織りカーボン:2万9700円]
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タンクトップカバー[FRP:4万5100円・平織りカーボン:6万3800円・綾織りカーボン:6万4900円]
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タンクサイドカバー[FRP:4万2900円・平織りカーボン:6万2700円・綾織りカーボン:6万3800円]
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カウルインナーパネル[平織りカーボン:6万3800円・綾織りカーボン:6万4900円]
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アンダーカウル[FRP:7万2600円・平織りカーボン:10万3400円・綾織りカーボン:10万4500円]
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スイングアームカバー[FRP:3万5200円・平織りカーボン:5万2800円・綾織りカーボン:5万3900円]
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リアフェンダー(ノーマルスイングアーム用)[FRP:3万1900円・平織りカーボン:4万2900円・綾織りカーボン:4万4000円]
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リアフェンダー(マジカルスイングアーム用)[FRP:3万1900円・平織りカーボン:4万2900円・綾織りカーボン:4万4000円]
画像15: 超軽量&最新! ハヤブサ・オーナーは BSTカーボンホイール RAPID TEKに注目!【Heritage&Legends】

取材協力:マジカルレーシング

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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