文：太田安治／写真：南 孝幸／モデル：平嶋夏海
フィフティシックスデザイン「ウエスト&ボディ コーデュラバッグ」テスト&レポート
56design WAIST & BODY CORDURA BAG
カラー：ブラック／ブラック・ブラウン／ブラック・レッド／ブラック
税込価格：1万6500円
「身の回りの小物入れ」に留まらない大容量ウエストバッグ
ウエストバッグは常に身体と接していることから安定性と防犯性が高い。加えて荷物を出し入れする際にバックパックのようにウエストベルトやチェストベルトを外して背中から降ろす必要がなく、くるりと前側に回すだけで素早くアクセスできること、バッグを身体の後ろ側に回してオートバイのシートに載せておけば重さが気にならないこともメリット。
ただ、基本的には身の回りの小物入れだから容量は少なめ。そこでライダーの利便性を高める方向で作られたのが56デザインオリジナルのウエスト&ボディバッグだ。
素材は頑丈で柔軟性に優れたポリエステルで、オートバイのシートに載る底面部分は耐久性とファッション性に配慮して牛革を使用。大きさは縦29cm×横35cm×厚さ12cm。B5版の月刊『オートバイ』を10冊入れてもまだ余裕があり、レインウエアや防寒インナー、ノートPCも無理なく収まる。一泊ツーリングならこのバッグ一つでも対応できそうだ。また、ベルトの調整幅を広く取ってあるのでワンショルダーのボディバッグにもなる。
大型ポケット2個とベルクロ開閉の小型ポケットを装備しているから料金所やコンビニなどで財布やカードを使うときもスマート。小型ポケットにはスマホも収納可能だ。
オートバイから離れることが多いツーリングだけではなく、通勤通学にも適した仕上がりになっている。
幅広のウエストベルト部に大画面スマホが収まるポケットを装備。カード類やコインも素早く取り出せる。
開口部がガバッと開き、大きな荷物も出し入れしやすい。ファスナーのタブが2個あるのも実用的だ。
ワンショルダーバッグ的な使い方もOK。写真のように前に回せば荷物の出し入れもスムーズに行える。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
大きさや機能には満足。ただし、ライディング用としては防水性を高めて欲しい。形状的にレインカバーの装着は難しそうだから、バッグ内側に防水ブーティーを入れ、ファスナーも止水タイプになれば…。
文：太田安治／写真：南 孝幸／モデル：平嶋夏海
