スウェーデンの人気2EVメーカーであるCAKE(ケーキ)が、非常に興味深いティーザー的な投稿を同社のInstagramに載せています。その写真と文章を見る限りでは、CAKEは新たにE-バイクの分野に進出することを匂わせているのですが・・・!?
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事は「ロレンス」で2022年4月12日に公開されたものを転載しています。

これはどう見ても、E-バイクのフレーム・・・ですかね?

スカンジナビアン的な、スタイリッシュなミニマルデザインの2EVをリリースするメーカーとして高く評価されているCAKEですが、これまで同社が扱ってきたのは電動オフロード車の「カルク」、電動ユーティリティ車の「オサ」、そして電動コミューターの「マッカ」という、いわゆる電動バイクのカテゴリーに属する製品でした。

そんなワケで、4月9日に同社のインスタグラムにポストされた写真と文章は、大きな反響を呼ぶことになりました。そこに映るのはフレームの一部のクロースアップ・・・その形状からすると、これはどう見ても自転車フレームの一部(トップチューブおよびダウンチューブ)としか思えません。

Instagram

www.instagram.com

製品ラインが拡大し、間もなく発売準備が始まります。
新しいバイクたちは新しいユーザー基盤に向けて開発され、CAKEの使命をサポートします:ゼロエミッション社会への旅を加速させ、感動と責任を両立させる。
この上なく心を躍らせています。ご期待ください。

E-バイクだとしたら・・・どの地域向けの製品になるのか興味深いです

周知のとおり、近年世界的に市場が拡大しているE-バイクですが、E-バイクに関する規制などの法は欧州圏(EU)、米国、中国、日本etc. ・・・それぞれの地域で異なった内容で施行されています。またE-バイクにはペデレック(電動アシスト車)があったり、ペダルなしのフル電動タイプがあったりとその形態も様々です。

CAKE本拠地のスウェーデンに近い欧州市場メインなら、250Wモーター・25km/h制限のなかに収まるE-バイクになるでしょうし、輸出先として魅力的な米国向けならばEUの約3倍の電力、約2倍のスピードを発揮するE-バイクを作ることも可能です(米国のE-バイク規制は州によって異なります)。

CAKEはEU向け、米国向け・・・の2仕様を作るのかもしれませんが、今のところはすべて憶測に過ぎません。CAKEからの新たなインフォメーションを待つしかありませんね・・・。

画像: CAKEの公道走行可の電動オフロード車「カルク&」は1万4,500ドル≒181万8,900円。CAKEがE-バイクを作るとしたら、きっと既存のCAKE製2EV同様にクリーンかつミニマルなスタイリングが与えられるのでしょう。 ridecake.com

CAKEの公道走行可の電動オフロード車「カルク&」は1万4,500ドル≒181万8,900円。CAKEがE-バイクを作るとしたら、きっと既存のCAKE製2EV同様にクリーンかつミニマルなスタイリングが与えられるのでしょう。

ridecake.com

既存のCAKE製2EVよりも安価で扱いが簡単なE-バイクとして仕上げ、同社の電動モビリティのエントリーモデルとして位置付けするのか? それとも高級路線で、スポーツ性を前面に出したE-バイクを用意するのか・・・? 現時点では、本当にCAKEがE-バイク市場に進出するかどうかも定かではないので、アレコレ考えても仕方ないのかもしれませんが(苦笑)、個人的にはCAKE製E-バイクの登場を大いに期待したいです!

文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)

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