日本が誇る二輪車メーカー4社は世界各地で高い評価を得ている。そして日本市場では正規販売されていない機種が海外では数多く展開されてもいる。この連載では、そんな知る人ぞ知るモデルをフィーチャー。今回はインドで登場した4台の限定車をまとめて紹介!
文:小松信夫

一挙4機種! 「モンスターエナジー」バージョンの現地モデル

秋になってMotoGPもシーズン終盤、ポイントランキングトップには昨年もチャンピオンを獲得したモンスターエナジーカラーのヤマハYZR-M1を駆るファビオ・クアルタラロ選手が、連覇を目指して戦っております。

画像: ヤマハYZF-R25 モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

ヤマハYZF-R25 モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

ヤマハは割と国内でもMotoGPマシンのレプリカカラーモデルを限定で出すんですよね。現在ヤマハのMotoGPチームが採用してる「モンスターエナジー」カラーのモデルが、「YZF-R25」ベースで出てるよな〜と思ったけど、実は最後に国内向けにモンエナR25が出たのは2019年のことだった。

画像: ヤマハYZF-R25 ABS WGP 60th アニバーサリー

ヤマハYZF-R25 ABS WGP 60th アニバーサリー

今年、久々にレプリカカラーのR25出たけど、ヤマハの60〜70年代のレーサーを想わせるWGP参戦60周年カラーだったもんね。

画像: ヤマハ シグナスX モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

ヤマハ シグナスX モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

R25ベースだけじゃなく125ccスクーター「シグナスX」ベースのモンエナカラーモデルも何度か出ましたね、これも街で見かけることがありますね。こちらが最後に出たのは2020年秋のことでしたっけ。次は「シグナス・グリファス」ベースで出てくるのかなぁ。

と、このように、日本では出たり出なかったりしてるヤマハのMotoGPレプリカカラーモデルですが。なんだかんだいって人気あるので、世界中で出てますよね。中でもオートバイが日本とは桁が違うレベルで爆売れしてる東南アジアではこれがもう大人気でねぇ。

画像: ヤマハYZF-R15M モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

ヤマハYZF-R15M モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

中でも特に巨大な二輪車市場であるインドでは、新しくモンエナカラーのモデルが8月に出たばっかりなんですけども。これが何と、一気に4車種のモンエナバージョンが発売されたというんだから、その人気ぶりが分かろうってもんです。

筆頭モデルは、もちろん東南アジアでは大人気の150ccスーパースポーツ「YZF-R15M」のモンエナバージョン。ヘッドライトが目立たないフロントマスクは、日本でも売ってるR25よりむしろM1っぽいので、そこがインドの青少年の心を揺さぶるのかなぁ。

画像: ヤマハMT-15 V2.0 モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

ヤマハMT-15 V2.0 モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

そしてそのR15をベースに、ヤマハのネイキッド「MT」シリーズの東南アジア向けモデルとして開発された「MT-15 version2.0」にもモンエナカラーを組み合わせます。ネイキッドモデルのレプリカカラーモデルってあんまり記憶にないなぁ、だから結構新鮮な感覚かもしれない。

画像: ヤマハ エアロックス155 モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

ヤマハ エアロックス155 モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

そして、スクーターも2モデルが用意されるんですね。最新スペックの可変バルブ機構・VVAを組み込こまれた155cc水冷単気筒エンジンによる活発な走り、モンエナカラーがよく似合うスポーティなルックスが特徴の「エアロックス155」。コレはいいね、日本でも結構欲しがる人がいそう。

画像: ヤマハ シグナスRAY ZR125Fi モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

ヤマハ シグナスRAY ZR125Fi モンスターエナジーヤマハMotoGPエディション

そしてもう1台は、もう少し実用性寄りの性格のモデル、以前この連載で「インドに存在する第三のシグナス」って紹介した「シグナスRAY ZR125Fi」も、モンエナカラーになってます。

スポーティさはそれほどでもなく、エンジンも空冷の125ccだけど、車重が99kgと軽くて軽快そうだから案外使い勝手良さそう。価格的にもこの4台の中ではもっともリーズナブルで、一番台数的には売れるんだろうなぁ。リリースとかに目標販売台数とか書かれてないけど、多分台数を聞くとびっくりするんだろうな。現在の日本の二輪市場の感覚からするとさ。

文:小松信夫

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