前回の第二世代「カタナ」に続き試乗したのは2021年にフルモデルチェンジして登場したスズキのネイキッドスポーツ「GSX-S1000」。カタナのベースとなったモデルですが、見た目さらに強烈そう、なんて思っていましたが、街乗りで感じたのは意外に……?

まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

画像1: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

現行モデルのGSX-S1000が登場したのは2021年の春頃。

その強烈なスタイルに驚かされた方も多いのではないでしょうか? かくいう私(石神)もちょうど入社したての頃で、なんじゃこりゃあ⁉ かっけぇぇぇ! なんて衝撃を受けました。

登場してから1年以上が経過し、街中やツーリング先でも見かける機会も増えましたよね。

画像2: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

前回は第2世代にアップデートされた新型「カタナ」に乗ったわけですが、そのカタナを返却しに行った際、この「GSX-S1000」に乗ることを勧められました。

理由は、カタナがこのGSX-S1000をベースとしてモデルだから。基盤が同じ故に乗り比べてみると面白いとのこと。

そんなわけで、今回個人的に注目しているのは新型「カタナ」との違いです。

でも初めネタバレしてしまうと、スタイリングはもちろんなのですが、走りがまるで別物のように感じたのでその辺りをお話しできればと思います。

で、まず実車を前にして改めて思ったことなんですが、

画像3: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

顔ちっさ!!!

モデルさんみた~い

……冗談はさておき、ヘッドライト周りは写真でみるよりもずっとコンパクトな印象。

画像4: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

もちろんコンパクトなだけでなく縦3灯のヘッドライトとシャープなデザインは唯一無二の存在感を放ちます。

……ここだけ眺めていると斬新過ぎてバイクじゃない何かに見えてくるのは自分だけでしょうか?

またシュラウド、タンク周りのカウルデザインもエッジの効いたフォルムで、ラジエーター横にはなんとウィングレットまで装備しています。

画像5: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

正直、私(石神)もこのスタイリングに心を射抜かれた民。それも推しのカタナと1、2位を争うレベルで。

ずっと眺めていたいほどカッコいいバイクですが、乗らなければ意味がないので跨ります。

バーハンドルはやや低く設定されているため、カタナに比べライディングポジションは若干前傾気味。

画像6: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

でも、姿勢がキツい等の感覚は全くなく、全体的にゆとりもあるように感じます。

基本は標準的なネイキッドバイク……と思っていいのかな?

でも何より大きく感じたのは足つき。カタナに比べ10ミリシート高が下がっている上、足が下ろしやすい形状なので足つきの不安は少ないです。

画像7: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

この前のカタナはシートが角ばった形状だったし、GSX-R1000Rは前傾がきつくて踵が浮いてしまったので、地に足がちゃんとついている感覚があるのは本当にありがたい……。

まぁ、カタナやGSX-R1000Rはパフォーマンスやデザインが勝っていたので、不便さなんてまったく気にはならないバイクだったんですけどね。

ところでGSX-S1000ですが、走り出すと、見た目の鋭さに対してマイルドな印象……?

画像8: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

嘘です、やっぱ150馬力のモンスターだ!

そりゃそうだ、基本はスーパースポーツであるGSX-R1000のメカニズムを継承してるんですからバケモノじゃないわけがない。

スロットル開けはじめは優しく感じましたが、ちょっと油断するとドカン、です。

画像9: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

ただ、ハンドルが低くなっているせいか、カタナに比べ自分から身体を伏せにいく必要がないので、加速Gを受け止めやすい印象。

そのため、カタナに乗った時ほど、急に上半身が置いて行かれるようなスロットルのシビアさは感じられず、やはり力強さというより、優しさ・扱いやすさが目立つ印象。

画像10: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

実際、前回乗った第二世代カタナは、電子制御を活かしてS1000に比べダイナミックに設定されているんだとか。なので市街地において、カタナの時はモードセレクトSDMSをBに設定することで走りやすくなったけれど、GSX-S1000はAモードでも気疲れすることはなかったように思います。

もちろんBモードが市街地で無類の安心を提供してくれるのには変わりありませんが……

また、クイックシフターも搭載しているので、クラッチを握るタイミングが減り、街乗りでもストレスが溜まりにくく快適。

画像11: まさに理想のネイキッドバイク! 斬新フォルムが目を引く『GSX-S1000』

重量が200キロあるので引き起こしや取り回しの際にすこし重さを感じるのは仕方ありませんが、走り出してしまえば重さはパワーが解決してくれるので、数値以上に軽く感じます。

そして、アップハンドルを活かしたハンドリングの良さも魅力的で、セパレートハンドルのスーパースポーツみたい。フロントからグイっと切れていくような印象はないけれど、オフロード車のように自分から積極的に操作していく必要もないので、ものすごく自然な乗り味に感じました。

(下に続きます)

正直、その斬新なスタイリングから、街中でももっと強烈なフィーリングのバイクなのかなぁ、なんて予想していたのですが、そんな予想に反してエンジンは思いのほか扱いやすく、ハンドリングは軽快。その上足つきも良いと文句なしの印象。

でもその扱いやすさ故に、ちょっとした街角でもやる気に火が着いてしまいそうになるほどGSX-S1000は市街地で乗りやすいバイクでした。

やっぱりパワーは強烈ですけどね!

でも、まさに私が思い描く、都会で光るネイキッドバイクって感じ。

でも、こんなんで峠に行ったらどうなっちゃうの⁉

To be continued……

NEXT▶▶▶峠での『GSX-S1000』に軽く引いたんですけど……

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