メグロK3の宣伝に使われた実物をカワサキが寄贈!

画像: 2020 MEGURO K3

2020 MEGURO K3

2022年5月28日、栃木県・那須烏山市の「山あげ会館」にて、歴史に残るイベントが開催されました。なんと、カワサキモータースが、メグロK3のプロモ―ション用に制作された、一品ものの大看板を那須烏山市に寄贈。それをモニュメントとして同会館に常設展示されることになり、除幕式が行われたのです。

画像: 那須烏山市 川俣純子市長

那須烏山市 川俣純子市長

たて3m、よこ4mという特大サイズのこの看板は、メグロK3のプロモーション用に手作りで制作されたもので、K3発表後は兵庫県の「カワサキワールド」などにも展示されていましたが、その役目を終えたいま、こうして「ふるさと」に帰ってきたわけです。ちなみに、那須烏山市はメグロK3のPVのロケ地でもあり、カワサキが由緒あるメグロブランドと、その歴史を紡いできた那須烏山市をいかに大切にしているかがうかがえます。

日本が誇る由緒あるプレミアムブランド「メグロ」とは

画像: 1937 MEGURO Z97

1937 MEGURO Z97

1924年に創業して以来、大排気量・高品質のスポーツモデル専業メーカーとして名を馳せたメグロ(目黒製作所)。創業当時は東京・目黒区(現在の不動前駅近く)に本拠地がありましたが、1944年に、太平洋戦争の戦災を避け、栃木県那須郡烏山町(現在の那須烏山市)に移転しました。

画像: 1962 MEGURO K2

1962 MEGURO K2

メグロの烏山工場は地元に多大な雇用をもたらし、市民の3分の1が関与する、市の基幹産業へと成長。地元では「お嫁に行くならメグロの社員」とまで言われ、実際当時の烏山工場の社員さんは非常に羽振りが良かったそうです。

やがてメグロは1964年にはカワサキに吸収され、ブランドは消滅しましたが、那須烏山市は「メグロのふるさと」として知られ、現在もメグロの元下請けの会社や、元社員が設立した会社が残っていて、メグロの面影が残る街として愛好家の間で親しまれており、2021年11月には「第一回 メグロキャノンボール」というイベントも開催されました。

大看板設置を祝ってメグロの名車が大集結!

画像: 大看板設置を祝ってメグロの名車が大集結!

そんなメグロの大看板設置を祝して、当日は全国のメグロオーナーが集結。希少なメグロ車だけで20台以上、W1やW3など、他のビンテージモデルも加えると80台以上ものバイクが「山あげ会館」に集結。記念すべき日を祝いに駆けつけてくれました。

画像: 1952 MEGURO Z3

1952 MEGURO Z3

画像: 1954 MEGURO Z5

1954 MEGURO Z5

画像: 1954 MEGURO JUNIOR S2

1954 MEGURO JUNIOR S2

ツーリングの新名所を目指し活動もスタート

画像: ツーリングの新名所を目指し活動もスタート

そんなモニュメントが設置された「メグロの聖地」那須烏山市では、旧車ファンのみならず、たくさんのライダーが訪れ、親しめるようなツーリングの新名所を目指して、現在、様々な取り組みを検討しています。

近くには全国初の「バイク神社」としても有名な安住神社があり、その安住神社と那須烏山市を結ぶ県道64号線は自然を楽しみながら走れる快走ルート。那須烏山市観光協会では「(県道64号線を)メグロ街道と名付けたい」と意欲を見せていますし、同じ栃木県の那須郡那賀川町にはメグロファンの集う「BATOWL Cafe」もあります。ほかにも、メグロ車の展示やメグロの歴史を紹介する資料館の提案もあり、今後の展開が非常に楽しみです。

ちなみに、都心から那須烏山市は片道150kmちょっと。ちょっと頑張れば、日帰りツーリングの圏内でもあります。ライダーが集う「メグロの聖地」として進化を始めたばかりの那須烏山市の今後が楽しみですね!

写真:南 孝幸

モニュメント展示場「山あげ会館」はこちら

〒321-0628 栃木県那須烏山市金井2丁目5-26 TEL:0287-84-1977
営業:9時~16時 毎週火曜日定休

画像: モニュメント展示場「山あげ会館」はこちら

メグロK3 製品紹介ページ

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